2006年08月06日
思い出の「餅」ラーメン。

電話がかかってきました

「今年の休みは釜山に来ないのか?」という
催促の電話だったのですが、
ジョンフンとは、僕が16歳の夏に韓国一人旅をした時、
釜山の海辺でボケ~と夕日を眺めていたら、たまたま隣同士になって
カタコトの英語で会話したのがキッカケで仲良くなり、
それ以来、僕の夏休みや冬休みは
ジョンフンの家でのんびり過ごすような
「半・韓国生活」が恒例となっているんです

そんな
15年の付き合いになる大親友と、いつも話題になる思い出といえば、
やっぱりこの「餅」ラーメン。
餅ラーメンのお味は・・・。
韓国で売られている普通のインスタントラーメン(ちょっと辛い)に
卵と「トク」という固めの韓国風のお餅が入っているだけの
シンプルなものですが、
それに付け合せのキムチを入れて食べると、
これがまた美味しいのなんのって
ピリッと
辛口
にも関わらずコクのあるスープに
卵のほんわかした柔らかい口当たりと
歯ごたえのあるお餅に太めの麺が一緒に喉を通る瞬間なんて、
「
あ~~~、し・あ・わ・せっ!
」と
鼻水垂らしながら、呟きたくなる美味しさです
特に底冷えがする
真冬の韓国
で
この餅ラーメンを食べると
体の芯から温まる
感じで
韓国へ遊びに行くと、上等な韓国料理を食べるよりも、
僕は真っ先に、この餅ラーメンを食べます♪
だけど、この餅ラーメンを食べるたびに、
いつも、心がムズガユイというか、
ちょっとホロ苦い思い出が蘇ってくるんです・・・

大親友のキム ジョンフンとは、
本当に仲が良い反面、その倍くらい、よく衝突しました
特に10代の頃は、本当にくだらないことばかりが原因で衝突し、
たとえば
韓国では「F」を「P」と発音しがちので
「フレンチ」だったら「プレンチ」、
「フール」だったら「プール」・・・という具合になり
「韓国の発音が正しい!」
「いいやっ、日本の発音のほうが正しい!」・・・ってな感じで
大喧嘩に発展することも、しばしば
・・・今、思い返してみれば、本当に子供のケンカで、
「そんなこと、どうでもいいのに
」と思えるようなことで
毎回衝突していたんですよね
まっ、これも
生まれも育ちも言葉も文化も風習も違う
10代の若者がお互いを深く知るために必要な
衝突だったのでしょうけど
当時は、お粗末な国際交流をしてしまったものです・・・。
でも、本当の国際交流って、JAICAのイメージ写真にあるような
「いつも笑顔で手を取り合って・・・」とは限らないと思うんです。
時にはお互いの意見を真剣にぶつけて衝突してこそ、
そこからまた自国の文化を再認識し、
相手の文化をも認めて受け入れていく・・・。
これは国際交流に限らず
どんな人と接する時にも親しくなる過程で必要なことなのかも知れません。
(個人的には、できれば衝突は避けたいものですが・・・
)
まぁ、そんなこんなで
とにかく10代の頃は韓国の大親友と、よくケンカしていました。
そして、そんな意地っ張りな僕と大親友の
仲直りのキッカケを作ってくれたのは
いつもいつも「餅ラーメン」だったんです
10代の頃の強情な僕は一度ケンカをしてしまうと、
自分から、なかなか素直に謝ることができない性格だったので
仲直りのキッカケをつかめずに落ち込んでいると
必ず大親友のほうから
「ラーメン食べに行こう!」と誘ってくれました。
ちょっと気まずい雰囲気が漂う中、
近くの屋台で餅ラーメンを食べていると
次第にケンカしていたことがバカらしくなってしまい
食べ終わって屋台を出る頃には
またいつものようにふざけあっている・・・といった感じ。
僕にとって、この餅ラーメンは
「ケンカの後の仲直りの味」でもあるんですよ
今でも釜山で大親友と餅ラーメンを食べる機会があると
必ずケンカした時の昔話が出てきて
「あの頃は、お互い若かったなぁ~~^^;」なんて
台詞を言ってるくらいなんです。
まだ、若いのに・・・。
日本だったらどうでしょう・・・。
誰かとケンカをした場合、その仲直りのキッカケ作りは、
やっぱり居酒屋とか焼き鳥屋かなぁ~。
沖縄だったら、「沖縄そば」っていうのもアリですね
僕の場合、
仕事で初対面の人に会うにしても、
気難しい人や苦手な人と会うにしても
普通に会話するのもいいのですが、
その人たちと一緒に
食事
をすると
何とな~く、お互いの距離が縮まるような気がするんですよ
誰かと一緒にご飯を食べる・・・って
ほのぼのした
ゆいま~る効果があるような気がしてなりません
僕にとっての韓国=餅ラーメン。
これから、ずっとお世話になる沖縄では、
どんな食べ物が思い出の味になるのでしょうか


