2008年06月18日
「好き」という気持ち。
「ドリコムセミナー2008
大学・短期大学進学ガイダンス」という
イベントの中で、
これから進路を決める大勢の高校生を相手に
講演をしてきました。
講演を終えて感じたのは、やっぱり、
「好き」という気持ちは、どんなに歳を重ねても
大切にしていかなければいけないな・・・
ということです。
今回の講演では、
主にこれから大学、短大、専門学校進学を目指す高校生を中心に、
学校の進路指導の先生方や、その他の参加者に向けて
学校選びの方法や、入試の面接に必要なこと、
放送局の仕事のことなど
色々なことをお話させて頂きました。
ここ最近の講演依頼は、
僕より年上の方に向けて
お話をさせて頂くことが多かったのですが、
今回は、高校生がメイン。
僕が高校時代、
何を考え、何に迷い、どんな進路選択をしたのか、
当時の記憶を思い出しながら、
今の高校生と同じ立場になった気持ちで
話を進めていきました。
話の内容は、
いつもこのブログで書いてあることと
ほぼ変わらないものなので
敢えて詳しくは触れませんが
高校生の皆さん、
講演が終わる最後の最後まで、
本当に真剣に聞いてくれましたよ。
学校選びにしても、仕事選びにしても、
将来の夢にしても、
何が一番大切か・・・と言えば、
やっぱり、
自分自身の「好き」という気持ちだと思います。
「この学校の、ここが好きだから、この学校を選んだ。」
「この学校で、自分の好きな勉強や部活動ができそうだから、
この学校を選んだ。」
「自分が選んだ好きな学校で、
もっと好きなことを見つけて、社会に飛び出したい。」
それぞれが抱いている「好き」という気持ちを知ることで、
将来の夢も、希望も、進むべき道も
おのずと定まってくるものです。
よく自己啓発セミナーや自己啓発本の中で
「何年先の具体的な夢、目標設定をして努力し続ければ、夢は実現する!」という
フレーズがありますが、
これは、ある意味正しいことかも知れません。
だけど、僕は、、
そういった言葉には、ほとんど興味がありません。
目標を設定して
それに向かって努力する過程は、とても大切ですし、
そうすることで
日々の生活や人生に張り合いが出てくることも確かです。
でも、人は、あくまで、人。
人智を超えた
大自然のサイクルに逆らうことなんて出来ないので
どんなに目標設定をしたところで、
その夢が必ず実現するとは限らないし、
いつ、どんな人生に転がるのかも分からないものですし、
この世で生きている時間も有限です。
「何年先の目標設定を具体的にして、夢を実現する。」
フレーズ自体は、とても、かっこいい響きですし、
本当にそれをやってのけてしまう人がいることも事実ですが、
この言葉には、1つ、注意書きが必要なんです。
その注意書きとは、
「ある程度、「自分」というものを客観視して、理解している
分相応を知っている方限定に、通用する方法です。」ということ。
人生の目標設定をするのは、有効な手段ですが、
どんな人にでも通用する方法とは言えません。
むやみやたらに
言葉だけが独り歩きしている感じがしますし、
その言葉だけを妄信している人は、
どこか必死すぎて、悲壮感が漂っていて
あまり近寄りたくありません。
僕は、人生の目標設定も大切だとは思いますが、
それ以上に、
「好きだな。」と思える何かを見つけることのほうが
もっと大切なのではないかな・・・と思います。
だって、心から好きなことを追い求めて
何かを続けている人って、
別にそのような目標設定を敢えてしなくても
自然と、好きなことをやっていたり、
その道に進んでいたりするものなので
とてもイキイキと輝いています。
何より、悲壮感が漂っていません。
とても明るくて、爽やかで、おおらかなエネルギーで
満ち溢れています。
「自分は、これが、好き!」「自分の、ここが好き!」
こういった気持ちをしっかり自分で理解して
大切にして生きている人は、
その生き方が、エネルギーとして
その人の雰囲気に出ているものです。
採用試験の担当者が
しきりにつぶやくことなのですが、
よく、就職試験の面接会場でも、
オーディションでも、大勢の受験者の中から
おおよそ、パッと見ただけで
「もしかしたら、この人は合格するだろうな。」と思う人が
