RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年08月27日

組織のトップに立つ人へ。

組織のトップに立つ人へ。今週から夏休みを頂いて実家に帰省しています。

朝起きて、いつも携帯しているサプリメントを飲もうと
ふと、机の上を見ると、全く同じケースの
サプリメント入れを発見。

実は、母が「健康のために。」と飲んでいるもので
僕も、同じ会社が作っている同じサプリメントを
知らずに購入し、健康増進に役立てていたので
これも遺伝でしょうかね・・・。

今回は、少し長期の休みが頂けたので
実家でのんびり過ごしつつも、
色々な方にお会いしたり、
神社の所用を済ませたり・・・と
自分のペースで動きまわっています。

僕が帰省すると、
先ず、必ずやらなければいけないのが
父親の心癖の軌道修正。

勿論、1人では出来ないことなので
協力者である母や
2人の姉とタッグを組んで
あの手、この手で、
お仕置きをするようにしています。

父は、組織のトップに立つ人間ですから、
パワーもあり、その影響力も大きいので
一度、心違いや
間違った方向へ進んでしまったら
それこそ、多くのスタッフや
関係者に迷惑をかけることになります。

そういった時、
トップの下で働くスタッフは
心の中で、どうにかしたい・・・と思っていても、
それぞれの立場というものがありますから
なかなか、口に出しては
言うことができません。

それどころか、
組織のトップに立つ人の人間力によっては
自分を批判する人や、
価値観の違う人たちを排除する場合もあるので
そのような状態だと、
健全な組織というのは、成立たないものです。

現在、会社経営をされている方や
組織のトップに立たれている方、
または、その予定がある方に
是非、覚えて頂きたいことがあります。

本物の人間力のある、
立派な経営者、組織のトップになる人は、
組織の中に、
必ず自分とは価値観や意見が合わないような
耳が痛くなることを言ってくれる
スタッフを傍に配置しています。

全く価値観が同じ、考えることも同じ、
自分の言うことに「はい。はい。」と
頷いてくれる人というのは、
一緒にいて楽かも知れませんが、
仕事や、組織を運営していく上では
それ以上の発展性がありません。

だからこそ、
立派なトップというのは、
苦しいことを分かっていながら
必ず自分とは相反する、
苦言を呈してくれるような人と一緒に
物事を進めていく
度量の大きさを身に付けながら
組織を活性化させていく力があるのです。

実は、その状態とは全く逆の
不健全で、いびつな組織構成でしか
物事を進められない
ちょっと情けないトップというのが
僕の父親なのです。

企業の大小に関わらず、
団塊世代前後の男性の場合、
こういった勘違いトップや役員が大勢いるので
その下で働く人たちは、
本当に大変だと思います。

パワーだけで
組織のトップになってしまったような
人間力が劣る、魂が幼い人の場合、
心違いや間違った方向に進もうとしている時、
自分の身を犠牲にしてまでも
しっかり苦言を呈することは勇気が要りますし、
トップの下で働くスタッフでは
限界があります。

そういう時は
血の繋がった家族だからこそ、
愛のムチで、
厳しく指導する以外、方法がありません。

良い部分は、上手く引き出して維持させて、
悪い部分は、どんな厳しい手段を使ってでも
徹底的に修正させていく・・・。

父は、純粋で、パワーもあり、
影響力もある人なのですが
魂が幼いので
どうも、人間の本質を見抜く力に欠けていて、
立派な人を見下し、調子の良さだけで
自分の意見に頷いてくれる人を傍に置くような
ダメ経営者の見本のようなものです。

おまけに、お金には
とことんルーズなところがあり
ハッキリ言って、
「組織のトップ」という立場に対して
その中身が伴っていない
ワンマン社長のようなもの。

その下で働くスタッフたちは
色々な理不尽な思いをしながらも
健全な組織維持のために
真面目に一生懸命、尽力して下さるので
僕自身、
本当に頭が下がる思いで、いっぱいです。

