2007年06月08日
雨は泣くほど辛かったけど・・・。
外を眺めてみると
空は、どんよりと曇っていて
梅雨特有の
生暖かい湿った風が頬を伝いました

寝ぼけ眼の状態で
ボ~ッと湿った風を受けながら
「雨の日に外で働く人も大変だろうなぁ~」と
ふと、僕自身の新聞配達員時代のことを
思い出していました

僕が大学に入学した13年ほど前は、
東京都内で一人暮らしをして、
大学4年間の学生生活を送るのに必要な金額は
平均で約1千200万円ほどかかる・・・と言われていました。
実際、そこまでの金額はいかないにしても
相当なお金が必要な訳で
僕の家には、そんな経済的な余裕はなかったので
その金額の全てを賄ってくれる代わりに
朝夕の新聞配達や集金業務を行う
「新聞奨学生」という制度を利用していました。
朝は2時半に起きて、朝7時頃まで新聞配達をし、
それから大学。
夕刊の配達も日曜日を除く毎日なので
午後3時までには作業場に戻ってきて夕刊配達。
月末には、約300軒ほどの集金業務があります。
だから、普通の学生さんのように、
サークルとか合コンとか部活とかバイトとか
長い夏休み、冬休み、春休み
そういったものは一切ありませんでしたし、
夕刊の時間に重なる
午後3時以降の興味のある授業や取得単位すら
なかなか思うように調整できず、相当、苦労しました。
大学4年になると、就職活動が入ってきますから
普段の学業と仕事に加えて、
夢だった放送局の就職試験の準備をするのも大変
時々、「普通の学生が羨ましいなぁ~」と思うことがありましたが
そんなこと考えたとしても、
実際は、お金のために、そして、何より強い自分作りのために
淡々と働かなければなりません。
そのように心が弱った時に限って、
配達中に大雨だったり、大雪だったり、台風だったり・・・
ということが重なって
そういった時は、普段は強がっている若者でも
心の底から泣きたくなるもので、
実際、大雨の配達中、こんな僕でも
切なくなって何度か、大粒の涙を流したことがあります


今、振り返ってみると、
あの時の雨は泣くほど辛かったですけど、
若いうちから、こういった貴重な経験ができたからこそ
ある程度、物怖じせずに堂々と自信を持って
自分の人生を歩むことができているのだ・・・と思っています
「人生、無駄な経験など何1つない。」
これは、僕がいつも心の中で思っていること。
現在、ナカトリモチとして色々な方の相談を受ける時、
こういった過去の経験も全て役に立っている場合も多く
逆に言えば、
「そんなこと位で悩むなんて、甘ったれるなっ
」と
喝を入れたくなる場合も多々ありますが
まっ、年齢、性別に関係なく
人には人それぞれの育ってきた環境や経験で
それぞれの心の成長の度合いがありますから
そういった人には、
早く色々な経験を重ねて欲しいな・・・と心から願いながら応対しています。
よく「つつがない人生を・・・」と人は願いますけど、
僕は、そんな人生、まっぴら御免です
嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも、楽しいことも
すべて受け止めながら山あり谷あり
一歩一歩、着実に歩いていく人生のほうが
きっと大変だろうけど、それでも、そっちのほうが大好き
長い梅雨が終わったら、
眩しいまでの太陽が降り注ぐ季節に突入です
その楽しみを慌てず待つのも、
また味わいのあるものですよ~
東京都内で一人暮らしをして、
大学4年間の学生生活を送るのに必要な金額は
平均で約1千200万円ほどかかる・・・と言われていました。
実際、そこまでの金額はいかないにしても
相当なお金が必要な訳で
僕の家には、そんな経済的な余裕はなかったので
その金額の全てを賄ってくれる代わりに
朝夕の新聞配達や集金業務を行う
「新聞奨学生」という制度を利用していました。
朝は2時半に起きて、朝7時頃まで新聞配達をし、
それから大学。
夕刊の配達も日曜日を除く毎日なので
午後3時までには作業場に戻ってきて夕刊配達。
月末には、約300軒ほどの集金業務があります。
だから、普通の学生さんのように、
サークルとか合コンとか部活とかバイトとか
長い夏休み、冬休み、春休み
そういったものは一切ありませんでしたし、
夕刊の時間に重なる
午後3時以降の興味のある授業や取得単位すら
なかなか思うように調整できず、相当、苦労しました。
大学4年になると、就職活動が入ってきますから
普段の学業と仕事に加えて、
夢だった放送局の就職試験の準備をするのも大変

時々、「普通の学生が羨ましいなぁ~」と思うことがありましたが
そんなこと考えたとしても、
実際は、お金のために、そして、何より強い自分作りのために
淡々と働かなければなりません。
そのように心が弱った時に限って、
配達中に大雨だったり、大雪だったり、台風だったり・・・
ということが重なって
そういった時は、普段は強がっている若者でも
心の底から泣きたくなるもので、
実際、大雨の配達中、こんな僕でも
切なくなって何度か、大粒の涙を流したことがあります



今、振り返ってみると、
あの時の雨は泣くほど辛かったですけど、
若いうちから、こういった貴重な経験ができたからこそ
ある程度、物怖じせずに堂々と自信を持って
自分の人生を歩むことができているのだ・・・と思っています

「人生、無駄な経験など何1つない。」
これは、僕がいつも心の中で思っていること。
現在、ナカトリモチとして色々な方の相談を受ける時、
こういった過去の経験も全て役に立っている場合も多く
逆に言えば、
「そんなこと位で悩むなんて、甘ったれるなっ

喝を入れたくなる場合も多々ありますが
まっ、年齢、性別に関係なく
人には人それぞれの育ってきた環境や経験で
それぞれの心の成長の度合いがありますから
そういった人には、
早く色々な経験を重ねて欲しいな・・・と心から願いながら応対しています。
よく「つつがない人生を・・・」と人は願いますけど、
僕は、そんな人生、まっぴら御免です

嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも、楽しいことも
すべて受け止めながら山あり谷あり
一歩一歩、着実に歩いていく人生のほうが
きっと大変だろうけど、それでも、そっちのほうが大好き

長い梅雨が終わったら、
眩しいまでの太陽が降り注ぐ季節に突入です

その楽しみを慌てず待つのも、
また味わいのあるものですよ~

Posted by 山野本 竜規 at 06:33│Comments(0)
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