2008年03月07日
本当に友達ですか?
「御守りに・・・」と、もらったものです。
お互い遠く離れて暮らしていて
いつも連絡を取り合う・・・という訳ではないけれど
それでも、しっかり意思疎通が出来ている
心強い友達です。
逆に、いつも仲良くつるんで一緒にいるだけが
本当の友達と言えるのでしょうか・・・。
先日の霊視相談で、そのように少し考えてしまう
出来事がありました。
相談者は、30代後半の女性。
入社以来、10年以上、会社で仲良くしていた
同僚でもある友達から最近、避けられている・・・ということで
深刻な表情で相談に来られました。
いつもの僕だったら、
「そんな下らないことで、わざわざ霊視相談に来るなよっ
」と
心の中で一蹴して
角が立たないように、丁重にお断りするところですが、
どうも、相談者の女性と会った時から、
その友達と思われる生霊の念を強く感じていたので
ちょっと居住まいを正して、
生霊、もとい、その同僚の女性の気持ちを聞き出してみることにしました。
生霊のことについては、
このブログでも何度かご紹介しましたが、
どうやら、まだまだ
おっかない言葉やイメージだけが独り歩きしているようです。
でも、生霊とは、
僕たち生きている人間が抱く様々な感情そのもののこと。
だから、別に怖いことも、忌み嫌うこともないんです。
ただ、亡くなっても、まだ
この世を彷徨う魂(未浄化霊)と違う点は、
未浄化霊の場合は、自分の気持ちを理解してもらえたり、
自分の間違いに気づけば、
すぐに魂の浄化の過程を辿る道を選ぶのに対し、
生霊の場合は、生きている人間が想いを発するが故に、
何度でも、何度でも、本人が意識していなくても
その想念を対象となる人に送り続けることになるので
ちょっと厄介でもあります。
今回の相談者の女性に
まとわりつくように傍から睨みつけていた女性は、
やっぱり同僚のようで
「あんたなんか、初めから友達でもなんでもない。」という
強い敵意が伝わってきたので、
正直に、その相談者にそのことを伝えました。
最初は、その相談者も、
何故、そのように思われているのか半信半疑でしたし、
「そんなことは、絶対にないはずです。」と答えたので、
更に、その生霊の気持ちに意識を集中してみると・・・。
「学校が、学校が・・・」
こういう時、僕たちは、生霊のクリアな言葉ではなく、
イメージや気持ちで見えない感情を感じ取るので
一瞬、何のことか分からないなりにも、
想像力をフルに回転させて、
そのキーワードが何を示しているのか考えなければなりません。
更に意識を集中すると・・・。
「悔しい・・・。私だって仕事が出来るのに・・・」
ここまで書いて、皆さんだったら、
この2人の間に何があったと、ご想像なさいますか?
霊能者は、よく通訳と言われていますが、
こういった見えない相手が発する
単純な感情とキーワードを元に
その背景で何が起こったのか、想像力を働かせて
言葉を選んで、相談相手に伝えていく・・・という
大変な作業をしているんですよ。
だから、こういった機転や直感が
人より敏感でないと
たとえ色々なエネルギー体から感情を受け取ったとしても
しっかり、分かりやすく相手に伝えられないものなので
日々の生活の様々な経験、そして、直感力が
全て、その人の霊視のセンスに影響する・・・という
責任重大な立場でもあるんです。
僕は、尋常でない悔しさと、「学校」というキーワードから
「もしかしたら、同じ歳でも、学歴の違いで待遇の差があるのでは・・・」と思ったので
相談者に聞いてみることにしました。
すると・・・。
憎しみを抱いていた女性は、高卒。相談者は大卒。
年齢は同じでも、高卒の女性の方が4年も先に入社し、
その後、後輩として大学を卒業した女性が入社。
年齢が同じだから・・・ということで仲良くしていたようですが、
高卒でキャリアがある女性よりも、
大卒でまだキャリアもない女性のほうが給料が良かったらしく、
そのことを、ずっと恨めしく感じていたようです。
勿論、相談者の女性は、大卒であることを自慢したこともないのですが
時々、話の中で、「大学時代は楽しかった」ということを
高卒の女性に言っていたようで、
それが、更なる憎しみの対象になっていたようです。
でも、10年以上、友達付き合いをしていて
何故、その相手の心の機微に気づけなかったのでしょうか・・・。
はたまた、一方的に恨みを抱いている女性も
何故、嫌いなら嫌い・・・と突き放さず、
我慢して仲良しのふりをしていたのでしょうか・・・。
相談者の女性には、とにかく、
今までの軽率な言動を、その人に謝罪するように
お伝えしました。