僕は、そんな健気なスタッフの皆さんの
働く姿を、遠く離れた沖縄からも
しっかりと感じ取っているので、
魂が幼い父親が
傍若無人な、横柄な態度を取っていないかどうか、
無理難題を押し付けていないかどうか、
沢山集まったお金を
間違った方向に使っていないかどうか、
実家に帰省するたびに
しっかりチェックする責任があります。

傍若無人で、自分勝手、
虚勢を張って
周囲に威張った態度を示し、
他の人の言うことを一切聞かない父親が
唯一、怖い存在で、
怒られるのを恐れているのが、
息子であり、長男である
この僕なのです。

ちょうど、僕が帰省する前日、
父は、体調を崩して入院し
現在も病院で静養しています。

過去のブログでも少し触れましたが
僕が沖縄で、ずっと生活していく・・・と決心して
家族の元を離れる時、
実家の神社のご祭神に
しっかり、お願いしてきたことがあります。

父が、霊能者として、
 または神社神職としての
 役目を果たさずに、
 目の前のお金に惑わされて
 余計な商売を始めようとしたり、
 スタッフたちの言うことを聞かなくなった時は、
 大勢の人に迷惑がかかるので、
 どうぞ、その心違いに気づくように
 本人に、病気でも、災難でも、お与えになって下さい。
 それでも言うことを聞かなければ、
 命を絶って頂いても構いません。


影響力のある人物だからこそ、
そして、 愛する家族だからこそ、
ここまで厳しい態度を以って
ご祭神に、そうなるように
お願いして沖縄で生活するようになりました。

それから、何度か、
父は体の不調を訴え入院したのですが
やっぱり、そういう時に限って
何か悪企みを考えていたんです。

そして今回も、
ちょうど、僕が帰省するタイミングと同時に
体調を崩して入院した・・・ということは、
きっと、沢山あるお金を使って
何か悪企みを考えていたか、
他のスタッフたちの迷惑になるような
行き過ぎた言動があったか、
色々な原因で、そうなったことは明らかです。

僕が、真の愛情からくる厳しさを以って、
ご祭神にお願いしましたし、
人の人生をお導きする大切な役目がある
神社神職だからこそ、
ダイレクトに、そういった警告は
病気や体調不良、災難と言う形で
本人に戻ってきてしまいます。

まっ、単純で分かりやすい体質ですよね・・・。

こういった時、
僕たち家族というのは、
それぞれ役割分担をして
父のお仕置きの準備を進めます。

僕は、息子でありながら
幼い魂の持ち主である父を教育するために
魂の父親役として、
本当に厳しく
肉体年齢だけは立派な父を諫めます。

「もし、今度、同じことを繰り返したら、
 家族の縁を切って、
 あとの家族は沖縄に引き取るから
 1人で生活して、1人で人生の最後を迎えなさい。」
「何が原因なのか、よく、考えてみなさい。」
「本当の意味で組織のトップになる器になりなさい。」

入院中で、心も弱っている時だからこそ、
しっかりと、心違いや、傲慢な態度を
改めるチャンスですから、
僕も、心を鬼にして、心で涙を流しながら
毅然とした態度で父親に伝えます。

人前では、虚勢を張って
横柄な態度をとる父ですが、
心と体が弱った状態で
息子に、ここまで厳しく
突き放されることによって
1人の人間として、何が大切なのか、
しっかり感じて、その感覚を思い出す
良いキッカケになります。

自分でも、
本当に冷たい人間だと思いますが、
心から愛する人だからこそ、
そして、
世の中のお役に立てる能力を
十分に持っている人だからこそ、
ここまで厳しく接しているのです。

父としては、相当なショックでしょう。

そのあとに登場するのが、母。

父をなだめながらも、
何故、僕が、そこまで厳しく諫めるのか、
そして、家族や、組織のスタッフたちが
何を望んでいるのか、
優しく、時には厳しく語りかけながら
父の話を聞きます。

姉は姉で、
「今日、霊視相談で
 本当にお金にルーズな情けない人が
 相談に来られてね・・・。」と
他の人の話を引き合いに出しながら、
父親のダメな部分を、やんわり気づかせて
心の間違いを修正していきます。