かなりの確率で合格していることが多い・・・と言います。
会話もせずに、相手の素性も分からないのに、
何故、そう思うのか・・・。
全て、その人の生き方が
見えないエネルギーとして体全体を覆っていて
人は無意識のうちに、
その明るいエネルギーを感じ取っているからなんです。
「華がある」「オーラがある」という表現は、
言い換えれば、
全て、こういった生き方そのものが
その人の雰囲気として表れているだけのことです。
自分自身の「好き!」が、何なのかを
よく理解している人は、
明るい華のある方が多いような気がします。
決して歯をくいしばって、般若のような顔をしてまで
必死に夢を追いかけたり、
目標設定なんてしていません。
むしろ、僕が知っている華のある人たちは、
しっかり目標は持ちつつ、苦労をしながらも、
今の、一瞬一瞬を大切にして、
なるべく明るく楽しく生きているような人が
ほとんどです。
「好き」という気持ちは、それだけ大切。
講演を終えたあと、
会場を出ようとした僕のところに
グループや個人の高校生たちが質問に来ましたが
(おっちゃん、で~じ、嬉しかったさぁ~
)
みんな、純粋な生徒さんばかりでした。
一番最後に、2人組の男子高校生が
待ち構えていましたが、
長髪でピアスをしていたり、ちょっと派手なイメージの
いかにも学校の中では、*ウーマクーな感じの雰囲気。
*ウーマクー (やんちゃ、いたずらっ子、不良っぽい。)
僕の話は、どういう訳か、
いつでも、どこでも、
こういったウーマクーたちの受けが良いようで
今回も、そのウーマクーたちが
目をランランに輝かせて話しかけてきました。
「あのさっ、さっき、自分が好きなことをやっていればいいって
言ってたけどさっ、本当に、そんなに正直に生きてていいんですか?」
僕「あぃっ、正直が一番さぁ~ねぇ~。
人に迷惑かけないような好きなことだったら、いいんじゃない?」
「そっか!じゃ、好きなこと、もっと見つけて将来のこと考えますね!」
こういった素直で純粋な高校生たちと接するたびに、
「あぁ、沖縄の未来も、明るいな・・・」と
とても温かく、清々しい気持ちになります。
今回、この講演の企画を提案して下さった
(株)日本ドリコムのスタッフの皆さんや
以前、僕の講演内容を聴いて「また、やってくれ!」と
お声掛け頂いた営業部の先輩、
そして、希望に満ち溢れた若いエネルギーを
僕にぶつけてくれた高校生の皆さん、
この場を借りて、本当に、ありがとうございました。
講演では、僕が何かの情報を
発信することが多いように思えて
実は、講演に参加して下さる皆さんから
もらえる元気なエネルギーで
僕自身が勇気づけられることが、ほとんどです。
こういった仕事ができる幸せ、
希望に満ち溢れた人たちと接することができる幸せを
しっかり感じ取りながら、
僕も日々の放送の仕事とナカトリモチのお役目を
果たしていきたいと思います。
最後に。
今回、講演に参加された進路指導や学校関係者の皆様、
僕は自分の時間が許す限り、
色々な話を通して、
純粋で素直な学生、生徒さんたちが
明るい将来の進路を決めることができるような
お手伝いをしたいと思っています。
依頼があれば、放送の業務に支障がない限り、
いつでも、どこでも伺いたいと思っていますので
どうぞ、遠慮なく、会社の電話なり、
ブログのメッセージ欄を通してでも、お声掛け下さい。
そう、こうった若い人たちの
明るい進路のお手伝いも、
僕が大好きなことの1つですから
出来る限りのことは、させて頂きたいと思っています。
僕の場合、
ワガママなくらい、好きなことを続けてきた人生ですが、
今、振り返れば、子供の頃に思い描いていた
大好きな仕事も、大好きな旅行で行った国や地域も、大好きな人たちとも、
全てご縁があって出会っていますし、
大満足しています。
こういった充実感、幸福感を得る瞬間を、
「夢が実現した」と表現する方もいらっしゃるかも知れませんが、
僕にとっては、実現しようが、しなかろうが、
どうでもいいことです。
毎日の出会いの中で、
昨日の講演会のような心が充実した仕事ができたり、
素直で純粋な人たちと触れ合ったり、
美味しいものを食べて感動したり・・・ということができたら、
それこそが、本当の幸せだと思うので、
それ以上は、何も求めません。
