RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年12月31日

激動の1年。

激動の1年。いよいよ今年も最後の日。

放送局に勤務する僕の場合、
年末年始を
実家の神社で家族と過ごすなんて
これまでだったら
考えられないことだったので、
ある意味、これも、
大自然からの粋な計らい、
素敵なギフトなのかも知れません。

2008年を振り返ってみると、
僕にとっては
これまでの人生で、
そして、これからの人生でも
もう二度と経験できないであろう・・・と
感じるほどの
激動の1年でした。

仕事面では、
年明け早々にシフト変えがあり
思った通りの、希望した通りの
仕事ができなくなってしまい
貧乏くじばかりを引く
役回りからスタートした1年。

アナウンサーにとって、
担当する番組というのは
命の次に大切で、
愛おしい存在です。

僕の場合、年明けのシフト変えで
報道のニュース取材が中心になり、
大好きなラジオ番組や
テレビの情報番組の
担当数も激減し、不満もありましたが
「きっと、今後の何かのために
 必要なことなのだろう。」と
自分なりに
淡々と仕事をこなす日々が続きました。

この時は、何故、
真っ当に自分の仕事を一生懸命
こなしていながら、
不本意な環境を与えられるのか
その理由は分かるはずも
ありませんでしたが
その後、全てが理解できました。

悶々と過ごした1年も終盤に
さしかかった11月、
両親が立て続けに
倒れてしまいました。

両親の看病、実家の神社の
再建をするために
福岡に帰省せねばならず、
休職という
大きな決断を迫られましたが、
幸い、担当番組の数が
激減していたお陰で
引き継ぎも最小限で済み、
周囲の優しいスタッフに甘えながらも
心おきなく、
福岡に戻ることができました。

全てのことに
意味があったのです。

そして、11月上旬から
駆け抜けてきた50日間。

両親の看病、父の死、
神社の人間関係の整理、
組織の再編、資金対策など
言葉では簡単に表現できますが
本当に毎日のように
「これでもか!」というくらいの
試練が押し寄せてきて
それでも、
周囲の人に助けられながら
淡々と、物事を処理していく日々。

「大自然は、その人が乗り越えられない
 試練以上のことを、与えることはない。」と
よく言われますが、
正直、もう二度と、
ここまでの大変な経験は、
したくありませんし、
体験しようと思っても、
そう簡単には体験させて
頂けないほど
あり得ない出来事の連続でした。

逆に言えば、
一生分の苦労を
まとめて一気に味わった
密度の濃過ぎる50日間。

ブログでは公表できませんが、
あらゆる人の心の醜さを
ことごとく見せられた50日間。

それと同時に、
あらゆる人の優しさが
心の底まで染みわたった50日間。

信じ抜くことの大切さ、
冷静であることの大切さ、
人の純粋な心を感じることの大切さ、
自分の人生を、
しっかり生き抜くことの大切さ、
「生きる」ことの大切さ・・・。

ここまで、短期集中で
濃厚な人生の経験を
魂に刻み込むことができる環境を
与えられる人間は、
なかなかいないことだろう・・・と
自負しています。

それだけ、大自然のエネルギーに、
愛されている・・・ということです。

僕は、このブログで
何度もご紹介した通り
「32歳までは、貧乏くじばかりを引くような
 損な役回りを引き受ける人生で、
 33歳前後から、
 絶対に、幸せになれる。」と
子供の頃から
根拠もないのに
ずっと、ずっと、確信していました。

そして、本当に、
その通りになりました。

僕は、今、32歳。

これまでも、普通の人よりは、
少し多めの苦労を
体験してきたつもりでしたが
32歳の2008年は、
貧乏くじを引きまくる
総決算のような
嵐のような出来事のオンパレード。

人生の辛酸を舐める・・・
という軽い言葉では
表現できないほどの
濃密な経験を
これでもか・・・というほど
体感させて頂きましたが、
ようやく、その激動の日々も
終わりを告げようとしています。

あとは、全ての環境の
大掃除をしながら、
明るい光に目を向けて
努力していくだけの人生。

そう感じていた昨日、
母が入院している病院から
連絡が入り、
「お母さんが、少しずつではありますが、
 1人で歩けるようになりました。」
とのこと。

今では、
生存率3割以下の難病から
劇的な回復をみせた母の
日々の様子が
希望の光となって
姉弟5人の心の支えと
なっています。

そして、周囲を見渡せば、
本当に清々しいほどの
純粋な心を持った人たちが
近くでも、遠くでも
僕たち家族を見守り、
応援して下さっています。

これほど、有難く、
嬉しいことはありません。

激動の、本当に激動だった
2008年も
今日で終わり。

来年は、ようやく、
僕にとって
心の底から待ち遠しかった
希望に満ちた
明るい人生を切る
スタートの年です。

これまで続いた
負の経験、感情から
真正面から向き合って
逃げずに乗り越えてきた
人生だったからこそ、
ようやく、正、
明るい光に包まれながら
心穏やかな人生を
送る準備を
始めることができます。

心の底から、
どんな出来事からも逃げずに
向き合ってきて良かったな・・・と
感じています。

希望の光に包まれた
2009年・・・。

ようやく、僕も、
貧乏くじばかり引く人生から
卒業できそうです。

そして、何より、
長い文章が多いにも関わらず
いつもブログを
ご覧になって下さった皆さん、
本当に、ありがとうございました。

来年も、これまでと変わらず
霊的世界の通訳として
皆さんのお役に立てるような
色々な情報を発信していきたいと
思っていますので、
どうぞ、宜しくお願い致します。

みなさんにとって、
来年も、
実りある感情豊かな
1年でありますように・・・。

さっ、年末年始は、
実家の神社にて
参拝者の皆さんの
お出迎えや祭祀、
霊視セッション、
スピリチュアル講座など
盛りだくさんの内容で
新年を迎えますよ~!


*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、
 または会社(RBC)の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
 一切受け付けておりませんので、
 どうぞ、ご了承下さい。


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Posted by 山野本 竜規 at 03:08 │スピリチュアル&神社