RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年06月01日

ブス論。

ブス論。この魚、昨日、職場の仲良しメンバーと行った
咲島」というお店で頂いた赤ミーバイの刺身です。

やなかーぎー(*醜い顔)ですが、
高級品で、酢味噌で頂くと絶品でしたよキラキラ 

やなかーぎーの美味しい魚を食べながら、
楽しい仲間たちとゆんたくをしながら感じたのは、
「ブス!」「やなかーぎー!」
しっかり言える人って、素敵だなぁ~ということ・・・。

「いきなり、何を言い出すんだ!?」とビックリされた方も
いらっしゃるかも知れませんね・・・キョロキョロ

「ブス!」とか、「やなかーぎー!」(*沖縄方言)なんて、
普通、面と向かって、
特に女性に対して発する言葉ではありませんし、
一般的には、マイナス要素の強い言葉でもあります。

ちなみに、古典的な言葉、
雅語的表現では、、
「醜女」(しこめ)、「醜男」(しこお)と言います。

これは、日本最古の書物・古事記に出てくる
「よもつしこめ」と呼ばれる
黄泉の国の女の鬼や、
神様の呼び名の一部に使われている言葉でもあるんですよ。

「ブス」「やなかーぎー」「しこめ」「しこお」

まぁ、言い方は違えども、
言われて気持ちいいものではありませんよね・・・ダウン

だけど、そんな言葉でも
使う人によっては、
マイナス要素、マイナスのエネルギーを持った言葉から
愛情たっぷりの
温かいエネルギーに変わることもあるんです。

昨日は、月に一度開かれている
仲良しのラジオスタッフたちが集まって
美味しい食事と美味しいお酒を楽しむ会に参加して
本当に楽しい時間を共有してきました。

ブス論。

琉球舞踊や民謡のステージを楽しみながら
美味しい郷土料理に舌鼓を打ち、
お酒もすすんで(僕は飲めませんが・・・)
最高に居心地が良かったなぁ~。

途中で、ラジオスタッフの知り合いでもある
沖縄の伝統芸能の大御所で
テレビや舞台で活躍されている役者の當間武三さんがお店に来られていたので
ご一緒させて頂いたのですが、
この武三さんのトークが、面白過ぎて
ずっと笑いっぱなしだったんです・・・キラキラ 

僕は當間武三さんとは初対面でしたが
沖縄では知らない人がいないほどで
舞台の女形(おやま)から、琉球空手などの男役まで
マルチにこなすことができる数少ない役者さんです。

ただ僕は、これまで
武三さんの舞台を見る機会がなかったので
その凄さ、偉大さは、
スタッフや他の人たちから聞いている位で
昨日の初対面は、舞台から離れた、
「素」の武三さん。

舞台の武三さんは偉大過ぎて、
とてもじゃないけど
普通に接することなんてできませんが、
「素」の武三さんは、
とてもユニークで、
1人1人に対する気配りが完璧で、
何より人に対する優しさに溢れた方でした。

舞台が初対面じゃなくて、本当に良かったです汗

武三さんがいるだけで
その場の空気が楽しく、1つの輪になるような感じで
一気にお互いの距離が縮まって信頼関係ができ、
テンションが上がってくると、
武三さんの愛情溢れた毒舌トークが炸裂ですハート爆弾ハート

同席していた女性スタッフに
そこの、やなかーぎー!」(*勿論、やなかーぎーではないですよ。)
と愛情たっぷりの言葉をかけると、
スタッフは、嬉しそうにケタケタ笑って反撃に出たり、
とにかく1人1人を上手くいじって、落して
だけど、愛情に満ちた扱い方をするので
その場にいたメンバー全員、
益々、武三さんのことが好きになっていきます。

基本的に
愛情のある毒舌トークを展開する人は、
正直で素直で、真の優しさに満ち溢れた人です。

だから、どんな言葉でも、優しく感じます。

逆に、「やなかーぎー!」と面と向かって言うには
お互いの信頼関係が成り立ってないと
絶対に口にすることが出来ないはずです。

それを会って数時間のうちに、
愛情表現の1つとして使える武三さんの
心のオープンさ、人の心、空気を読む早さ・・・。
傍にいて、とても感心しました。

良い人柄と才能の両方が備わると、
ここまで幸せな空気を
作り出すことができる人になれるものなんですね。

だから、武三さんにいじられたり、落されたり、
「やなかーぎー!」と愛情たっぷりに言われたら
武三さんに気に入られた証拠、
もしくは、同じ空気を持った人だという証拠です。

きっと、僕が、こう言ったら、
「いやっ、いつも本音で言ってるよ!」と
笑って返されると思いますが・・・汗

こういった言葉を、
遠慮なく、愛情を込めて言い合える人がいる・・・ということは
本当に幸せなことかも知れません。

逆にいつも、
ひねくれた考え方しかできない
「性格しこめ」、「性格しこお」とは
直接本音を言わず、距離をとって
あたらず、さわらず関わらないようにするものです。

人の中身が、魂が、心が、生き方が醜かったら
いじりようも、落としようもありませんからねピース

そう考えれば、本当の
しこめ、しこお、やなかーぎー、ブスが
どんなものなのか、自然と見えてくるのではないでしょうか・・・。

武三さんも、そして僕が仲良くしている
周囲の大切な仲間たちも、
その基準をしっかり見極める人たちばかりです。

言葉というのは、時と場合によって、
そして使う人によって
良いエネルギーにも、悪いエネルギーにも変化します。

皆さんも、そして僕自身も、
そういった言葉や、生き方自体を
良いエネルギーに変換できるくらいの
人間力を身に付けていけたらいいですね!

それにしても、本当に、楽しい夜でした・・・ピース


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Posted by 山野本 竜規 at 06:04 │プライベート