RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年07月16日

怒りの憑依。

怒りの憑依。昨日のドライブの帰り、手でちぎって食べられる
スナックパインを購入しました。これで、1個・150円。
さすが、南国のフルーツですやし

包丁で実を縦に半分に切って
皮の凸凹の部分を手にとって軽く引っ張れば、
面白いくらい、ポロっと果実が取れるのですが、
時々、手でつまんだより多くの果実が
くっついてきたり、斜めに取れてしまったり・・・と
規則正しく・・・という訳にはいかないけれど、
甘くて美味しいので、結果オーライですチョキ

昨日は、規則通りにいかないことに怒りを覚えることが多くて
その結果、僕自身に、
ある憑依現象が起こっていることに気が付きました。

北部へウニを食べにドライブに出かけたのですが、
家を出た途端、
いつものように無法地帯さながらのバイクたちが
右側車線と左側車線の両方、
つまり、僕の車の両方を
立て続けに走り抜けていき、
急ブレーキをかけてしまうほどの危険運転に遭遇。

残念なことに、本土では見られない光景なのですが
沖縄では、バイク(原動付自転車)のマナーが
恐らく日本一悪くて
バイクは左側車線を走る・・・というルールが
守られておらず、本当に無法地帯状態。

こういった危険運転の取締りをしない
警察にも問題があるのですが、
これが、交通違反だという
意識すらない人がほとんどです。

うちな~んちゅより沖縄が大好きな僕が、
「唯一、沖縄のここが情けないなぁ~」と思うのは、
こういった、だらしのない空気を直そうとしないところ。

これは、「県民性が、おおらか・・・」という言葉だけでは
片付けられない問題ですし、
僕のように県外から来た人間が
こういったことを発言すると過剰反応して
「それが沖縄の良さでもある。」とか
「本土の人には分からないことだってある。」と
感情論だけで躍起になる人がいますが、
それと、これとは別問題。

これは、歴然としたマナー違反、法律違反です。

怒りのドライブは、まだまだ続きました。

バイクの次は、
前を走っていた車が、平気でタバコのポイ捨て。

続いて、前の前の車は、ノロノロ運転の挙句、
方向指示器を出さずに、右折。
しかも、信号無視。

暑さのせいもあってか、
あまりにも身勝手なルール違反をする
ドライバーの多さに
僕の怒りのボルテージもMAXに近くなり
ちょっとでもマナーの悪い車が前を走っていたら
後ろからクラクションを鳴らして警告をしたつもりですが、
それでも
警告を鳴らされていることすら気付かず・・・。

まっ、ここまで来たら、
最後には諦めの境地に入って冷静になるしかないのですが
ドライブ好きの僕は、
未だに沖縄の運転マナーには慣れませんし、
運転する度に
ストレスがたまることが多いのも事実です。

さて、そんなこんなで
怒っても仕方のないことに
エネルギーを使ってしまったせいか、
どういう訳か、夕方頃から
微熱のように体がほてって、重く、
頭がボ~っとしてきたのですが、
ちょうど友人たちとご飯を食べる約束があったので
そのまま、集合場所へ向かうことにしました。

ところが・・・。

ここでの会話の内容も、
ルーズな人や、人の気持ちを考えずに行動する人、
思いやりに欠けているような人の話題になってしまい
その度に、僕の心の中の怒りが
ふつふつと煮えたぎっているのが分かりました。

普段の僕であれば、
ここまで熱くなることはありません。

「こりゃ、なんか、おかしいぞ・・・。」

僕が、ここまで感情をストレートに出す時は、
傍から見れば情緒不安定に見えますが
実は、視えない誰かの感情を受け取って
それを表現していることが多いんです。

いわゆる、憑依現象というもの。

このブログでは、憑依現象については
何度も、
怖がるものでも、嫌がるものでもなく、誰にでも起こる現象
ということをお伝えしていますので、
今回の憑依も、怖がることはありません。

そして、何かに怒りを覚えることも、
決して悪いことでは、ありません。
(「怒り」についての定義は、こちら。)

友人たちと別れて、家に戻ってきて
「ちょっとお清めをしよう!」と、
お風呂に入って、深呼吸をしていると突然、
約束、法律を守れん奴は、絶対に許さん!」と
1人でプンプン怒っている
メガネをかけた中年男性の姿が
脳裏をよぎりました。

僕の怒りの部分に同調して
呼び寄せられ、僕に憑依した本人の登場です。

僕「おじさん、何に怒ってるんですか?

