RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2007年03月15日

春の雨。

春の雨。今日は、どういう訳か
午前5時過ぎに目が覚めました。

びゅーびゅーと風の音が聞こえるので
ベランダに出てみると
外は既にうっすら明るくなっていて
空を見上げると
雲の流れが、とても速い・・・。

それに、かなりしっとりとした感覚。

きっと、今日は雨なんでしょうね。


僕、どういう訳か、この雨が降る前の感覚が大好きなんです。

これは、子供の頃からだから、理屈で説明できるものではありません。

雨が降る前には、ちょっと湿った空気と風が頬を伝い、
少し荒立つ木々のざわめきと、
あの、独特の自然の匂いが
なんだかとても心地良いんです雨

学生時代の4年間、僕は新聞配達をしていましたが
雨や風は、配達員にとっては、とても疎ましいものでしたダウン

いつも以上に、新聞を丁寧に運ばなければいけないし、
濡れないようにパッキングする作業が増えたり
滑って転んだり、びしょ濡れになったり・・・と
いいことなんてほとんどありません。

だけど、時々、そう、ほんとっ、時々、
そんな疎ましく感じていた雨が大好きになる瞬間があったんです。

ちょっと暖かい、湿った空気と風に乗って
空から降ってくる春の雨。

そういえば、ちょうど12年前の今日、3月15日は、
高校を卒業したばかりの僕が実家を離れて
夢と希望を持って
新聞奨学生として勤務し始めた日でした。

緊張しながら迎えた勤務初日も春の雨。

先輩配達員の後をバイクで付いて行きながら
防水対策用のビニールに包まれた地図を持って
配達の順路帳とにらめっこしながら
配達していたのを思い出します。

そして、それから10日間連続、雨が降った記憶があり
最初のうちに雨には慣れっこになってしまいましたピースチョキ

そんな雨に降られながらも、時々、心地良く感じる不思議な感覚は
未だに忘れられません。

きっと、大自然を崇敬していた
農耕民族の日本人のDNAが
しっかりと体のどこかに残っているんでしょう。

とにかく、ワクワクする感覚になることがあります。

今日の雨も、きっと、そんな感じ。

僕にとって、この春の雨は
遠い記憶の懐かしさもあるんでしょうけど、
新しい出発や旅立ち、希望といった
前を向こうとする穏やかさの中にも、
勢いのあるエネルギーが
凝縮されているような気がしてなりません。

やっぱり、春の雨って大好きですキラキラ 


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Posted by 山野本 竜規 at 07:15 │プライベート