ＲＢＣアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

　
　　　　（白鳥沢レイ子さん）

僕と同世代前後の方だったら、ご存知の方も
いらっしゃるかも知れません。

木工家具製作会社を舞台にした
昭和期最後の青春ラブコメディー漫画、
「ツルモク独身寮」。
（作：窪之内英策　小学館　全１１巻）

思わず、「懐かしい～！！！」と叫んでしまった
そこのあなた、僕の仲間ですっ

僕が高校生の頃、
クラスメートにこの漫画を借りて
授業中に読んでいたら
（良い子は、真似しちゃダメですよ）
あまりにも可笑しくて、
ついつい声を上げて笑ってしまい
先生にバレて、こっぴどく怒られた記憶がある位、
当時は、よく笑わせてもらった漫画です。

内容は、東京郊外にある
ツルモク家具で働く社員たちが住む
ツルモク独身寮で繰り広げられる
笑いあり、涙ありの人間模様を描いた
作品なのですが、
僕は、その中で登場する、
「白鳥沢レイ子」が特に、お気に入り。

・・・というより、この漫画では、
この人の名前しか思い出せないくらい
強烈なキャラクターでした。

　

いつも使う名言は、
「そんなあなたに、フォーリンっラブっ！！！」。
（↑イケメンを見ると、すぐに「恋に落ちちゃいました！」と強引に詰め寄る。）

どこかの財閥の一人娘で、大金持ち。
わがままで、恐ろしいくらい勝ち気。
スタイル抜群、顔は、ご覧の通り人間離れしているのですが、
自分を世界一美人だと思っていて
自分が好きな獲物（イケメン）は、絶対に逃さない・・・という
彼女が登場するシーンだけ
純粋な青春物語から、
コメディーに作風が変ってしまうほど
恐ろしい！？存在です。

白鳥沢レイ子は、
決して、作品の主人公ではないし、
むしろ、脇役のサブキャラクターなのですが
主人公の男女たちが
それぞれの想いのすれ違いに悩んでいたり、
葛藤していたりすると、
必ず現れて、恋に関するアドバイスをする・・・という
恋のキューピットのような役割も
果たしているんです。

でも、物語の最後では、
この白鳥沢レイ子にも
ハッピーエンドが待っているので
興味のある方は、古本屋さんなどで探して
ご覧になってみて下さいね！

そして、この人の名言の数々は、
今になって振り返ってみると、
結構、スピリチュアルな観点から捉えても、
的を射た言葉を発していることが多いんですよ

さて・・・。ここからが本題です。
（前置きが長くてスミマセン）

漫画の中で、白鳥沢レイ子は、
セックスに関して
「肉体関係を持つことは、愛し合う２人が行う崇高な儀式で
　恋人同士が奏でる愛のハーモニーである。」と
のたもうておりました。

まぁ、コテコテのクサイ台詞ではありますが、
これは、ある意味、正しいことですよね。

セックスの目的は、
お互いの大切な体に触れ合うことによって
魂と魂、エネルギーとエネルギーを交換しながら
融合させていく意味があります。

だから、そういう
視えないエネルギーのことを知っていれば
別にセックスレスでも、
お互いに、十分なスキンシップをとって
肌と肌を触れ合う機会を増やし、
真心からくる言葉の愛情表現ができれば、
エネルギー交換ができて、
違和感のない、
かけがえのないパートナーとして
お互いの存在を認め合えるものなんです。

実際、下半身不随になってしまい
性的機能を失ってしまったパートナーと
一生寄り添って、幸せそうに
暮らしている方もいらっしゃいます。

一度、そういったご夫婦が
霊視相談に来られたことがありますが
奥さんが車いす生活で、旦那さんが
それをサポートする側でした。

とても明るく、気さくなご夫婦で
旦那さん自ら、
「セックスはできませんが、男は自家発電できるでしょ？
　だから、性欲処理は、それで大丈夫なんです。
　その分、夜、一緒に寝る時は、しっかり抱きしめて
　肌と肌の温かさを実感し合っているんですよ。」と
爽やかにおっしゃっていました。

また、その方には
逆のパターンのご夫婦の知り合いがいるようで
「旦那さんが下半身不随で生殖機能を失っているけれど、
　奥さんの性欲の対処は、どうしているのか聞いてみたら
　旦那さん、一生懸命、手で愛撫してあげてるんだって。
　これも、本当の愛情と、優しさですよね。」と
ニコニコ笑って、おっしゃっていました。