それで、相手が許してくれるか、くれないかは、相手次第。
でも、もし、僕だったら、
そんな子供じみた利害関係のある友情であれば、まっぴら御免。
こちらから離れていきますけどね・・・。
今、こういった上辺だけの希薄な友達付き合いをする人が
いい歳をした大人に、意外に多いんです。
本当の友達って、
いつも一緒に、仲良くつるむだけのものでしょうか・・・。
そんな友達付き合い、子供時代だけで十分です。
心から信頼し合える仲間や友達というのは、
いつも傍にいてくれるとは限りません。
むしろ、その逆で、
連絡も頻繁に取り合わなくても、遠く離れていても、
いざという時に、力になってくれる人たちこそ
本当の友達です。
だからこそ、友達と呼べるような相手は、
指折り数えるほどしかいないのが普通です。
友達付き合いだけでなく、
たとえ恋人であろうが、夫婦であろうが、家族であろうが、
そして職場の仲間であろうが、
いつもベタベタ、一緒にいるのが、仲良しという訳ではありません。
お互いの時間や立場を尊重して、
適度な距離感を保ちながらお付き合いできるのが
本当に相手を信頼する
大人の人付き合いです。
よく会社で
「あの人は、飲み会などの付き合いが良い」と言われる人がいますが、
僕は、決して、その人が仕事が出来る人だとは思っていません。
幅広い人脈を広げて、誰にでも愛されることは必要かも知れません。
でも、それも程度の問題です。
飲み会の席にはいつも出席して、
付き合いだけ良くて、それだけで、周囲の評価を得られた・・・と
勘違いをしているサラリーマンは、本当に多いのですが
これも、件の相談者の女性や、生霊のもとになっていた女性と
同じで、幼い考え方の人付き合いの仕方です。
人と人が向かい合ってお付き合いをするのですから、
上辺だけの付き合いなんて、必要な場合を除いては、
最初から考える必要ないと思いますし、
それこそ、相手に失礼です。
誰かと仲良くなりたいのであれば、少しずつでも
自分の信念や生き方を理解してもらえるよう努力するか、
それを理解してくれるような相手を選べばいいだけのこと。
類は友を呼ぶ・・・。
今、あなたの友達には、どのような人がいますか?
その人たちこそが、あなた自身の写し鏡だということ、
忘れないで下さいね。
*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
入社以来、10年以上、会社で仲良くしていた
同僚でもある友達から最近、避けられている・・・ということで
深刻な表情で相談に来られました。
いつもの僕だったら、
「そんな下らないことで、わざわざ霊視相談に来るなよっ

心の中で一蹴して
角が立たないように、丁重にお断りするところですが、
どうも、相談者の女性と会った時から、
その友達と思われる生霊の念を強く感じていたので
ちょっと居住まいを正して、
生霊、もとい、その同僚の女性の気持ちを聞き出してみることにしました。
生霊のことについては、
このブログでも何度かご紹介しましたが、
どうやら、まだまだ
おっかない言葉やイメージだけが独り歩きしているようです。
でも、生霊とは、
僕たち生きている人間が抱く様々な感情そのもののこと。
だから、別に怖いことも、忌み嫌うこともないんです。
ただ、亡くなっても、まだ
この世を彷徨う魂(未浄化霊)と違う点は、
未浄化霊の場合は、自分の気持ちを理解してもらえたり、
自分の間違いに気づけば、
すぐに魂の浄化の過程を辿る道を選ぶのに対し、
生霊の場合は、生きている人間が想いを発するが故に、
何度でも、何度でも、本人が意識していなくても
その想念を対象となる人に送り続けることになるので
ちょっと厄介でもあります。
今回の相談者の女性に
まとわりつくように傍から睨みつけていた女性は、
やっぱり同僚のようで
「あんたなんか、初めから友達でもなんでもない。」という
強い敵意が伝わってきたので、
正直に、その相談者にそのことを伝えました。
最初は、その相談者も、
何故、そのように思われているのか半信半疑でしたし、
「そんなことは、絶対にないはずです。」と答えたので、
更に、その生霊の気持ちに意識を集中してみると・・・。
「学校が、学校が・・・」
こういう時、僕たちは、生霊のクリアな言葉ではなく、
イメージや気持ちで見えない感情を感じ取るので
一瞬、何のことか分からないなりにも、
想像力をフルに回転させて、
そのキーワードが何を示しているのか考えなければなりません。
更に意識を集中すると・・・。
「悔しい・・・。私だって仕事が出来るのに・・・」
ここまで書いて、皆さんだったら、
この2人の間に何があったと、ご想像なさいますか?
