RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2009年01月08日

トラブルに強くなるために。

トラブルに強くなるために。沖縄の大好きな友達から
嬉しい贈り物が届きました。

「バカドリル」という本ですニコニコ汗

これっ、生真面目な方には、
絶対に、おススメできません。

何も考えず、ただ、ゲラゲラ笑いたい時に
傍に置いておきたい一冊です。

どんな本か・・・というと、
ただただ、馬鹿な内容の
オンパレード。

丁寧なイラスト付きで
解説があり
「おしっこで虹を作ろう!」だの、
「知らない人のお墓を参ろう!」だの、
とにかく
訳の分からない、
下らない馬鹿げた内容のことが
「真面目」に書いてあり、
どのページをめくっても
ゲラゲラ笑うものばかりです。

確かに下らない
馬鹿な内容ばかりですが、
その馬鹿と笑いは、
しっかりと考えられ、計算され、
「どうやったら、
 人を笑いに誘うことができるのか・・・。」という
作者の独特な感性が
散りばめられています。

何も考えず、
馬鹿な内容の世界に浸りたい時は
是非、おススメですが、
何度も書いているように、
生真面目な方は、
お読みにならないほうが
無難だと思います。

閑話休題。

今回、このバカドリルを
送ってくれた友達は
僕の感性を
しっかり理解しているので
「辛いことが多い毎日だからこそ、
 馬鹿な内容で和んで欲しい。」という
本当の優しさが
ひしひしと伝わってきました。

実家の諸事情で休職して
福岡に戻ってきてから
60日ほど経ちましたが、
これまでの人生で
体験したことがないほど
過酷な出来事と対峙する
毎日が続いています。

いつも抽象的な表現で
「どのようなことが過酷なのだろう。」と
疑問に感じられる方も
いらっしゃるかも知れませんが、
とにかく、過酷です。

両親が同時期に倒れ
入院したことを皮切りに、
父が亡くなる前後から
父が作った借金トラブル、
無駄な不動産処理、
神社組織の人間関係整理、
財務管理、
組織再編への法的手続きなど、
健全な環境を整えていくために
マイナスでネガティブな人や
トラブルと向き合う毎日でした。

「内容証明」「公正証書」「借用書」、
「家庭裁判所」、「地方裁判所」、「税務署」、
「敷金トラブル対処」、
「行政書士」、「弁護士」等・・・。

普段、生活している中では
あまり馴染みのない単語が
ズラリと並んでいますが、
これら全て、
今、僕たち家族が
向き合っている問題に
関わるものです。

それに加えて
いつまでかかるか分からない
母の新しい病院でのリハビリ支援と
神社再建のための
手続き、運営を滞りなく
こなしていかなければならないので
これらを同時進行でやってくためには
並大抵の精神力では
務まりません。

勿論、これまで通りの
霊能者としてのお役目も
しっかり果たすべく、
神社で、霊視個人セッションも
お受けしていますし、
ブログ更新も
フツ~にこなしています。

自分で言うのも何ですが、
僕の場合、もともと
神経が図太いので
トラブルをトラブルと捉えて悲観したり、
辛い出来事も、人生の不幸だとは
これっぽちも思わないため、
たたみかけるように
色々な難題が発生していても
とにかく淡々と
物事を対処していくことができます。

父が残した負の遺産は
本当に沢山あって
その中で垣間見る
人の心の醜さも
これまで体感したことがないほどの
ドロドロした醜さなので
数日は心を痛めますが、
ある程度時間が経てば
また、元通りで
冷静に、淡々とトラブルの
1つ1つを対処していく毎日です。

こちらが望んでいなくても、
敢えて、向こうからやってくる
醜いエネルギーと
対峙しなければいけない日々ですが
たとえ、
醜くて、ネガティブな
人や出来事ばかりと接していても
こちらの心が曇ることは
決してありません。

何故なら、
どんな時でも冷静に対処するための
心の安定感と
美しいもの、幸せなもの、
ユニークなものに
心を向けて、感じることが出来る
明るい感性を
常に保っているからです。

そして、もう1つ。

これは、僕の特技かも知れませんが
嫌なことは、本当に
すぐに忘れてしまいます。

今回のような
大きなトラブル続き、
困難続きの日々の詳細を
いちいち覚えていたら、
きっと身が
持たなかったことでしょう。

時々、大切なことも忘れてしまいますが
そうならないために、
僕は、日々、ブログを更新しながら
自分自身を見つめ直す時間を
作っています。

トラブルに強くなるためには、
勿論、自らの体で感じ、
1つ1つ、実体験を通して
学んでいかなければいけませんが、
何よりも、心の眼を
明るい光に向けられる人か、
暗闇ばかりに向ける人かどうかで
雲泥の差が出てきます。

今回、バカドリルを送ってくれた友達は、
僕が、どんな状況に
置かれていたとしても
美しいもの、幸せなもの、ユニークなものに
心の眼を向けることが出来る人間だ・・・と
しっかり理解した上で
素晴らしい贈り物を
届けてくれたのです。

こういった
感性の共有ができる人たちが
近くからも、遠くからも
僕を支えて下さるのは
本当に有難いことですし、
そのことを実感するだけで
僕は、とても幸せです。

ブログなどで
僕の実家の事情をご存知の方が
必要以上に
心配して下さるのですが
僕たち家族は、
本当に、皆さんが想像される以上に
元気です。

元気・・・というより、
活き活きしています。

ドロドロした
醜いエネルギーたちと対峙して
全ての環境を整えたら、
その後は、
明るくて清らかな
神社、家庭、生活のみが
待っています。

それに加えて
劇的な回復をみせた母が
リハビリを終えて
日常生活に戻って来た時には、
全ての環境が整い、
母が、ずっと望んでいた
素晴らしい生活が
待っています。

泥の中から綺麗に咲く
蓮の花が美しいのは、
それだけ泥が持つ全ての要素を
糧に、栄養にしてきたからこそ。

人の人生も、全く同じです。

醜いもの、ネガティブなトラブルを
避けて通るのではなく、
敢えて受け止めて
対処しながら
人生の糧にしていけば
どんな小さな幸せも
しっかり感じ取ることが出来る
心の優しさ、逞しさと
人間力が身に付くものです。

トラブルに強くなるためには、
何が必要か・・・。

おのずと見えてくるものが
ありますよね。

どうぞ、トラブルをトラブルと思わず
快く受け入れてあげて下さい。


*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、
 または会社(RBC)の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
 一切受け付けておりませんので、
 どうぞ、ご了承下さい。

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Posted by 山野本 竜規 at 06:59 │スピリチュアル&神社