魂と魂を融合させる、エネルギーの交換は
たとえ、セックスができなかったとしても
想い遣り、愛情があれば、
お互いの工夫、努力次第で、
いかようにも変えられる・・・、
このことを、いつか、きっと、
多くの人に伝えていこう・・・と
とても清々しい気持ちになったのを覚えています。

逆に、努力に努力を重ねて
それでも限界になり、心から、
「相性が合わない」と思えば、
無理して一緒にいよう・・・なんて思わないことです。

それでも、別れられないのは、
「１人になるのが怖い。」とか
「自立して生活費を稼ぐのが嫌。」など
心のどこかに
打算があったり、依存していたりする証拠。

魂の相性が合わない・・・と
心から実感したのであれば、
勇気を出して別れを切り出すのも、
立派な愛情表現。

そういった前向きな別れ方だったら、
次は、きっと良い恋愛、良い結婚、または
自立した道を歩く、
素晴らしい人生が待っていることでしょう。

欧米人の真似をしましょう・・・と
推奨している訳ではありませんが
日本人（特に男性）というのは、
「言わなくても、伝えなくても、分かるだろう。」という
以心伝心の間違った捉え方をして
傲慢な態度をとるような人も多く、
とにかく、こういったスキンシップ、
愛情表現が苦手な国民性と言えます。

だけど、言葉にも、行動にも、
全て、その人の魂、エネルギーが
しっかり宿ります。

面倒、照れ臭い・・・と思わずに、
適度な愛情表現、スキンシップを図ることは
これからの世代の若い人たちにとっては
心の平和を築いていくためにも、
特に必要になってくることです。

だからと言って、
いつでもベタベタ、いつでも傍にいられたら、
それこそ、鬱陶しいだけの存在になってしまいます。

欧米人や、スキンシップの多い人たちの様子を、
よ～く観察していると、
いつでもベタベタ、
チュ～チュ～やっているように思えますが
しっかりと、その、スキンシップの距離感、
心の距離感を保っているんです。

ハグする時も、特別な人と、そうでない人とでは
力の込め方、ハグする時間、顔の近づけ方、
全てにおいて、微妙に違いますし、
たとえ特別なパートナーだとしても
時と場合、雰囲気によって
しっかりと、その距離感を変えています。

これは、スキンシップが苦手な日本人にとって、
なかなか理解できないことですし、
そもそも慣れていないので
全てを真似できる訳ではありませんが、
少なくとも、その「気持ち」だけでも
理解することはできます。

「相手は、嫌がらないだろうか。」
「相手は、リラックスしているだろうか。」

・・・そんな、ちょっとした思い遣りを
持っているか、持っていないかで
セックスやスキンシップを通して
魂と魂のエネルギーの交換、融合が
できているか、
できていないかの差が出てきますし、
最初は、ぎこちなくても、
徐々にお互いの魂、エネルギーが
ゆっくり時間をかけて融合していくものです。

よく、付き合い始めたばかりの恋人同士のカップル、
または、新婚のカップルのどちらかが
「パートナーとの体の相性、
　もとい、セックスの相性が悪くて・・・」と悩んで、
相談に来られることがあります。

こういった相談って、
本当に勇気が要ることだと思います。

体の相性とは、全てとは言いませんが、
すなわち、どちらかの性欲が
強過ぎたり、淡泊だったりして
すれ違いがある状態や、
魂、エネルギー自体が合わずに
生理的に受け付けない・・・という
心の状態が
「体の相性」として、表面化しているだけです。

おおよそ、問題を抱えるのは
視えないエネルギーを敏感にキャッチしやすい
女性側になってしまいます。

これは、デリケートな問題なので
なかなか誰かに相談できるものではありませんし、
そのことで１人悩んで、
お先真っ暗状態の方も意外に多いんですよ。

でも、最初から体の相性がバッチリで
お互いが、
身も心も完全に委ねられるようなセックスなんて
なかなかないものだと思います。

これは、人付き合いと全く同じ。

最初は緊張して、
お互いの関心のある話題を探しながら
共通点を見つけ出し、
「この人とだったら、色々な話もできるな・・・。」と
少しずつ、少しずつ、
心の距離を縮めていくものです。

