RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
☆新しいブログは、こちら→ 続・ナカトリモチ日記 ←是非、ご覧下さい!☆

2008年10月15日

メッセージの受け取り方。

メッセージの受け取り方。2人の姉が来沖した時に、
このカードが、そっち(僕のところ)に
 行きたがっているから。
」と
持っていたものをプレゼントしてくれたのが、
写真のオラクルカードというもの。

色々な霊的世界からの
メッセージが書かれたカードを
1枚引いて、それを
日々の生活のサプリメントにするカードです。

まっ、和風な表現に置き換えると、
神社で引く、おみくじに書かれてある
御祭神の御言葉のようなものでしょうか・・・汗

とはいえ、
男性陣の皆さんだったら
この心情を理解して下さることかと思いますが
霊的世界からのメッセージを
カードで占うような方法、
どことなく、気恥かしいというか、
面倒というか・・・。

やっぱり、こういったカードは
女性が使うイメージが強いので
たとえ霊的世界の道具として
日々、色々な方に向けて
そのメッセージを通訳している僕でも、
これまでの人生で、
ほとんど目に触れたことが
なかったんです。

神社のおみくじは引くけれど、
占いのようなカードには縁がない・・・という
多くの男性諸氏と
全く同じ環境で育ちました。

それに、僕の場合、
霊視を通して
人様の色々な心境や、抱えている問題、
霊的世界からのメッセージを
受け取ることはできますが、
自分自身の悩みや、迷い、
人生の方向性というのは
いくら霊視して、霊的世界に問いかけたとしても
「なる時はなる。」「ならない時はならない。」
「自分自身で考えて決断して進みなさい。」と
なんともシンプルなメッセージしか
伝えてこられないんです。

つまり、霊的世界の通訳だからと言って
自分自身のことは分からないし、
人生、楽は出来ない・・・ということです。

ですから、普段から
人に頼ることも、
悩みを打ち明けて聞いてもらうことも
ほとんどしない僕なので、
こういう時に、オラクルカードは
非常に役に立つことが分かりました。

こういったカードは、
スピリチュアルマニアが利用するのではなくて、
普段は、あまり人に頼ることがない
自立した人にこそ、必要なカードなんだろうな・・・と
実感しましたね。

たとえ霊視をする機会がない方でも、
問題に対する答えを真剣に求めれば、
必ず何かしらの形で
返ってくるようになっています。

それが、神社のおみくじの場合もあれば、
このような、オラクルカード、
はたまた、偶然目にした新聞、雑誌、本、
ブログの文章、
耳にした人との会話、音楽など
色々な分かりやすい形で
霊的世界のエネルギーたちは
絶えずメッセージを送り続けているものです。

この時の注意点は、
どんなに大変な状況だったとしても
「どうして!?」「何故!?」「メッセージを下さい!」と
決して悲壮感を漂わせないこと。

こんな醜い心の状態だったら
受け取れるはずのメッセージも
気付かないまま、流れていってしまいます。

あくまで、なるべく
明るく、心穏やかに過ごすように
心がけましょう。

このカードをプレゼントしてくれた
姉たちに感謝キラキラ 

逆に、
「自分自身の霊視もできて、
 人生も思うように進んでいる。」と
自信を持って公言されている
霊能者やユタなどがいるとすれば、
それは、ただ傲慢なだけか、
霊的世界の勉強が足りずに
生きることを勘違いしているだけの人でしょう。

何故なら、
うまくいかない時期や
思い通りにいかないこと、
人との衝突、
目の前に立ち塞がる
様々な大きな壁、
そのような魂に負荷がかかるような
心苦しい状況に遭遇した時、
人は、色々迷って、悩んで、
それでも、一歩一歩前進していく過程にこそ、
生きている意義があるからです。

そして、程度の差こそあれ、
誰もが、そのような過程を経験してこそ
より優しく、強くなれるもの。

これまで、どれだけ大勢の方の
霊視をさせて頂いたのか
覚えていないほどですが
全ての方に共通しているのは
「そのようなプラス、マイナスの経験を
 しっかり体感して
 より輝く魂に成長したい・・・。」と
自らが望んで、この世に生れてきている・・・
ということです。