僕自身、「好き」という気持ちは、
これからも、ずっと、変わらず大切にしていきたいですね
主にこれから大学、短大、専門学校進学を目指す高校生を中心に、
学校の進路指導の先生方や、その他の参加者に向けて
学校選びの方法や、入試の面接に必要なこと、
放送局の仕事のことなど
色々なことをお話させて頂きました。
ここ最近の講演依頼は、
僕より年上の方に向けて
お話をさせて頂くことが多かったのですが、
今回は、高校生がメイン。
僕が高校時代、
何を考え、何に迷い、どんな進路選択をしたのか、
当時の記憶を思い出しながら、
今の高校生と同じ立場になった気持ちで
話を進めていきました。
話の内容は、
いつもこのブログで書いてあることと
ほぼ変わらないものなので
敢えて詳しくは触れませんが
高校生の皆さん、
講演が終わる最後の最後まで、
本当に真剣に聞いてくれましたよ。
学校選びにしても、仕事選びにしても、
将来の夢にしても、
何が一番大切か・・・と言えば、
やっぱり、
自分自身の「好き」という気持ちだと思います。
「この学校の、ここが好きだから、この学校を選んだ。」
「この学校で、自分の好きな勉強や部活動ができそうだから、
この学校を選んだ。」
「自分が選んだ好きな学校で、
もっと好きなことを見つけて、社会に飛び出したい。」
それぞれが抱いている「好き」という気持ちを知ることで、
将来の夢も、希望も、進むべき道も
おのずと定まってくるものです。
よく自己啓発セミナーや自己啓発本の中で
「何年先の具体的な夢、目標設定をして努力し続ければ、夢は実現する!」という
フレーズがありますが、
これは、ある意味正しいことかも知れません。
だけど、僕は、、
そういった言葉には、ほとんど興味がありません。
目標を設定して
それに向かって努力する過程は、とても大切ですし、
そうすることで
日々の生活や人生に張り合いが出てくることも確かです。
でも、人は、あくまで、人。
人智を超えた
大自然のサイクルに逆らうことなんて出来ないので
どんなに目標設定をしたところで、
その夢が必ず実現するとは限らないし、
いつ、どんな人生に転がるのかも分からないものですし、
この世で生きている時間も有限です。
「何年先の目標設定を具体的にして、夢を実現する。」
フレーズ自体は、とても、かっこいい響きですし、
本当にそれをやってのけてしまう人がいることも事実ですが、
この言葉には、1つ、注意書きが必要なんです。
その注意書きとは、
「ある程度、「自分」というものを客観視して、理解している
分相応を知っている方限定に、通用する方法です。」ということ。
人生の目標設定をするのは、有効な手段ですが、
どんな人にでも通用する方法とは言えません。
むやみやたらに
言葉だけが独り歩きしている感じがしますし、
その言葉だけを妄信している人は、
どこか必死すぎて、悲壮感が漂っていて
あまり近寄りたくありません。
僕は、人生の目標設定も大切だとは思いますが、
それ以上に、
「好きだな。」と思える何かを見つけることのほうが
もっと大切なのではないかな・・・と思います。
だって、心から好きなことを追い求めて
何かを続けている人って、
別にそのような目標設定を敢えてしなくても
自然と、好きなことをやっていたり、
その道に進んでいたりするものなので
とてもイキイキと輝いています。
何より、悲壮感が漂っていません。
とても明るくて、爽やかで、おおらかなエネルギーで
満ち溢れています。
「自分は、これが、好き!」「自分の、ここが好き!」
こういった気持ちをしっかり自分で理解して
大切にして生きている人は、
その生き方が、エネルギーとして
その人の雰囲気に出ているものです。
採用試験の担当者が
しきりにつぶやくことなのですが、
よく、就職試験の面接会場でも、
オーディションでも、大勢の受験者の中から
おおよそ、パッと見ただけで
「もしかしたら、この人は合格するだろうな。」と思う人が
かなりの確率で合格していることが多い・・・と言います。
会話もせずに、相手の素性も分からないのに、
何故、そう思うのか・・・。
全て、その人の生き方が
見えないエネルギーとして体全体を覆っていて
人は無意識のうちに、
その明るいエネルギーを感じ取っているからなんです。