セックスの場合も、
相手がリラックスできる雰囲気や会話、
心を開けるような環境作りをして
徐々に、徐々に、
相手の体と魂と融合させていくものです。

だから、体の快楽を得るためだけに、
どちらかが一方的な行為をしようとしたら
やっぱり、心が興醒めしてしまいますし
セックスの最終的な目的である
魂と魂のエネルギーの融合は、できませんよね。

この体の相性の悪さで悩む方や、
同性愛者の方が、「性」自体で悩んでいる様子を
霊的知識のない霊能者やユタ、
新興宗教団体の教祖様たちは
全て、「これは、色情霊の仕業ですね。」という
一言で片付けてしまうそうです。

次には、「色情霊は、厄介だから、
定期的にお祓い、浄霊が必要です。」と
これまた根も葉もない、デタラメを言って
お金を騙し取ろうとするシステムが
しっかり出来上がっています。

また、霊能者やユタ自身の
霊的世界の知識に対する無知から
そのような発言をしてしまうケースもあり、
それだったら、
「そのことに関しては、分かりません。」と
キッパリとお断りする勇気だって必要です。

実際、同性愛で悩んでいらっしゃる方や
セックスレス、体の相性のことなど
デリケートな心の部分で悩んでおられる方は
とても繊細で、純粋な部分を持っておられる方も多く、
中には、そういった新興宗教や
霊能者、ユタまわりを繰り返す人たちもいるそうです。

色々なところをタライ回しにされた上、
どこでも必ず言われるのが
「先祖霊に悪い行いをした人がいて、そのカルマを背負っている。」とか
「色情霊に憑依されている。」とか
「前世で悪いことをしたから。」とか
半ば、脅迫めいたことを言って
「供養」という名目のお金を騙し取られてきた・・・
という経緯をお持ちの方が多かったんです。

このブログでは、そういった間違った知識を
自らの力で「何、馬鹿なこと言ってるんだ！」と
一蹴できるようになって頂くために
正しい霊的世界の知識をお伝えしています。

セックスの相性の悪さについては、
先ほど述べた通り。

同性愛は、病気でもなければ、
色情霊や先祖霊の仕業でも
どこかの宗教が説くように
この世の罪でも、何でもありません。

全ての同性愛者にあてはまることではありませんが、
そういった課題を持っている方は、
性別自体に悩んだり、
同性を愛する・・・という、この世的に見れば
大きな壁を目の前にして
それでも、
他の誰かを愛したい、優しくしたいと苦しみながら、
周囲の偏見や困難を乗り越えて
色々な愛情を学ぶ目的を持って
自らその環境を選んで生まれてきた
志の高い魂の持ち主なんです。

それに、人は、
魂のふるさとである霊界に戻れば
性別は全く関係なくなります。
（死後の世界については、こちら。）

過去世を振り返れば、
誰だって、男性を生きてきた時代もあれば
女性として生きてきた時代も、
そして、同性愛者として生きてきた時代もあるでしょう。

どの性別、環境を選んで生まれてくるのかは、
その人自身が決めて、
「その中から、色々なことを学びたい」と
強い意志、意欲を持って
この世に生れ出てくるものです。

一度、真夜中に
あるお母さんが泣きながら電話をかけてきたことがあり
「娘に色情霊が取り憑いているんです。
　さっき、同性愛という告白をされて
　付き合っている同性の女性がいるって言われてしまいました。
　絶対に、色情霊が取り憑いていますので
　霊視して下さい！」と
本人にとっては本当に失礼で迷惑な内容の話を
されてこられたことがありました。

明日は、そういった
心の悩みを抱える人を取り巻く周囲の人の現状や、
本当に色情霊の影響を受けている
悪い例えなどを、ご紹介したいと思いますね。

セックスにしても、スキンシップにしても、
その最終目的は、
他人同志であった人の心の距離を縮めて、
少しずつ融合させて、
１つの目標に向かって
お互いの魂を磨き合いながら
日々の生活を生き抜いていくため。

その愛情表現の
手段の１つだということを
忘れないで頂きたいのです。


　　　　　　（白鳥沢レイ子さん）

白鳥沢レイ子の愛の名言集、
セックスやスキンシップに悩んでいる方には
是非、お勧めです



　
＊注＊
　このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
　霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
　一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


＊「愛」に関する、過去の参考記事。

結婚。

出会いたかったら、動くべし。

命を懸ける覚悟。～恋愛編～

恋の告白の瞬間は・・・。

ストーカー論。

家族愛。