どんなに大変な人生だったとしても、
辛い人生だったとしても、
逆に、心穏やかで平和な人生だったとしても、
どちらの感情も、
しっかり魂に刻み込むために
人は、この世に生れて、
自分の人生を全うします。

このようにお伝えすると、
「では、今の、この不幸な状況は、
 生まれてくる前から、
 自分自身で決めてきたのですか?」と
質問される方も多くいらっしゃいますが
答えから先に言うと、
半分は正解です。

「宿命」と「運命」という言葉がありますが、
「宿命」とは、
この世に生れてきた時に
定められている環境のこと。

生まれてきた国、性別、容姿、家庭、
貧乏か、お金持ちか、
愛情に満ちた家庭か、その逆の家庭か・・・。

だから、子供の頃の環境というのは、
ある意味、変えることができません。

それでも、その環境を
「魂の向上のため」と自ら望んで
しっかり選んで生まれてきたのです。

これが、宿命。

では、その逆で「運命」というのは、
どういうものかというと、
これは、自分自身で、
いかようにも変えられるものなんです。

どの学校を選ぶのか、どの職業を選ぶのか、
どこに住むのか、
どのような人たちとお付き合いするのか、
結婚するのか、しないのか、
子供を作るか、作らないか・・・など
全て自分の意思で
決めることができます。

そして、あなたが今、抱えている
様々な問題のほとんどは、
「宿命」のものではなく、
冷静に考えてみれば
自分自身で生みだした問題が
ほとんどのはずです。

本当は、皆、
辛いことや悲しいことが起こった時、
「これは、生まれる前から定められていた宿命だ。」と
宿命の責任にしたいはずなのですが、
そうは、問屋が卸しません。

それが、たとえ
外部から起こったような問題だったとしても、
そして、それを
「自分ではなく、誰かの責任だ・・・」と
責任転嫁したかったとしても、
今、起こっている様々な問題は、
あなた自身が、自分で乗り越えなければいけない
問題であるからこそ、
目の前の大きな壁として
立ち塞がっているのです。

でも、ご安心下さい。

その壁と思える問題は、
実は、考え方1つ、誰かの優しい言葉の1つ、
環境の変化1つで
「大したことないな・・・。」と
どっしり構えることができるものなのです。

どんなに、
人生のどん底に感じている状況だったとしても
いつまでも、そのような状態が続くことは
絶対にありません。

必ず、何かのキッカケで
明るい方向へ進むことができるものです。

だから、今の、その状況を
素直に受け止めましょう。

「なんで!?」「どうして、自分だけ?」

気持ちは十分理解できますが
そういった
「自分だけが不幸気取り」の心境を
いつまでも抱えていたとしても
本当に苦しいだけですし、
そのうち飽きてきます。

そのような心の状態に飽きてきた時が、
本当の意味でのチャンス。

今度は、素直に、
今、置かれている状況を見つめることができる
心の余裕が生まれてくるのです。

不思議なことに、
視えない未浄化霊の方々が
「そろそろ、ここに執着しているのも疲れた。」と
浄化の過程を辿っていくのも、
このような心境に似ています。

人は、この世で生きていようが、
肉体が亡くなって魂だけの存在になろうが、
同じような心の経験を重ねて
少しずつ、魂の質を上げていくものなのです。

人の人生には、
生きていれば
本当に色々なことが起こります。

だけど、起こる全てのことに、
必ず意味があります。

そのことを深く考え過ぎる必要はありませんが、
その状況を素直に受け止めて
なるべく明るい心で
答えを求めれば、
必ず霊的世界からのメッセージが
色々な媒体を通して伝えられるものです。

だから、何度でも書きます。

どんなに辛いことがあったとしても、
自分が世界一不幸だと思い込んでいたとしても、
なるべく明るく、穏やかに、
人には優しく過ごせる
強さを身に付けて下さい。

それこそが、
本当の穏やかさ、優しさ、幸せを
引き寄せる、
一番の近道なのですから・・・ピース




*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。


同じカテゴリー(スピリチュアル&神社)の記事
花道。
花道。(2009-03-27 10:40)

霊視、開始。
霊視、開始。(2009-03-26 11:09)


Posted by 山野本 竜規 at 06:09 │スピリチュアル&神社