RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2007年12月19日

恋の告白の瞬間は・・・。

恋の告白の瞬間は・・・。僕の特技の1つに、元気がなかった植物たちを
元通りにしてしまう・・・というものがありますふたば

手前右の緑の観葉植物、
一時期は葉が2本だけになってしまったことが
あったのですが
今では、ご覧の通り、鮮やかな曲線を描くように
元気に自分を美しくアピールしていますよつば

特別なケアなんて何1つしていません。
適度に水をあげて、「元気になろうね~晴れ」と
話しかけていただけですピース


元気に葉を伸ばして、また僕の心を和ませてくれたらいいなぁ~と
その日が来ることを信じながら、水やりをしていたら
このように元気な姿に戻ってくれた・・・というわけです。

何かを信じるって、その先の結果云々よりも
信じていること自体が、
楽しかったり、嬉しかったり、穏やかな気持ちになれたりするものです。

信じること自体を心から楽しめたら、
結果なんて、どうでもいいような気がします。

植物の場合は、今回、偶然にも回復してくれたわけですが・・・。

僕が言っていることの意味が分からない・・・という方も
いらっしゃるかも知れませんね。

僕が普段行っている、霊視や個人セッションの中で、
何か道に迷っている人がいた場合、
「自分を信じて、一歩一歩進むしかないから、頑張って下さい」とお伝えすると
「自分を信じれば、本当に上手くいくんですか?」と
尋ねてくる人がいます。

「信じる」ということを、頭だけで考え、
人生が上手くいく手段にしようという
ご都合主義的な、
もっと言えば、損得勘定だけで生きてきた人に多いパターンです。
何かをしたら、その分、必ず見返りを期待する・・・。

何故、そのプロセスを楽しむことができないのでしょうか。

そんな損得勘定だけの人生や
自分自身のことすら信じられない人生なんて、
これほど悲しいものはありませんよね。

恋愛相談でも、このようなタイプの人が意外に多く
「相手が好きになってくれたら、好きになれる。」
「この人は運命の人ですか?でなければ、一緒にはなりたくありません。」
「私なんか、相手にしてもらえないし、告白されるのも迷惑だろうから告白できない。」
「断られるのが怖いから、告白できない。」

・・・どれも、相手のことを強く想っているようでいて、
実は、本人自身が傷付きたくないだけの甘ったれな魂の証拠です。

言葉は、もっと優しく伝えますが
心の中では、「アホかっ!!!」と突っ込みを入れたくなるほど
呆れてしまうことが、
このような恋愛相談の場合、時々あります。

僕自身、昔、自分から告白した人に、
「自分のどこが好きなの?」と聞かれたことがありますが
そんなの、理屈ではないし、頭で考えるものでもないから、
「好きだから、好きになった。ただ、それだけ。だから全部。」と伝えたことがありますラブ

だって、誰かを好きになるって、そういうことだと思うから。

恋愛を、頭で考えているようでは、
魂の成長は、そこでストップしてしまいますし、
それこそ、自分の正直な気持ちを裏切ることになります。

実は、この恋の告白の瞬間というのは、
霊的世界から見ても、魂の成長にとっては
とても意義のあることなんですよ。

相手に好きな気持ちを伝える・・・ということは、
とても勇気が要ることかも知れません。

その伝える瞬間というのは、
見栄も、恥も、欲も全て捨てて相手のことを純粋に想うものですが、
必ずしも結果オーライという訳ではありません。

でも、これも、「自分だけ」から「自分以外の他の人」を思い遣る心が芽生える
魂の成長の大きな一歩になるんです。

だから、恋愛は思う存分、楽しんで頂きたいですし、
恋愛相談に来られる方には、
そのことをいつもお伝えします。

恋が実るのも、失恋するのも、相手を傷つけるのも、傷つけられるのも、
色々な経験が、やがて、
大勢の人のことを思い遣ることができる
立派な魂になる糧になるはずですから。

では、想いが募りすぎてストーカーになってしまう人と
そうでない人の違いは、何なのでしょうか。

ストーカー被害に遭っている人の相談を受けた時、
相談者にストーカー行為をしている人を霊視してみると、
やっぱり、相手を思い遣る想像力が足りないような
幼い魂の持ち主でした。

人を好きになったら
「いつでも一緒にいたい」「今、何をしているんだろう」「すぐにでも会いたい」と
誰だって心から願うものです。

だけど、普通だったら
「相手にも相手の時間や都合がある」という
思いやり、配慮をして、会いたい気持ちや好きな気持ちと葛藤しながら
グッと我慢するものです。

ストーカー行為に及ぶ人たちは、
それぞれに色々な原因があると思うのですが
とにかく自分の気持ちしか優先できない、
配慮が欠けた人の場合が多いので
正論が全く通用しません。

ストーカーと呼ばれないようにするためには、
やっぱり、自分の気持ちを優先させる前に
相手の幸せを一番に考えるような、
思いやりや配慮を身につけるようにするしかありません。

誰かを好きになることは、とても尊いことです。

だけれども、
好きだからと言って相手の時間や自由を束縛したり、
一方的な愛情表現しかできないのであれば
それは、本当に虚しい独り相撲をとっているようなもの。

これは、恋愛だけでなく、
全ての人間関係において言えることではないでしょうか。

職場や学校でも、家族同士でも、友達付き合いでも、
相手に予想以上の期待を寄せたり、見返りを求めてしまったり。

たとえ血の繋がった家族であろうが、親友であろうが、恋人であろうが、
人には、心の中に、それぞれ
踏み込まれたくない聖域や生き方、ポリシーというものがあります。

それが理解できていれば、
一緒の時間を過ごす中で
「あっ、この人のこの部分には触れないでおこう」とか
「こういった考え方は尊重しよう」とか
お互いを受け入れながら、認め合いながら
魂と魂が調和していくことができるはずです。

そういった、魂の調和を学ぶ一歩として
「恋愛」という感情がある訳なんですよ。

でも、このブログでも何度か触れたように
恋愛と結婚は、霊的世界から見れば、全く別物です。

恋愛は、心の感性の勉強。
結婚は、忍耐や我慢を学びながら魂の調和を学ぶ勉強。
そして、結婚せずに愛を学ぶ魂だって大勢います。

どれが良くて、どれが悪いなんて、全くなく
どの道も正しい道です。

それぞれの魂の課題に合った道を選んで
生きていくのですから、
どうぞ、皆さんも、自分の感性、生き方を信じて
信じるがままに生きて下さい。

結果なんて、気にしないことです。

信じること自体に、信じることの楽しみを覚えたら
それだけで、充実した、心が豊かな人生になるはずですから・・・ピース




*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


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Posted by 山野本 竜規 at 06:20 │スピリチュアル&神社