2008年10月06日
過去世の話。
これは、そこから先や、その部分が
「聖域になりますよ。」という
お知らせの意味があります。
鳥居や結界を実際に目の前にした時、
人は、居住いを正して、気を引き締めて
その中に入らせて頂いたり
目の前を通るものです。
人の人生にも、同じような時期があるものです。
先日、霊視相談に来られた歌い手さんの場合、
まさに、そのような表現がピッタリの
人生の転換期を迎えておられました。
僕が色々な方の霊視をさせて頂く際、
霊的世界からのメッセージ以外にも、
必要であれば、
その方の魂の記憶を辿った
所謂、過去世というものを
視せて頂けることがあります。
昨今のスピリチュアルブームで
「前世」とか「過去世」とか「ソウルメイト」など
言葉だけが一人歩きしてしまい、
その本来の意味を知らずに
ただの興味本位で
「私の前世は何ですか?」と
尋ねてこられる方が後を絶ちませんが、
何度も、このブログで書いている通り、
それは、愚問中の愚問です。
正直、前世や過去世なんて知らなくても
今、この世で生きていることに集中すれば良い訳ですし、
ソウルメイトが誰か・・・なんて
いちいち検索しなくても
今、目の前にいる、関わっている
全ての人が、良くも悪くも
何かしらのご縁がある人だ・・・と思えば、
全て納得いくはずです。
では、何故、霊視の際に、
霊的世界は、必要な人にだけ、
過去世や前世の魂の記憶を
霊的世界の通訳である
僕に伝えてこられるのでしょうか・・・。
過去世を
お知らせする必要がある方というのは、
「今、生きている中での
悩み、苦しみ、葛藤が
遠い過去の魂の記憶から
続いているものなのですよ。
だから、早く、それに気付いて
明るい人生に向かって生きていきましょう。」
という
霊的世界からの温かいメッセージが
込められているんです。
冒頭でご紹介した歌い手さんの場合、
6年ほど前から
やる気がなく、活動的になれず、
色々な病院の心療内科に通ったりして
うつ病や自律神経失調症の薬を
処方して飲み続けているのですが
全く治る気配がなく、悩んでおられました。
実は、ここ最近、
ニュースの仕事で
うつ病の講演会の取材に行ったのですが
「うつ病は、脳の病気で
必ず治るものであり、
決して、心の病気ではない・・・」ということを
専門医の方がおっしゃっていたのが
とても印象的でした。
その歌い手さんの場合は、6年間、
先が真っ暗な、心が辛い状態が
続いていたのですから
それは、それは大変だったと思うのです。
だけど、霊視させて頂くと
その方のエネルギーは、とても正常。
うつ病の方のエネルギーにありがちな
魂の委縮もありません。
では、何故、6年間も
鬱のような状態が続いていたのか・・・。
更に霊視を続けていくと、
時代絵巻のように
その方の過去世の映像が
映し出されました。
地域は、現世の国で言うと、
ブルガリアあたり、
とても暗い部屋で、
ただ、ひたすら誰かを待っている
女性の姿が視えます。
自分から何か行動を移す訳でもなく、
ただただ、うつむいて、溜め息をつきながら
時間が経つのを待っています。
どうやら、隣国での戦争に
兵士として夫が駆り出されて
それを止めることもせずに、
残されてしまった女性のようです。
「あの時、勇気を出して、『行かないで!』と
強く止めておけば、
今頃、こんなに寂しい想いをしなくて済んだのに。
もっと、勇気があれば・・・。
もっと、自分の意思が強ければ・・・。
もっと、自分の意見を伝える努力をしていれば・・・。」
とにかく、後悔の連続のまま、
その方は、48歳前後で、
その生涯を終えたようです。
亡くなる直前、その女性は、強く思いました。
「もし、次、生まれる機会があるのなら、
今度は、もっと、自分の気持ちを
しっかりと表現して、
後悔のない人生を送りたい・・・。」と。
霊的世界から
過去世を視せて頂ける時は、
このような時代絵巻というか、
人生の心の機微、縮図のような映像が
一瞬にして、僕に伝えられます。
過去世を視せて頂けるのは、
その過去の出来事が
今、生きている人生に、
何かしらの影響を及ぼしていて
