2007年04月02日
天井。
インフルエンザによる高熱もようやく下がり、
今は家で安静にしています。
子供の頃、
何かあるとすぐに高熱を出していた僕は
こうやって布団の上から
天井を眺めていることが
多かったような気がします。
なんだか、ちょっと懐かしいような、
遠い昔にタイムスリップしたような、
不思議な気持ちになりました

今では、健康体そのもので
普段は病気のことなんて、ほとんど考えないくらいなのですが
子供の頃は小児ぜんそくや中耳炎、突発性の発熱などで
しょっちゅう寝込むようなことがあり、
その度に家族に心配や迷惑をかけていましたね・・・。
家族の献身的な看病あってこそ、
今の僕がある・・・と言っても過言ではありません。
僕が高熱を出した時、
あまりの辛さにうなされていると、
父親が熱くなったタオルを洗面器に張った水につけて
空中でブンブン振り回しながら
冷まして額につけてくれていたんです。
あの、ヒンヤリしたタオルの心地良さと
安心感が、いつでもすぐに蘇ってくるようです。
風邪も、病気も
確かに患わないに越したことはないのですが
やっぱり、時には、ゆっくり休んで
心を落ち着けたり、自分自身の人生を振り返るのも
必要なのかも知れません。
小児ぜんそくや、その他の病気が続いていた僕も
小学生になる頃にはすっかり元気になりましたが
それでも、風邪をひきやすい体質は今でも同じ。
大人になった今でも
どうやったら風邪をひきにくい体質になれるのか・・・と
常に考えていましたけど、
恩師からこう言われたことがありました。
「風邪をひいてしまうくらいの繊細な感性がないと、
人って、他の人の苦しさや大変さも分からないんじゃないの?
だから、別にいいんじゃない

一気に心が軽くなるような一言でしたね

今日も天井を見つめながら、
その言葉を思い出してしまいました。
Posted by 山野本 竜規 at 18:21
│プライベート