ＲＢＣアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

何か物事を始める時、
その最初の瞬間というのは
どことなく
ピリッとした緊張感が漂っていて
居住いを正すような
新鮮な気持ちになりますよね。

その一生懸命で、誠実な姿は
高い波長のエネルギーとなって
周囲の人にまで
良い影響を与えるものです。

昨日、実家の神社の
業務関連のことで
これから代表を務める弟が
ミスをしてしまい、
徹底的に叱った出来事がありました。

昨日も、ブログで書きましたが
相手を心から叱ることは
相当なエネルギーを使いますし、
逆に言えば
心から相手を愛していないと
徹底的に叱れないものです。

弟を叱ることに関しては
いつも通りと言えば、
いつも通りなのですが
では、何故、
叱る側の僕が代表を務めずに
わざわざ叱る労力を使ってまで
弟をサポートするのか・・・。

これには、２つ、理由があります。

先ず、僕には
僕が歩むべき道があります。

中途採用で
琉球放送に内定を頂いた時、
神社神職としてではなく、
放送局のアナウンサーとして、
そして、霊的世界の通訳として、
沖縄で生活することを決心して
永住するつもりで
沖縄にやってきました。

それに、神社神職という
専門職ではなくとも
その大自然と人の間を取り持つ
ナカトリモチとしての「心」は
神社の神職であろうが、
アナウンサーの仕事であろうが、
霊能者のお役目であろうが、
全て同じである・・・という気持ちで
日々の生活を送っています。

人には、人それぞれの
人生がありますから
やはり、自分が望むべき道を進むのが
一番の道です。

そして、もう１つの理由は、
実家の神社を継ぐ弟が、
心の底から、
神職向きだと思うからです。

本人は、昔から大自然が好きで
神社が大好きで、
とにかく、
「神社は自分が継ぎたい」と
心から願っていました。

現実問題として
それまで神社の代表であった
父が亡くなったため
僕と弟のどちらかが
その跡を継がなければいけない・・・
となった時、
真っ先に手を挙げたのは弟。

神社神職は、
皆さんが、ご想像される通り、
色々な方のお手本となるべき
存在でもあるので
純粋で清らかな気持ちと、
真面目さ、誠実さがないと
誰からも信用されません。

そして、その神社の代表ともなれば
神社に集って下さる方々に
少しでも気持ち良く
過ごして頂ける聖地を守るべく
一生懸命に、祭祀や
その他のお勤めを
こなさなければなりません。

その直向きで誠実な
高い波長のエネルギーに共感し、
同じような
清らかな心をお持ちの方々が
集まって下さるのが
本来の神社の姿です。

弟には、その、
真面目さや、一生懸命を
当たり前のようにやっていく
才能があります。

その誠実さに惹かれて、
たとえ、本人が、
まだ駆け出しの頼りない
代表だとしても
それを自ら進んでサポートして下さる
心ある方々が
大勢、いらっしゃるのです。

そのような方々の気持ちを
無駄にしないためにも
僕は、１人、心を鬼にして
徹底的に弟の足りない部分を
叱り続ける日々ですが
弟の「誠実」という才能には
感服するばかり。

そのことについて
電話で友人と話していたら、
「誠意のある人には、
　必ず周りにサポートしてくれる人が
　つくものだよ。」と
教えてくれましたが
本当に、その通り。

誠実さ、真面目さ、一生懸命さ
という才能は
誰もが持てそうで、
なかなか持てない
素晴らしい才能なのです。

それを兼ね備えている弟は、
これから
色々な人や出来事に鍛えられながら
しっかりと
神社の代表としての器を
身に付けていくことでしょう。

さて、今日から仕事始め。

年末年始、慌ただしかった神社も
新体制で
気持ちの良いスタートです。

誠実、真面目、一生懸命。

当たり前のようでいて
なかなか実践できない
これらの心構えを
今年の仕事始めから
また意識して
それぞれのお仕事に邁進されると
いいかも知れませんね。


＊注＊
　このブログのメッセージ欄を通して、
　または会社（RBC）の電話を通しての
　霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
　一切受け付けておりませんので、
　どうぞ、ご了承下さい。


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