生きる目的のヒントになるからなんです。
今回、相談に来られた歌い手さんの場合、
ご自身でも、
「もともと引っ込み思案で、
表に出るようなタイプではないのに、
どういう訳か、自然の流れで
人前で歌うような職業に就いてしまった。」と
おっしゃっていました。
歌を通して、自分の魂の声を表現し、
多くの人に心の癒しを与える
夢のある職業を自然と選ばれたのも、
後悔だらけの過去世の魂が、
「今度は、絶対に、自分の気持ちを
しっかり表現する。」と
強く願い続けてきた、
その魂の声を、無意識に感じ取って
進んでこられた道なのです。
僕が、何も知らずに
「○○さんが、過去世で、
女性として生きてこられた人生、
亡くなられたのが48歳前後なんですよ。」と
お伝えすると、
「私、今、48歳ですよ・・・。」と
かなり驚かれていました。
そう、僕が霊視で視せて頂いた
過去世の人生を終えた年齢と
今、相談に来られている方の年齢が一致する・・・
ということは、
どういう訳か、僕の場合、多いんです。
これは、どういうことを意味するのか・・・というと、
過去世で亡くなられた年齢前後に、
今、生きている人生にも
大きな波や、色々な出来事が起こりやすい・・・
ということなんです。
今回の場合は、
たまたま48歳という年齢だったのですが、
逆に言えば、
この48歳前後を境に、
今度は、暗い、後悔の日々を過ごしてきた
時代と決別し、
それを克服するために生れてきた今生で、
明るい方向を向くための
喜ばしい転換期でもあるんですよ・・・という
霊的世界からのヒントが
伝えられている・・・ということなんです。
うつ病のような原因不明の
心苦しさが続いた6年間は、
過去世で、
夫を戦地へ送り出したことへの
後悔の日々と同じ期間であったことが
分かりました。
だから、この方の場合、
今が、まさに、大きな人生の転換期。
気を引き締めて、居住いを正して、
暗い側面ばかり見てきた人生と決別し、
明るい光に向かって
進む時期なのです。
そのことを、そっとお伝えすると、
「なぜ、6年間も暗い迷い道に嵌ってしまったのか、
よく理解できました。」と
とてもスッキリされた表情で
自宅へと戻られました。
人は、生きていれば、
本当に色々なことがあります。
良いことだらけならいいのですが、
生憎、人は皆、
魂を鍛えるために、自らが望んで
この世に生れて出てきているので
魂のトレーニングマシンである
辛いこと、大変なこと、
苦しいこと、悲しいことも沢山あります。
その目の前の壁に直面した時、
「何故、こんなに辛い目に遭うの!?」
「どうして自分だけ!?」と
一方的に責め立てることは
本当に簡単なことですが
そこには、必ず、うまくいかない、
または、うまくいっては
いけない理由があります。
だけど、その理由を
まるでインスタントラーメンのように
「なぜ、今、こういう状況に置かれているのですか?」
「答えを下さい!」と
霊的世界のエネルギーたちに質問したところで
そんな都合の良い、自分勝手な質問には
何も反応はしないでしょう。
何故なら、
人は、理由が分からないなりに
もがきながら、苦しみながら、
一歩、一歩、着実に進んでいく
その過程にこそ、
生きている意義があるからです。
そして、過去世なんか知らなくても
今、この世を生きている
魂の目的、課題は、
おのずと自分で分かるもの。
それは、過去、同じような失敗を
繰り返して、何度も立ち止まったような
経験を思い出してみれば、
それが、あなたにとっての
魂の課題の1つです。
仕事でつまずく、人間関係でつまずく、
恋愛、結婚、友達、学校、ギャンブル、お金・・・。
人の数だけ、課題はあります。
だから、客観的に、
「自分は、ここが弱点だな。」と感じれば
そこを克服するためには
何をしなければいけないのか
おのずと考えるようになるはずです。
霊能者やユタ、宗教団体に
頼らなくとも、
勿論、過去世や
人生の目的、課題を知らなくても、
今、目の前にあることを
着実に一歩、一歩こなしていけば
それこそが、あなたが
しっかり生きている証、
魂が喜ぶ生き方なのです。
それでも、まだ、
過去世が知りたいですか?
