RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年03月06日

霊能者である前に。

霊能者である前に。先日、本屋さんに立ち寄ったら
すぐに目に飛び込んできた本がこちら。

霊能者として、スター的な人気を誇った
イギリス人のドリス・コリンズという女性の
日々の記録を、本人が綴ったものです。

僕には分からない用語も沢山出てきますし、
独特の文章や表現、用語もあるので
全てを理解できたワケではありませんが
同じ役目を持つ者としては、とても参考になりました。


霊能者にも、色々な生き方や能力の分野があります。

ドリス・コリンズのように霊との通信が、
とてもクリアにできる
マスコミに登場するようなスター的な役割を果たす人もいれば、
僕のように本業を持ちつつ、
その傍ら、日々の霊視やブログで霊的世界の情報を発信していくタイプなど、
本当に、霊能者の生き方によって様々ですが、
共通しているのは、やっぱり
「1人でも多くの人が、この世を生きる意味を実感し、
 前を向いて進むことができるお手伝いをする
 霊的世界の道具である」ということ。

そのことを改めて実感しながら、本を読み終えたら
その直後、姉から連絡がありました。

先日、たまたま2人の姉が揃って実家に戻ってきていて
(姉弟4人全員、実家とは離れた場所で暮らしています。)
僕のところに電話をしてきたのですが、
この2人の姉も、霊的感性が発達し過ぎていて汗
家族6人のうち、父と姉2人、そして僕が
同じような役割を担っている霊能者一家でもあります。

電話は次女からで、
今、長女の右半分の体が冷え切っていて、
 どんなに治療をしても、なかなか治らないし
 本人も、何が影響しているのか分からないから、力を貸して欲しい・・・
」とのこと。

長女は、僕の父と同様、
霊視相談や心のヒーリングなどを本職としている
現役バリバリの霊能者でもあるので
どんな仕事でも同じですが、それなりの大変さもあるはず・・・。

その点、僕の場合は、本職がアナウンサーなので、
仕事の時はしっかり本職の仕事をし、
空いた時間を使って、霊視相談や勉強会、ブログ更新をして
正しい霊的世界の知識を普及させるための情報発信をしていますから、
体力、精神的にはギリギリですが、
まだ、気持ちの切り替えができやすい環境だと言えます。

そんな霊視漬け!?の毎日の長女ですから、
「この体調の悪さは、普通の体の不調ではなく、
 霊障が関わっているのではないか・・・。」と直感で分かっていましたが
なんせ、自分のこととなると、
たとえ霊能者だとしても、他の人の霊視とは違って
極端に分かりづらくなるものなので、
第3者である僕を通して、原因を調べたかったみたいです。

電話越しに霊視してみると、
1人の女性が寒さで震えながら、
「何故、私もここへ来たのか分からない」と訴えてきました。

どうやら、借金苦で入水自殺をした女性のようで
自殺する前に、心の辛さを紛らわすために
多くの見知らぬ男性と体の関係を持って
自暴自棄になっていたようです。

亡くなったあとも、心の寂しさを抱え、
誰かに分かってもらいたくて、ずっと彷徨っていました。

その女性は、
姉が、つい最近、霊視相談を受けた人に憑依していたのが視えて
姉のエネルギーの光の強さに惹かれて頼ってきていたので、
そのことを伝えると
「その相談者にも心当たりがある・・・」とのこと。

お金に苦労していて、お金のことがメインで
相談を受けていたようなので
似たような波長で引き寄せられた入水自殺の女性が
その相談者と一緒に、姉のところにやってきた訳です。

しかし、姉自身も、日々の霊視に追われ、
その未浄化の女性に頼られていることが分からず
体が冷え切って、体調不良になっていたのですが、
その女性の存在を意識した瞬間、
ピタリと、体の冷えも、こわばりも治まりました。

頼って来られていた女性は、
別に誰かを陥れようとか、悪さをしようなどと思って憑依していたのではなく、
「なぜ、自分がここにいるのかも分からない」と感じるほど、
とにかく自分の存在を誰かに分かって欲しくて
理解してくれるような、存在を認めてくれるような人を
探し続けていただけなんですよ。

その心の寂しさが和らげば、あとは、
自分自身の意思で、魂の浄化の過程を辿るために
努力していく力が出てくることでしょう・・・。

とにかく、姉には、「お勤め、お疲れ様でした。」と
労いの言葉をかけてあげたいですねふたば

これっ、本当に、よく勘違いされやすいですし、
先述のドリス・コリンズの本にも書いてあったのですが
人は、僕たちのような霊能者を、
いつでも、どこでも、霊視ができて、自分の人生のことも分かって
随分、得なんだろう・・・と思ってしまいがちなんです。

でも、どんなに悩める人の霊視ができる優れた霊能者であっても
自分のこととなると、
霊的世界とのコンタクトが取れても、
ほとんど情報を得られることができないものなんですよ。

そう考えれば、僕たちも、
日々、皆さんと同じように悩み、立ち止まり、迷いながらも
自分なりの答えを出して、前へ進んでいく
1人の弱さを持った人間なんです。

その弱さがあるからこそ、強く前に進もう・・・と思えるもの。

そして霊能力は、
人生を真剣に生きようとする人のために使うものであって、
自分を楽させるためや、たとえ他の人のためであったとしても
決して悪用はできないようになっています。

もし、それが出来る・・・という霊能者がいるのであれば、
その人はきっと、想念の低いエネルギー体に
操られている場合がほとんどです。

皆さんが、もし何かのキッカケで霊能者と出会う機会があったり、
相談しようとお考えでしたら、
是非、一人の人間として、
その人柄、心持ち、生き方をしっかり見つめて下さい。

人の生き方って、表情や雰囲気、話す言葉の端々に
全て表れます。

穏やかかどうか、生き方、考え方が謙虚かどうか、
厳しさの中の優しさがあるかどうか・・・。

だから、
「霊能者だから、ちょっと横柄な言い方するのも仕方ないのかな・・・」と
偏見や甘い目で見ずに、
しっかりと、一人の人間として
その人を見るようにしたら、騙されずに済むはずです。

霊能者である前に、僕たちも1人の人間である・・・という
当然のことを理解して頂ければ、
特別な目で見ることも、
怪しい宗教団体のように
誰か特定の人を崇めるような愚かな真似もせず、
個人対個人の理想的な関係が築けるはずなんです。

正しい霊的世界の知識が、少しでも多くの人に伝わるように、
そして、それを生かして、より良い人生を進めるキッカケ作りができるように
僕たち霊的世界の道具は、日々、
それぞれの立場で、頑張っています。

これからも、同じ役目を持つ者同士、
お互いを気遣いながら、日々のお役目を果たしていきたいと思っています。






*注*
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 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


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Posted by 山野本 竜規 at 06:10 │スピリチュアル&神社