RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年07月23日

笑顔と男泣き。

笑顔と男泣き。沖縄って、なんで、こんなに
美しい風景が多いのでしょうか・・・。

特に、夏の時期の青い空と海、眩しい太陽は
日本のどこの地域よりも美しいと思います。

この時期、本土から遊びに来る知り合いたちを
案内することが多いのですが、皆、口を揃えて、
「海も空も太陽も、日本じゃないみたいキラキラ 」と
感動してくれますOK

沖縄に住んでいる僕や、
他のうちな~んちゅでさえ、
この時期の空や、海や、太陽が輝く
鮮やかな沖縄色に感動するくらいですから、
他の地域から来た観光客の場合は
その感動も、一入(ひとしお)でしょう。

写真は、昨日、本土の友人を案内している時に
那覇市内から眺めていた海の様子。

眩しい太陽が水面に反射して
キラキラ輝いている光景は、とても神秘的でした。

ふと、隣にいた友人を見ると、
涙を流しています。

いつも笑顔しか見たことがないくらい
明るくて、ひょうきんで、
「お前は、お笑い芸人かっ!?」と言いたくなるくらい
周囲を笑わせるのが得意な友人なのに、
隣にいる僕に
お構いなく男泣きしていました。

そんな友人も、
別の地域でアナウンサーをしています。

普段の僕だったら、
「あぃっ、お前、泣くなんて、信じられんっ!」と
ふざけて茶化すはずですが、
あまりにも、真面目に泣いていたので
(↑表現が微妙ですが・・・タラ~
僕も、いつものふざけた接し方は止めて
泣きやむまで、そのままにしておきました。

ある程度、落ち着いて理由を聞くと、
「ここまで綺麗な風景見ていたら、
 色々な感情がこみあげてきて、
 理由もなく泣きたくなった。」との事。

男泣きの理由は、
単なる、涙の浄化作用だった・・・ということです。

僕自身、人前で涙を流すことは、
これまでの人生の中で
滅多に、いやっ、ほとんどありません。

だけど、適度に涙を流すことは、
モヤモヤした、
心の浄化につながります。

今回、男泣きした友人の場合、
話を詳しく聞いてみると、
「アナウンサーで目立っている」「「番組を多く持っている」
という理由だけで
同じ放送局で働いている他部署の社員から
妬みや僻みだけの低俗な感情からくる
嫌がらせを受けていたようです。

だけど、友人は、
「そんな辛い時こそ、笑顔。」という信念を貫くために
どんな意地悪に対しても
最高の笑顔とユーモアで返していたそうです。

なかなか、できることではありませんよね。

放送局では、よくありがちな話なのですが、
アナウンサーという
表に出る職業であるが故、
同じ仲間であるはずの
他部署、他職種の社員が
陰の苦労や努力を見ようともせず、
その活躍ぶりや、目立つ部分だけを見て
面白くなく感じて、
僻んだり、意地悪をしたり・・・という
情けない現状があるのも事実なんです。

まっ、全国の数ある放送局の中には、
本当に勘違いをしているような
傲慢な態度をとるアナウンサーもいるでしょう。

だけど、今回の友人のように
意地悪をされている側のアナウンサー自身は、
ただ、自分が持てる能力、才能を生かして
自分のフィールドで頑張っているだけなので
他部署の人たちが意識しているほど
特別なものだと感じていないのですが、
やっぱり、目立ってしまう部分が多いので
他の社員に比べて、プラスもマイナスも
標的にされやすいことが多いんです。

友人も、
「だから、アナウンサーは・・・」
「だから、喋り手は・・・」と
ことあるごとに厭味を言われ続けたそうですが、
ハッキリ言って、
そういう陰口を叩いたり、嫌がらせをするようなダメ社員は、
一生、僻み根性しか持てない、
生き方も、性格も不細工な人だと思うので、
相手にしないのが一番だと思います。

放送局に限らず、
どこの企業、組織、集団にも
生き方や性格が不細工な人は、
必ずいるものです。

僕は、敢えて、
普段はあまり使わない言葉である
「不細工」という言葉を使いました。

それは、やっぱり、
本当に、そういった人たちの
生き方や、考え方が不細工だと思うから。

それにしても、隣で泣いていた友人は、
「本当に、スゴイ奴だな・・・」と改めて感じましたね。

以前も同じようなことがあって、
あまりにも、その友人が
何もないのに笑っているので
「何が、そんなに面白いの?何か良いことあった?」と尋ねたら
返ってきた答えが・・・。

今、最悪の状況だから、笑ってるピース」と
平気で言い放ったのを覚えています。

人生のどん底にいたり、
苦しい状況の時、辛い立場に置かれた時、
いやっ、そういう逆境の時にこそ
笑顔でいられる人というのは、
真の強さ、優しさなどの
素晴らしい人間力を持ち合わせた人です。

ちょっとの逆境や、苦労や困難で
悲壮感を漂わせて、
この世の終わり・・・と言わんばかりに
大袈裟に泣いたり、
動揺したりする人も多いと思いますが、
それは、何度もこのブログで書いてきた通り、
本当の辛さ、困難、どん底を経験していない証拠。

もう一度、あなたの周囲を見渡して下さい。

いつも穏やかで、笑顔でいる人。
優しくて、明るく振舞う人。ユニークな人。

実は、そういった人たちこそ、
本当の意味で辛い状況に置かれていたり、
人生のどん底のど真ん中にいたり、
困難と真正面から向き合っている人たちです。

「大変、大変!」「辛い、辛い!」「もう駄目!」
と口に出しているうちは、
まだ全然、大変な状況ではありません。

本当に大変な時は、
心の奥底から気合いを入れて、
腹をくくって、物事に取り組んでいるものですし、
「やることやったら、あとは、どうにでもなれっ!」という
投げやりではない、人間が本来持っている
ピュアな心が芽生えるので
自然と笑顔になるものなんです。

人事を尽くして天命を待つ・・・とは、
まさに、この事ですね。

あなたは、そこまでの心境になったことは、ありますか?

ないのなら、これからの人生のうち、
どこかで、それを体感する出来事があることでしょう。

その時は、辛いかもしれませんが、
喜んで、それを受け止めて
日々、笑顔でいる努力をされてみると
いいかも知れません。

今回の友人の男泣きのキッカケとなった
美しい風景は、
辛い時でも、いつも笑顔でいる
そのアッパレな生き方にエールを送るために
大自然が与えてくれた、素敵なプレゼントでした。

頑張っているからこそ、
与えられ、感じることができる
大自然のエネルギーを
心と体、全体で受け止めたのでしょう。

鼻水まで垂れ流して泣いていた友人は、
その後、とてもスッキリした様子で
益々、やかましく、賑やかになってしまい汗
夜まで笑いっぱなしでした。

辛い状況の時、困難と立ち向かっている時、
人生のどん底にいると感じる時、
「この先、どうなるのだろう・・・」と
不安になるかも知れません。

だけど、絶対に大丈夫です。

何故なら、人には誰にでも、
「笑顔」という頼もしい味方が
常に、あなたの人生を助けてくれるからです。

心で泣いていても、
素敵な笑顔で頑張っている全ての方へ、
友人が男泣きした
素敵な風景の写真のエネルギーを
このブログを通して、お届けしますね!



*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


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Posted by 山野本 竜規 at 06:27 │スピリチュアル&神社