過去世や、前世、魂の課題というのは、
本当に、必要な方だけに
必要なタイミングで届けられるものです。
そして、それを知ったところで
今の人生と、過去は別なので
やっぱり、目の前にある
その時間を
大切に生きていかなればいけません。
そろそろ、現実逃避型の過去世ごっこ、
夢物語ごっこ、ソウルメイトごっこは
終わりにして
現実の、現世の生活と
しっかり向き合って
生きていきましょう。
*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
まさに、そのような表現がピッタリの
人生の転換期を迎えておられました。
僕が色々な方の霊視をさせて頂く際、
霊的世界からのメッセージ以外にも、
必要であれば、
その方の魂の記憶を辿った
所謂、過去世というものを
視せて頂けることがあります。
昨今のスピリチュアルブームで
「前世」とか「過去世」とか「ソウルメイト」など
言葉だけが一人歩きしてしまい、
その本来の意味を知らずに
ただの興味本位で
「私の前世は何ですか?」と
尋ねてこられる方が後を絶ちませんが、
何度も、このブログで書いている通り、
それは、愚問中の愚問です。
正直、前世や過去世なんて知らなくても
今、この世で生きていることに集中すれば良い訳ですし、
ソウルメイトが誰か・・・なんて
いちいち検索しなくても
今、目の前にいる、関わっている
全ての人が、良くも悪くも
何かしらのご縁がある人だ・・・と思えば、
全て納得いくはずです。
では、何故、霊視の際に、
霊的世界は、必要な人にだけ、
過去世や前世の魂の記憶を
霊的世界の通訳である
僕に伝えてこられるのでしょうか・・・。
過去世を
お知らせする必要がある方というのは、
「今、生きている中での
悩み、苦しみ、葛藤が
遠い過去の魂の記憶から
続いているものなのですよ。
だから、早く、それに気付いて
明るい人生に向かって生きていきましょう。」
という
霊的世界からの温かいメッセージが
込められているんです。
冒頭でご紹介した歌い手さんの場合、
6年ほど前から
やる気がなく、活動的になれず、
色々な病院の心療内科に通ったりして
うつ病や自律神経失調症の薬を
処方して飲み続けているのですが
全く治る気配がなく、悩んでおられました。
実は、ここ最近、
ニュースの仕事で
うつ病の講演会の取材に行ったのですが
「うつ病は、脳の病気で
必ず治るものであり、
決して、心の病気ではない・・・」ということを
専門医の方がおっしゃっていたのが
とても印象的でした。
その歌い手さんの場合は、6年間、
先が真っ暗な、心が辛い状態が
続いていたのですから
それは、それは大変だったと思うのです。
だけど、霊視させて頂くと
その方のエネルギーは、とても正常。
うつ病の方のエネルギーにありがちな
魂の委縮もありません。
では、何故、6年間も
鬱のような状態が続いていたのか・・・。
更に霊視を続けていくと、
時代絵巻のように
その方の過去世の映像が
映し出されました。
地域は、現世の国で言うと、
ブルガリアあたり、
とても暗い部屋で、
ただ、ひたすら誰かを待っている
女性の姿が視えます。
自分から何か行動を移す訳でもなく、
ただただ、うつむいて、溜め息をつきながら
時間が経つのを待っています。
どうやら、隣国での戦争に
兵士として夫が駆り出されて
それを止めることもせずに、
残されてしまった女性のようです。
「あの時、勇気を出して、『行かないで!』と
強く止めておけば、
今頃、こんなに寂しい想いをしなくて済んだのに。
もっと、勇気があれば・・・。
もっと、自分の意思が強ければ・・・。
もっと、自分の意見を伝える努力をしていれば・・・。」
とにかく、後悔の連続のまま、
その方は、48歳前後で、
その生涯を終えたようです。
亡くなる直前、その女性は、強く思いました。
「もし、次、生まれる機会があるのなら、
今度は、もっと、自分の気持ちを
しっかりと表現して、
後悔のない人生を送りたい・・・。」と。
霊的世界から
過去世を視せて頂ける時は、
このような時代絵巻というか、
人生の心の機微、縮図のような映像が
一瞬にして、僕に伝えられます。
過去世を視せて頂けるのは、
その過去の出来事が
今、生きている人生に、
何かしらの影響を及ぼしていて
生きる目的のヒントになるからなんです。
今回、相談に来られた歌い手さんの場合、
ご自身でも、
「もともと引っ込み思案で、
表に出るようなタイプではないのに、
どういう訳か、自然の流れで
人前で歌うような職業に就いてしまった。」と
