2008年10月29日
3件と3軒。

今日のニュース担当の小林アナウンサーが
「山サン、ちょっと質問が・・・。」と
僕のところへやって来ました。
「3件」は、「さんけん」、「さんけ゜ん」、
どう読めばいいのでしょうか・・・。
ちなみに、「け」の右上にあるマルは、
鼻濁音という濁った音で、
より綺麗な発音にするための読み方です。
僕も、ちょっと考えてしまいましたね・・・。
「これまでの経験上、
なんとなく、3件は、普通に『さんけん』。
3「軒」の場合、『さんげん』だったような・・・。
でも、確信は持てないな・・・。」
ということで、
アナウンサーのバイブル、
アクセント辞典を引っ張り出し、
報道フロアにいた喋り手の皆さんに
お話を聞いてみることに・・・。
皆、「う~~ん。」と同じ反応。
すると、出てきました!

三件は、「さんけん」。
三軒は、「さんけ゜ん」。
やっぱり、調べてみるものです

何故、喋り手が
「三」という数字に敏感に反応するのかというと
この数字だけ、
特別な読み方をすることが多いからなのです。
新人の時に、よく注意されるのが
「3階」という読み方。
これは、「さんかい」ではなく
「さんか゜い」と読み、
鼻濁音で発音するのです。
物の数え方には、
このように読み方の決まり事があるので
喋り手は、
これを機に、もう一度、しっかり
数え方の読みを
復習しておかなければいけないな・・・と
実感した出来事でした。
日々、勉強ですなぁ~。
Posted by 山野本 竜規 at 19:01
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