「華がある」「オーラがある」という表現は、
言い換えれば、
全て、こういった生き方そのものが
その人の雰囲気として表れているだけのことです。
自分自身の「好き!」が、何なのかを
よく理解している人は、
明るい華のある方が多いような気がします。
決して歯をくいしばって、般若のような顔をしてまで
必死に夢を追いかけたり、
目標設定なんてしていません。
むしろ、僕が知っている華のある人たちは、
しっかり目標は持ちつつ、苦労をしながらも、
今の、一瞬一瞬を大切にして、
なるべく明るく楽しく生きているような人が
ほとんどです。
「好き」という気持ちは、それだけ大切。
講演を終えたあと、
会場を出ようとした僕のところに
グループや個人の高校生たちが質問に来ましたが
(おっちゃん、で~じ、嬉しかったさぁ~


みんな、純粋な生徒さんばかりでした。
一番最後に、2人組の男子高校生が
待ち構えていましたが、
長髪でピアスをしていたり、ちょっと派手なイメージの
いかにも学校の中では、*ウーマクーな感じの雰囲気。
*ウーマクー (やんちゃ、いたずらっ子、不良っぽい。)
僕の話は、どういう訳か、
いつでも、どこでも、
こういったウーマクーたちの受けが良いようで
今回も、そのウーマクーたちが
目をランランに輝かせて話しかけてきました。
「あのさっ、さっき、自分が好きなことをやっていればいいって
言ってたけどさっ、本当に、そんなに正直に生きてていいんですか?」
僕「あぃっ、正直が一番さぁ~ねぇ~。
人に迷惑かけないような好きなことだったら、いいんじゃない?」
「そっか!じゃ、好きなこと、もっと見つけて将来のこと考えますね!」
こういった素直で純粋な高校生たちと接するたびに、
「あぁ、沖縄の未来も、明るいな・・・」と
とても温かく、清々しい気持ちになります。
今回、この講演の企画を提案して下さった
(株)日本ドリコムのスタッフの皆さんや
以前、僕の講演内容を聴いて「また、やってくれ!」と
お声掛け頂いた営業部の先輩、
そして、希望に満ち溢れた若いエネルギーを
僕にぶつけてくれた高校生の皆さん、
この場を借りて、本当に、ありがとうございました。
講演では、僕が何かの情報を
発信することが多いように思えて
実は、講演に参加して下さる皆さんから
もらえる元気なエネルギーで
僕自身が勇気づけられることが、ほとんどです。
こういった仕事ができる幸せ、
希望に満ち溢れた人たちと接することができる幸せを
しっかり感じ取りながら、
僕も日々の放送の仕事とナカトリモチのお役目を
果たしていきたいと思います。
最後に。
今回、講演に参加された進路指導や学校関係者の皆様、
僕は自分の時間が許す限り、
色々な話を通して、
純粋で素直な学生、生徒さんたちが
明るい将来の進路を決めることができるような
お手伝いをしたいと思っています。
依頼があれば、放送の業務に支障がない限り、
いつでも、どこでも伺いたいと思っていますので
どうぞ、遠慮なく、会社の電話なり、
ブログのメッセージ欄を通してでも、お声掛け下さい。
そう、こうった若い人たちの
明るい進路のお手伝いも、
僕が大好きなことの1つですから
出来る限りのことは、させて頂きたいと思っています。
僕の場合、
ワガママなくらい、好きなことを続けてきた人生ですが、
今、振り返れば、子供の頃に思い描いていた
大好きな仕事も、大好きな旅行で行った国や地域も、大好きな人たちとも、
全てご縁があって出会っていますし、
大満足しています。
こういった充実感、幸福感を得る瞬間を、
「夢が実現した」と表現する方もいらっしゃるかも知れませんが、
僕にとっては、実現しようが、しなかろうが、
どうでもいいことです。
毎日の出会いの中で、
昨日の講演会のような心が充実した仕事ができたり、
素直で純粋な人たちと触れ合ったり、
美味しいものを食べて感動したり・・・ということができたら、
それこそが、本当の幸せだと思うので、
それ以上は、何も求めません。
僕自身、「好き」という気持ちは、
これからも、ずっと、変わらず大切にしていきたいですね

Posted by 山野本 竜規 at 06:17
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