おっしゃっていました。
歌を通して、自分の魂の声を表現し、
多くの人に心の癒しを与える
夢のある職業を自然と選ばれたのも、
後悔だらけの過去世の魂が、
「今度は、絶対に、自分の気持ちを
しっかり表現する。」と
強く願い続けてきた、
その魂の声を、無意識に感じ取って
進んでこられた道なのです。
僕が、何も知らずに
「○○さんが、過去世で、
女性として生きてこられた人生、
亡くなられたのが48歳前後なんですよ。」と
お伝えすると、
「私、今、48歳ですよ・・・。」と
かなり驚かれていました。
そう、僕が霊視で視せて頂いた
過去世の人生を終えた年齢と
今、相談に来られている方の年齢が一致する・・・
ということは、
どういう訳か、僕の場合、多いんです。
これは、どういうことを意味するのか・・・というと、
過去世で亡くなられた年齢前後に、
今、生きている人生にも
大きな波や、色々な出来事が起こりやすい・・・
ということなんです。
今回の場合は、
たまたま48歳という年齢だったのですが、
逆に言えば、
この48歳前後を境に、
今度は、暗い、後悔の日々を過ごしてきた
時代と決別し、
それを克服するために生れてきた今生で、
明るい方向を向くための
喜ばしい転換期でもあるんですよ・・・という
霊的世界からのヒントが
伝えられている・・・ということなんです。
うつ病のような原因不明の
心苦しさが続いた6年間は、
過去世で、
夫を戦地へ送り出したことへの
後悔の日々と同じ期間であったことが
分かりました。
だから、この方の場合、
今が、まさに、大きな人生の転換期。
気を引き締めて、居住いを正して、
暗い側面ばかり見てきた人生と決別し、
明るい光に向かって
進む時期なのです。
そのことを、そっとお伝えすると、
「なぜ、6年間も暗い迷い道に嵌ってしまったのか、
よく理解できました。」と
とてもスッキリされた表情で
自宅へと戻られました。
人は、生きていれば、
本当に色々なことがあります。
良いことだらけならいいのですが、
生憎、人は皆、
魂を鍛えるために、自らが望んで
この世に生れて出てきているので
魂のトレーニングマシンである
辛いこと、大変なこと、
苦しいこと、悲しいことも沢山あります。
その目の前の壁に直面した時、
「何故、こんなに辛い目に遭うの!?」
「どうして自分だけ!?」と
一方的に責め立てることは
本当に簡単なことですが
そこには、必ず、うまくいかない、
または、うまくいっては
いけない理由があります。
だけど、その理由を
まるでインスタントラーメンのように
「なぜ、今、こういう状況に置かれているのですか?」
「答えを下さい!」と
霊的世界のエネルギーたちに質問したところで
そんな都合の良い、自分勝手な質問には
何も反応はしないでしょう。
何故なら、
人は、理由が分からないなりに
もがきながら、苦しみながら、
一歩、一歩、着実に進んでいく
その過程にこそ、
生きている意義があるからです。
そして、過去世なんか知らなくても
今、この世を生きている
魂の目的、課題は、
おのずと自分で分かるもの。
それは、過去、同じような失敗を
繰り返して、何度も立ち止まったような
経験を思い出してみれば、
それが、あなたにとっての
魂の課題の1つです。
仕事でつまずく、人間関係でつまずく、
恋愛、結婚、友達、学校、ギャンブル、お金・・・。
人の数だけ、課題はあります。
だから、客観的に、
「自分は、ここが弱点だな。」と感じれば
そこを克服するためには
何をしなければいけないのか
おのずと考えるようになるはずです。
霊能者やユタ、宗教団体に
頼らなくとも、
勿論、過去世や
人生の目的、課題を知らなくても、
今、目の前にあることを
着実に一歩、一歩こなしていけば
それこそが、あなたが
しっかり生きている証、
魂が喜ぶ生き方なのです。
それでも、まだ、
過去世が知りたいですか?
過去世や、前世、魂の課題というのは、
本当に、必要な方だけに
必要なタイミングで届けられるものです。
そして、それを知ったところで
今の人生と、過去は別なので
やっぱり、目の前にある
その時間を
大切に生きていかなればいけません。
そろそろ、現実逃避型の過去世ごっこ、
夢物語ごっこ、ソウルメイトごっこは
終わりにして
現実の、現世の生活と
しっかり向き合って
生きていきましょう。
*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
Posted by 山野本 竜規 at 05:23
│スピリチュアル&神社