RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2007年03月26日

人が人を呼ぶ。

僕の土曜日の朝は、いつも4時に起きて
家を出るのが4時40分。
辺りは、まだ真っ暗です。

いつもはモノレール通勤ですが、
この時間は、タクシーを利用しています。

このタクシーに乗っている時間が、発見の連続で面白いんですチョキ

僕が利用しているタクシー会社では、
ちょうど午前5時で夜勤が明けて勤務交代になるので
僕は、いつも最後のお客になることが多いんです。

だから、運転手の皆さんの表情も
「長い勤務時間を乗り切って、ようやく終わりだぁ~!」という、
どことなく穏やかで
ホッとした安堵感に包まれている場合がほとんど。

そして、本当に皆さん、知識と経験が豊富で
お話の引き出しを沢山持っておられますピース

先日も、いつものようにタクシーを利用して会社に向っている途中、
運転手さんと色々ゆんたくしていたら
とても良いお話が聞けましたチョキ

その運転手さん、
無線連絡を受けて、お客さんが待っている場所まで向っていると
そういう時に限って、それまでパッタリだった
道路沿いでタクシー待ちをしているお客さんに
遭遇することが多いそうなんです。

無線を受けている手前、目の前にタクシー待ちの客がいても
乗せることはできないので
「申し訳ないなぁ~」と思う反面、
これは無線を受けたお客さんが呼び寄せたものだから
 今から向うお客さんが、たとえ短距離でも
 誠心誠意、目的地までお送りしよう!
」と思うそうですキラキラ 

人が人を呼ぶんですよね~

実感のこもった、その優しい言葉に
僕は心から拍手を送りたい気分でしたね!

タクシー運転手仲間の中には、
長距離や観光客だけにターゲットを絞って
短距離らしき常連客の無線連絡は受け付けない人もいるらしいのですが
そういう人に限って、売り上げは悪いそうです。

でも、その運転手さんは
「このお客さんの気持ち良い心が、次の人を呼ぶんだ・・・」と
常に謙虚に仕事をされていて
それが、見えない縁となって
次の長距離のお客さんを乗せることに繋がることが多いのを
実体験として話されていました。

いやぁ~、早朝から、こんな素敵な話を聞く事ができた僕は
本当に嬉しくてテンション高くなりましたねキラキラ 

会社に到着する頃には、すっかり心がほぐされて
運転手さんも僕も、お互い
「ありがとうございました~!また宜しくお願いしますね!」という
気持ち良い別れの挨拶ができました晴れ

早速、この話を土曜サプリの中で紹介させて頂きましたが
「人が人を呼ぶ」・・・なかなかの名言だと思いませんか?

逆に、その話を聴いた社内のスタッフの中には
「別に番組で取り上げるほどの良い話でもない」と
平然と言い放つ人もいましたけど
僕は、全ての人に理解してもらおうと思って
話しているつもりはないので、
感応して下さる人だけが、いい気持ちになってもらえれば
それで良しと思っていますふたば

よく、「人」を選んで、態度や言動をコロコロ変える人がいます。

僕は、こういった生き方をしている人を見ると
いつも「人間として下品な生き方だなぁ~」と同情さえ感じてしまいますが、
案外、こういう人たちが多いのも事実。

ちょっとでも自分の立場に有利になりそうな人物や
有名・著名と言われる人たちの数を自慢する人、
自分の遠い過去の実績を自慢する人。

まぁ、どこにでもいる、世のオヤジたちに多い傾向ですが
そういう人に限って
強い立場の人には媚を売って、弱い立場の人たちには
やたらと威張りたがる傾向にありますよね。

本心は、自分自身の心や人間力に自信がなくて
常に何かに怯えているのでしょうけど
虚勢を張れば張るほど、惨めに思えてきます。

・・・で、僕は、そういった空気を持っている人や
その予備軍になっている人とは
男女問わず、おおよそ友達には、なれませんダウン

でも、そういう人たちの今後って、
同じく損得勘定ばかりで人を選ぶような
程度の低い考え方の人しか周囲には集まってこない、
寂しい人生だと思います。
だって、人が人を呼ぶんですから。

老若男女問わず、みなさんも
「下品なオヤジ化」していませんでしょうか???

勿論、人間なので誰でも好き嫌いはあるし
付き合う仲間やグループも自然と分かれてくるものですが
謙虚に「人」対「人」で心を通わす心を持ったとき、
きっと、次に繋がる素晴らしい人や出来事との
出会いが待っているのかも知れませんね。

人が人を呼ぶ・・・。 

爽やかな朝に出会えた素敵な言葉でしたキラキラ 


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Posted by 山野本 竜規 at 09:33 │プライベート