霊能者は、よく通訳と言われていますが、
こういった見えない相手が発する
単純な感情とキーワードを元に
その背景で何が起こったのか、想像力を働かせて
言葉を選んで、相談相手に伝えていく・・・という
大変な作業をしているんですよ。
だから、こういった機転や直感が
人より敏感でないと
たとえ色々なエネルギー体から感情を受け取ったとしても
しっかり、分かりやすく相手に伝えられないものなので
日々の生活の様々な経験、そして、直感力が
全て、その人の霊視のセンスに影響する・・・という
責任重大な立場でもあるんです。
僕は、尋常でない悔しさと、「学校」というキーワードから
「もしかしたら、同じ歳でも、学歴の違いで待遇の差があるのでは・・・」と思ったので
相談者に聞いてみることにしました。
すると・・・。
憎しみを抱いていた女性は、高卒。相談者は大卒。
年齢は同じでも、高卒の女性の方が4年も先に入社し、
その後、後輩として大学を卒業した女性が入社。
年齢が同じだから・・・ということで仲良くしていたようですが、
高卒でキャリアがある女性よりも、
大卒でまだキャリアもない女性のほうが給料が良かったらしく、
そのことを、ずっと恨めしく感じていたようです。
勿論、相談者の女性は、大卒であることを自慢したこともないのですが
時々、話の中で、「大学時代は楽しかった」ということを
高卒の女性に言っていたようで、
それが、更なる憎しみの対象になっていたようです。
でも、10年以上、友達付き合いをしていて
何故、その相手の心の機微に気づけなかったのでしょうか・・・。
はたまた、一方的に恨みを抱いている女性も
何故、嫌いなら嫌い・・・と突き放さず、
我慢して仲良しのふりをしていたのでしょうか・・・。
相談者の女性には、とにかく、
今までの軽率な言動を、その人に謝罪するように
お伝えしました。
それで、相手が許してくれるか、くれないかは、相手次第。
でも、もし、僕だったら、
そんな子供じみた利害関係のある友情であれば、まっぴら御免。
こちらから離れていきますけどね・・・。
今、こういった上辺だけの希薄な友達付き合いをする人が
いい歳をした大人に、意外に多いんです。
本当の友達って、
いつも一緒に、仲良くつるむだけのものでしょうか・・・。
そんな友達付き合い、子供時代だけで十分です。
心から信頼し合える仲間や友達というのは、
いつも傍にいてくれるとは限りません。
むしろ、その逆で、
連絡も頻繁に取り合わなくても、遠く離れていても、
いざという時に、力になってくれる人たちこそ
本当の友達です。
だからこそ、友達と呼べるような相手は、
指折り数えるほどしかいないのが普通です。
友達付き合いだけでなく、
たとえ恋人であろうが、夫婦であろうが、家族であろうが、
そして職場の仲間であろうが、
いつもベタベタ、一緒にいるのが、仲良しという訳ではありません。
お互いの時間や立場を尊重して、
適度な距離感を保ちながらお付き合いできるのが
本当に相手を信頼する
大人の人付き合いです。
よく会社で
「あの人は、飲み会などの付き合いが良い」と言われる人がいますが、
僕は、決して、その人が仕事が出来る人だとは思っていません。
幅広い人脈を広げて、誰にでも愛されることは必要かも知れません。
でも、それも程度の問題です。
飲み会の席にはいつも出席して、
付き合いだけ良くて、それだけで、周囲の評価を得られた・・・と
勘違いをしているサラリーマンは、本当に多いのですが
これも、件の相談者の女性や、生霊のもとになっていた女性と
同じで、幼い考え方の人付き合いの仕方です。
人と人が向かい合ってお付き合いをするのですから、
上辺だけの付き合いなんて、必要な場合を除いては、
最初から考える必要ないと思いますし、
それこそ、相手に失礼です。
誰かと仲良くなりたいのであれば、少しずつでも
自分の信念や生き方を理解してもらえるよう努力するか、
それを理解してくれるような相手を選べばいいだけのこと。
類は友を呼ぶ・・・。
今、あなたの友達には、どのような人がいますか?
その人たちこそが、あなた自身の写し鏡だということ、
忘れないで下さいね。
*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
Posted by 山野本 竜規 at 06:36
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