これこそが、
影響力を持った、組織のトップに立つ人物を
家族に持ってしまった
僕たちが出来る、
最大限のことなのです。

そして、僕は、
「絶対、この組織の跡を継いでくれるだろう・・・」と
スタッフの皆さんに思われていますし、
父親も、それを切望しているのですが、
沖縄で生活することが決まった時に、
毅然とした態度で、
ハッキリと、お断りしました。

僕には、僕の人生があります。

たとえ
血の繋がった家族であったとしても、
自分の人生は、自分でコーディネートして
自分が思った通りに
歩んでいかなければなりません。

霊能者として、アナウンサーとして
自分が持てる力を
1人でも多くの人のお役に立てていくために
僕は、遠く離れた場所で
一生暮らしていく覚悟を決めて
沖縄にやってきました。

そうなると、実家の神社も、
神社以外で父が経営する組織も
全て、他の方に
お任せするしかありません。

だからといって、
無責任に全てを任せるのではなく、
時折、実家に戻っては、
身内だからこそ出来る努力をして
また、沖縄に戻る・・・というパターンです。

こう考えると、
両親が、子供たちに残せるものって
何なのか、見えてくるものがありませんか?

必ずしも、自分の跡を子供たちに継がせること、
組織や土地や家などの
財産を残すことが、
子供たちにとっての幸せとは限らないんです。

本当に必要なのは、
子供たちが1人立ちする前に
しっかりと物事の道理を教えて、
お金や見栄ではない、
愛情をしっかり注いであげること。

それこそが、
子供達にとっての何よりの財産であり、
自立した人生を歩み、
他の人にも、しっかり愛情を注ぐことができる
素敵な人生を送る魂になるための
お手伝い。

「子育てが、魂の愛のボランティアだ・・・」とは、
本当に良く言ったものです。

幸い、僕の場合は、
ダメな部分が多い父親からも
自立する逞しさ・・・というものを学びましたし、
母親からは、
他の人に優しくする心遣い、
楽しい雰囲気作りというものを学びましたから、
社会に飛び出して、
色々な方に鍛えられ、支えられながら、
なんとか、
自立した生活を送ることが出来ています。

そして、そんな愛する家族に出来る
僕の恩返しは、
普段の仕事や霊能者のお役目で
色々な方を明るい方向へお導きすることと、
今度は、僕が魂の親となって
影響力のある父親の至らない部分を、
徹底的に指導していくことだと思っています。

僕に限らず、親と子の関係というものは、
ある年齢を超えたら、
今度は、子供が、
両親の心違いを指摘し
改善していく愛のボランティアの
恩返しをしていかなくてはなりません。

長年生きてこられた、
その経験に敬意を表しながらも、
良い意味で、立場が逆転し
指導するところは、しっかり指導する・・・。

これは、勇気がないと、
なかなか出来ないことです。

しかし、多くの人にとっては、
家族だからこそ出来る
愛のボランティアでもあります。

僕は、家族だろうが、他の人であろうが、
いつもの、このブログをご覧になって
お分かりの通り、
全ての人に対して
同じようなスタンスで接しています。

このブログをご覧になっている
あなたも、
ここまで厳しく律することが出来なくても、
まずは、身近な人から、
いやっ、身近な人だからこそ、
真の、魂の愛のボランティアを
実践していかなくてはなりません。

大自然の偉大なエネルギーというのは、
そういった清らかな、強い決心を持った人にこそ、
惜しみなく、応援のエネルギーを
常に送って下さるものです。

どうぞ、衝突を恐れず、勇気を持って
一歩前へ、歩き出して下さい。

さっ、僕も夏休み期間中、
入院している父のお見舞いがてら、
お仕置きを、数回に分けて
実行していくとしますか・・・チョキ


*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


*「父」「家族」に関する、過去の参考記事。

心の眼。

誕生日に思うこと。

愛情。

天井。

幸せだなぁ~。






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Posted by 山野本 竜規 at 05:56 │スピリチュアル&神社