楽しみだなぁ~

韓国で売られている普通のインスタントラーメン(ちょっと辛い)に
卵と「トク」という固めの韓国風のお餅が入っているだけの
シンプルなものですが、
それに付け合せのキムチを入れて食べると、
これがまた美味しいのなんのって

ピリッと


卵のほんわかした柔らかい口当たりと
歯ごたえのあるお餅に太めの麺が一緒に喉を通る瞬間なんて、
「


鼻水垂らしながら、呟きたくなる美味しさです

特に底冷えがする


この餅ラーメンを食べると


韓国へ遊びに行くと、上等な韓国料理を食べるよりも、
僕は真っ先に、この餅ラーメンを食べます♪
だけど、この餅ラーメンを食べるたびに、
いつも、心がムズガユイというか、
ちょっとホロ苦い思い出が蘇ってくるんです・・・


大親友のキム ジョンフンとは、
本当に仲が良い反面、その倍くらい、よく衝突しました

特に10代の頃は、本当にくだらないことばかりが原因で衝突し、
たとえば
韓国では「F」を「P」と発音しがちので
「フレンチ」だったら「プレンチ」、
「フール」だったら「プール」・・・という具合になり
「韓国の発音が正しい!」
「いいやっ、日本の発音のほうが正しい!」・・・ってな感じで
大喧嘩に発展することも、しばしば

・・・今、思い返してみれば、本当に子供のケンカで、
「そんなこと、どうでもいいのに

毎回衝突していたんですよね

まっ、これも
生まれも育ちも言葉も文化も風習も違う
10代の若者がお互いを深く知るために必要な
衝突だったのでしょうけど
当時は、お粗末な国際交流をしてしまったものです・・・。
でも、本当の国際交流って、JAICAのイメージ写真にあるような
「いつも笑顔で手を取り合って・・・」とは限らないと思うんです。
時にはお互いの意見を真剣にぶつけて衝突してこそ、
そこからまた自国の文化を再認識し、
相手の文化をも認めて受け入れていく・・・。
これは国際交流に限らず
どんな人と接する時にも親しくなる過程で必要なことなのかも知れません。
(個人的には、できれば衝突は避けたいものですが・・・

まぁ、そんなこんなで
とにかく10代の頃は韓国の大親友と、よくケンカしていました。
そして、そんな意地っ張りな僕と大親友の
仲直りのキッカケを作ってくれたのは
いつもいつも「餅ラーメン」だったんです

10代の頃の強情な僕は一度ケンカをしてしまうと、
自分から、なかなか素直に謝ることができない性格だったので
仲直りのキッカケをつかめずに落ち込んでいると
必ず大親友のほうから
「ラーメン食べに行こう!」と誘ってくれました。
ちょっと気まずい雰囲気が漂う中、
近くの屋台で餅ラーメンを食べていると
次第にケンカしていたことがバカらしくなってしまい
食べ終わって屋台を出る頃には
またいつものようにふざけあっている・・・といった感じ。
僕にとって、この餅ラーメンは
「ケンカの後の仲直りの味」でもあるんですよ

今でも釜山で大親友と餅ラーメンを食べる機会があると
必ずケンカした時の昔話が出てきて
「あの頃は、お互い若かったなぁ~~^^;」なんて
台詞を言ってるくらいなんです。
まだ、若いのに・・・。
日本だったらどうでしょう・・・。
誰かとケンカをした場合、その仲直りのキッカケ作りは、
やっぱり居酒屋とか焼き鳥屋かなぁ~。
沖縄だったら、「沖縄そば」っていうのもアリですね

僕の場合、
仕事で初対面の人に会うにしても、
気難しい人や苦手な人と会うにしても
普通に会話するのもいいのですが、
その人たちと一緒に


何とな~く、お互いの距離が縮まるような気がするんですよ

誰かと一緒にご飯を食べる・・・って
ほのぼのした
ゆいま~る効果があるような気がしてなりません

僕にとっての韓国=餅ラーメン。
これから、ずっとお世話になる沖縄では、
どんな食べ物が思い出の味になるのでしょうか






Posted by 山野本 竜規 at 01:01
│プライベート