2006年06月09日
基本は白。

僕は去年一年間、神職になるための資格を取得するため、
三重県伊勢市にある皇學館大学の神道学専攻科というところで
神道学を学んでいました。
「一体、どういったことを勉強するの?」とよく質問されますが、
たとえば・・・。
古事記や日本書紀といった日本最古の古典講読や
雅楽、神社書道など一般教養に加えて、
「神社祭式及び同行事作法」という
所謂、神社における礼儀作法のような授業や、
実習を兼ねて実際の神社で奉職する内容まで
とにかくユニークなものばかりでした。
基本的に授業は、スーツにネクタイ着用・・・というイマドキ珍しい専門課程なんです。
その履修課程を修了した僕が
神社界に入って先ず驚いたのが、「基本は白!」だということ。
神社祭式の授業では、ほとんど正座で授業を聞き、
白衣・白袴の姿でおじぎの角度を何度も練習したり、
正座から起き上がるときの作法をやったり・・・と
普通ではなかなか分かりにくい礼儀作法、動作が無数に存在するのですが、
それを全てマスターし、試験に合格しなければ資格はもらえないんです
その白衣・白袴の下、つまり肌着も全て「白」。
「なんで!?」と疑問に感じても、全てがそうだから、僕達はただ、従うしかありません。
正直、白のパンツなんて小学校以来穿いたこともないし、
若ぶっている僕からしてみれば、下着としては「ダサい色」として認識していたので、
新しく購入するのも恥ずかしく、当時、一緒の専攻科で学んでいた
クラスメートたちと集団で、白パンツやシャツを購入したのを覚えています^^;
そういった経緯から最初は、「ここは軍隊か!?」
と思ってしまうほど
全ての着こなし、立ち振る舞いが詳細に決められていて
フツ~の生活を送ってきた僕からしてみれば、
未知の世界だらけの一年間だったと感じています。
最初は、恥ずかしいのとダサく感じるのと
複雑な気持ちが交錯していましたが
一年間、様々な実習をこなしていくうちに
「何故、白を着るのか。。。」という
素朴な疑問の答えが何となく分かったような気がしました。
それは
「全てを真っ白にして何事も謙虚に受け止めましょう」という
新しい環境に入る時や人と接するときの心構えだったんですね。
特に年齢を重ねていればいる人ほど色々な常識が邪魔して
「こんなのヘンだ!」って拒絶してしまうことが多いのですが
そこで止まったら、全ておしまい。
もう一度真っ白になってゼロから吸収するつもりで
謙虚に物事と向き合うことによって
その人の心が豊かになるキッカケができるものなのでしょうね。
それは仕事にしても、プライベートでも、人と接する時でも、全てのことに共通すること。
実は、琉球放送の採用試験を受けるとき、
僕はこっそり!?というか当然のようにスーツの下の下着は
「全て白!」だったんですよ。
余計な先入観を無くしたり、自分の心の基本に戻る意味を込めて
まっさらな気持ちで試験に臨みたかったので、そうしたのですが、
それが幸いしてかどうかは分かりませんが、
今、ありがたいことに、ここでお仕事をさせて頂いています。
そう、今では白下着は「ここ一番!」という時の、僕の必需品になっていたりします^^
俗に言う「勝負下着」ってやつでしょうか
入社式の時も白、初めてニュースを読んだときも白。
そして、今度は・・・。
自分でも今度はいつ、この白の下着が登場するのか分かりません。
「基本は白。」
いい心構えだと思いませんか?
雅楽、神社書道など一般教養に加えて、
「神社祭式及び同行事作法」という
所謂、神社における礼儀作法のような授業や、
実習を兼ねて実際の神社で奉職する内容まで
とにかくユニークなものばかりでした。
基本的に授業は、スーツにネクタイ着用・・・というイマドキ珍しい専門課程なんです。
その履修課程を修了した僕が
神社界に入って先ず驚いたのが、「基本は白!」だということ。
神社祭式の授業では、ほとんど正座で授業を聞き、
白衣・白袴の姿でおじぎの角度を何度も練習したり、
正座から起き上がるときの作法をやったり・・・と
普通ではなかなか分かりにくい礼儀作法、動作が無数に存在するのですが、
それを全てマスターし、試験に合格しなければ資格はもらえないんです

その白衣・白袴の下、つまり肌着も全て「白」。
「なんで!?」と疑問に感じても、全てがそうだから、僕達はただ、従うしかありません。
正直、白のパンツなんて小学校以来穿いたこともないし、
若ぶっている僕からしてみれば、下着としては「ダサい色」として認識していたので、
新しく購入するのも恥ずかしく、当時、一緒の専攻科で学んでいた
クラスメートたちと集団で、白パンツやシャツを購入したのを覚えています^^;
そういった経緯から最初は、「ここは軍隊か!?」

全ての着こなし、立ち振る舞いが詳細に決められていて
フツ~の生活を送ってきた僕からしてみれば、
未知の世界だらけの一年間だったと感じています。
最初は、恥ずかしいのとダサく感じるのと
複雑な気持ちが交錯していましたが
一年間、様々な実習をこなしていくうちに
「何故、白を着るのか。。。」という
素朴な疑問の答えが何となく分かったような気がしました。
それは
「全てを真っ白にして何事も謙虚に受け止めましょう」という
新しい環境に入る時や人と接するときの心構えだったんですね。

特に年齢を重ねていればいる人ほど色々な常識が邪魔して
「こんなのヘンだ!」って拒絶してしまうことが多いのですが
そこで止まったら、全ておしまい。
もう一度真っ白になってゼロから吸収するつもりで
謙虚に物事と向き合うことによって
その人の心が豊かになるキッカケができるものなのでしょうね。
それは仕事にしても、プライベートでも、人と接する時でも、全てのことに共通すること。
実は、琉球放送の採用試験を受けるとき、
僕はこっそり!?というか当然のようにスーツの下の下着は
「全て白!」だったんですよ。

余計な先入観を無くしたり、自分の心の基本に戻る意味を込めて
まっさらな気持ちで試験に臨みたかったので、そうしたのですが、
それが幸いしてかどうかは分かりませんが、
今、ありがたいことに、ここでお仕事をさせて頂いています。
そう、今では白下着は「ここ一番!」という時の、僕の必需品になっていたりします^^
俗に言う「勝負下着」ってやつでしょうか

入社式の時も白、初めてニュースを読んだときも白。
そして、今度は・・・。
自分でも今度はいつ、この白の下着が登場するのか分かりません。
「基本は白。」
いい心構えだと思いませんか?
Posted by 山野本 竜規 at 00:16│Comments(0)
│スピリチュアル&神社