お「私はね、長年、税理士として多くの人のお金の清算をしてきた。
  だけど、なんで、ここまで、だらしのない人が多いかね。
  多くの人を助けてきたつもりだけど、お礼すら言わない人もいる。
  世の中には、法律でも、しっかり決められていることすら
  守れない人が大勢いる。なんて、嘆かわしいこと。


僕「その気持ち、痛いほど、よく理解できますよ。 
  でもね、おじさん、もう、亡くなっているんですよ。
  夏の暑さで、倒れたんですか?体が熱いですもんね。

  (暑さで倒れるシーンが視えたので・・・。)

お「そういえば、倒れたような、倒れてないような・・・。
  (↑亡くなった時の状況を覚えてないらしい。)

僕「僕も、今日1日、色々なことに怒ってしまったんですけど、
  とても反省しているんですよ。
  だって、怒っても仕方のないことって、
  いくらでもあるじゃないですか。  
  悪いことに対して怒る気持ちは正しいんですけど、
  すべて白と黒だけ・・・という世の中じゃありませんよね。
  グレーの部分もあって、いいんじゃないかな・・・って。
  怒り疲れて、反省しました。


お「確かに、そうかも知れんな。

僕「じゃ、そろそろ、怒るだけの生活をやめて
  新しい生活環境に移りますか?


お「う~~ん・・・。じゃ、どうすれば、法律違反はなくなる?」 
  (↑ まだ、納得していないらしい・・・汗

僕「世の中から、違反がなくなることはないと思いますけれど、
  少なくとも、その違反を目撃した人自身が、
  「自分は、絶対に、こういったことはしない」と
  強く思って、生きていく人が増えるように
  みんなが心がけていくことは可能じゃないですか?


お「分かった。怒ってばかりじゃ疲れるから、
  そろそろ新しい生活始めてみるかね。


僕「ありがとうございます。
  僕も、おじさんのこと、忘れませんから
  どうぞ、向こうの世界で、新しい生活、頑張って下さいね!


お「こちらこそ。あんたも、あまり怒らないようにね。
  じゃ、さようなら。
」  

これ、だいぶ省略はしていますが、
全部、お風呂に入っている間に起こった
浄霊の一部始終です。

浄霊というと、いかにも
おどろおどろしいイメージがありますが、
相手だって、この世を立派に生きてきた
元・人間なんです。

こうやって、心と心で会話をしながら、
分かってもらえる部分があれば
たとえ未浄化の状態で、
この世を彷徨っていたとしても、
自然と、自分から、次へ行く世界へ旅立つものなんです。

このおじさんの場合、
正義感が強すぎるあまり、法律、ルールに固執し過ぎて
「人の心、物事の道理は、
 法律、ルールだけが全てではない。」ということに気付かずに
この世に執着して、彷徨っていたようです。

それが、たまたま僕が
強い怒りのエネルギーを発したものだから
瞬時に、僕のエネルギーに反応して同調し、
憑依してしまったようです。

僕自身、時々、こういったことがありますが、
このような出来事を通して
学ぶことが、とても多くあります。

もちろん、全ての喜怒哀楽の感情を
視えない世界の責任や、
憑依現象に置き換えてしまうような
愚かな考え方は、
一番、やってはいけないことです。

特に、精神世界マニアの方々は、要注意。
そういう方が言う憑依というのは、
単なる思い込みか、妄想に過ぎません。

僕は、霊能者として
たまたま視えない人の姿や声、
その想いをキャッチできる体質なので
自分の情緒不安定と思われる言動も
冷静に振り返ることができますが、
実は、これは、誰でも、気付けることなんです。

理由もなくイライラしたり、不安になったり、
逆に何かをキッカケに怒りがふつふつ込み上げてきたり、
悲しみに打ちひしがれたり・・・。

とにかく、色々な複雑な感情が入り混じってしまった時、
ふと、冷静に、自分自身を見つめれば、
たとえ憑依している何かが分からなくても、
なぜ、そういった状態になってしまったのか・・・を
反省する心さえあれば、いくらでも
その問題点に気づくことができます。

そして、それは、
「自分の間違い、心違いに気付いて欲しい。」という
霊的世界からのメッセージである場合が多いんですよ。

今回の僕の場合は、
白黒はっきりさせるだけではなく、グレーの部分を持つ余裕と
寛容さを持って欲しい・・・という
霊的世界からの気付かせでもありました。

お風呂から上がって、スッキリした状態で
買ってきたスナックパインを
手でもぎ取って食べたのですが
規則正しくいかない、思い通りにいかない、
果実のもぎとれ方も、なかなか味があっていいものだなぁ~と
思いながら、美味しく頂きました。

世の中、規則通りにいかないこともある・・・。

僕も、日々、反省、勉強、成長の繰り返しですよつば




*注*
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Posted by 山野本 竜規 at 06:07 │スピリチュアル&神社