RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年09月22日

生きる時間、大切にしていますか?

伊勢神宮・内宮前にある、おかげ横丁では
今、「来る福・招き猫まつり」が開催されていて
あちこちに招き猫が飾られています。

9月29日(9「く」る、29「ふく」)の
語呂合わせから生まれたお祭りで
地元客や観光客など多くの人で賑わいます。

このように、9月~10月の伊勢は、
秋のお祭り盛り沢山なんですキラキラ 

伊勢に住んでいた頃は、
季節を感じるお祭りが多くあったので
それが当たり前と思っていたのですが
実際に伊勢を離れてみると、
改めて
「季節に合わせた色々な行事、
 お祭りを大切にしている
 地域だったんだなぁ~」
ということを
今更ながら実感しています。

いつもだったら、
沖縄から伊勢に戻ってくる時は
最低でも2~3日は滞在するようにしていますが、
今回は、僅か1日のみ。

このあと、すぐに伊勢を発って
別の場所へ移動しなければなりませんが、
それでも、やっぱり、
僕は定期的に、
伊勢の大自然の中に身を置いて
エネルギーチャージをしたくなって、
この場所に戻ってきます。

滞在時間が限られていると、
余計に
「あれも、これも、あっちも、こっちも・・・。」と
行きたい場所や、会いたい人の顔などが
浮かぶものですが
今回は、とにかく、
静かに、のんびり
伊勢神宮の森の中で過ごすことにしました。

今朝、伊勢神宮の境内を散歩していて
ふと、感じたのですが
人の人生も、
旅行や旅先のような
限られた滞在日数の中で
いかに自分らしい過ごし方ができるのか、
それによって、人生の充実度も
随分、変わってくるもの
なのではないでしょうか。

旅行の時は、
普段は、スケジュールを組み立てるのが
苦手な人でも
できるだけ時間を有効に使って
行きたいところ、食べたいもの、会いたい人など
計画を立てて、思う存分、楽しむための
準備をするものですよね。

もちろん、何の計画も立てず、
気の向くまま、流れに任せるような
旅行も、何が起こるのか分からないので
ワクワクして楽しいものですが
(僕は、どちらかというと、このタイプです汗
それでも、おおまかの予定、目標は
立てているものです。

人は、この世に生まれてくる時、
魂を更に輝かせるため、
もっと清らかなものにするために
それぞれの魂の課題を持って
「今回の人生では、
 ○○を、しっかり学ぶために
 この世で、出来る限りのことをして
 また、魂の故郷に戻ってくるぞ!」と
オギャ~っと
産声をあげて誕生します。

(死後の世界、霊界のことについては、こちら。)

だけど、人は皆、
自分が、それだけの
意気込みと覚悟を以って
魂を磨く決意して
この世に生まれてきたことを
忘れてしまいます。

「忘れる・・・」というより、
霊的世界の計らいにより
「忘れさせられた・・・」と表現したほうが
正しいかも知れません。

というのも、
自分の今生での魂の課題、
もとい、自分が生まれてきた意味を
事前に分かっていたら、
この世を生きていく中で起こる
様々な出来事も
全て、薄っぺらなものになってしまうからです。

旅行も、全て行き先が決まっていて
食べるものも、観光名所も、出会うべき人も
それらが全て体感したかのように
事前に分かっていたら
その楽しさは半減してしまいますし、
それだったら、わざわざ
出かけなくてもいいはずです。

旅行での思い出というのは、
思いがけないハプニングがあって
良くも悪くも、その時に覚えた感情こそが
「感動」という形で
しっかり魂に刻み込まれて
「また、行きたい・・・。」と思うもの。

「なんで?」「どうして?」
「嬉しい!」「悲しい・・・。」

何が起こるか分からない人生を
一歩、一歩進む中で抱く
色々な感情を、
しっかり魂に刻み込んで
美しく輝かせるためには
人は、あの世の記憶を消して
生まれてこなければなりません。

だから、この世、現世、
つまり、今、僕たちが生きている人生は、
誰のものでもない、
誰一人として同じものではない
自分自身の人生を
自分自身で選択して
歩んでいかなければならないのです。

その人生の旅人は、
あなた自身です。

飛行機を利用するのもよし、
船やローカル列車のような
のんびり旅行もよし、
自分の足で歩く旅でも、
自由気ままにドライブしながらの旅でも
何でも構わないんです。

ただし、この世での時間は、有限。

つまり、
「限られている時間での旅行」ということ。

人は、ついつい、
このことを忘れてしまいがちですが
せっかく、色々なことを学ぼうと
相当な覚悟を以って
この世に生まれてきたはずなのに
あれこれ悩み、考えるだけで
次の一歩を行動に移すための
努力をしない人も多いものです。

限られた時間制限がある
旅行のように、
「あれも、これも。」「あっちも、こっちも。」と
有効に時間を使おうとしないのは
やっぱり、もったいない・・・というより、
意気込んで、覚悟を以って
この世に生まれてきた
自分自身の魂に対する裏切り行為です。

たとえ、頭では忘れていたとしても
無意識のうちに魂は
「この世で、色々なことを学びたい。」と
強く願っているものですし、
常に「この世を最後まで生き抜こう!」と
前を向いているものです。

昨今の、スピリチュアルブームで
僕の霊視相談に来られる方の中には
「私の今生の課題は何ですか?」と
ごもっとも、いかにも・・・といった質問を
されてこられる方も
多くいらっしゃいますが、
ハッキリ言って、そんなこと、
自分自身を冷静に見つめれば
霊能者でなくても、すぐに分かります。

それは、これまでの
自分の人生の中で
つまづきやすい、失敗しやすい
出来事、事象、経験・・・。

それらに目をそむけず、
しっかりと見つめれば
それが、あなたにとっての
今生の学び、課題の1つだと思って
間違いありません。

それは、
恋愛だったり、家庭問題だったり、
職場の人間関係だったり、お金のことだったり、
孤独と向き合うことだったり・・・。

本当に人の数だけ、
それぞれの課題があるもの。

そして、それらの間違い、
心の弱さを、少しでも克服するために
人は、自らが望んで、
この世に生まれてきました。

だから、壁にぶつかって自殺するような
心が弱い人は、
「勉強がしたいです!」と自ら志望して
この世に来たにも関わらず、
「やっぱり、辛いから、辞めた!」と
一方的に、その有難いチャンスを
放棄してしまう、
本当にワガママ、身勝手な
未熟な魂なんです。

だから、どんなことがあったとしても
自殺だけは、してはいけません。

どんなに惨めに思えるような
人生だったとしても
最後まで生き抜いた魂のほうが
比べ物にならないほど、立派です。

さて・・・。

あなたは、今、
限られた、時間制限のある中で
何をしなければいけないのでしょうか・・・。

いやっ、もっと言えば、
何が「したい」のでしょう。

時間が有限であることを
知っていれば
躊躇している暇も、悩んで、迷っている暇も、
まったくないことに気づきませんか?

出来れば、悔いのない
人生の旅を楽しんでいきたいものですよね・・・。



*注*
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 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


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Posted by 山野本 竜規 at 05:39 │スピリチュアル&神社