2008年06月10日
人生の中休み。
昨夜から今朝にかけて、窓を開けていると
心地良い南風が部屋の中を吹き抜けていき
とても快適な夜風の中、グッスリ眠ることができました。
湿度は若干高めですが、
梅雨の中休み・・・といったところでしょうか。
人の人生の中にも、こういった中休みは
必要だと思います。
僕は、これまで仕事で各分野で活躍されている
色々な方のインタビューをさせて頂きましたが
「なんだか分からないけれど、凄い人だな・・・。」とか
「とても良い空気を持っている人だな・・・。」と
初対面で、パッと見ただけで誰もが分かるくらいに
すぐに、その人の凄さ、人としての豊かさなどが
雰囲気として滲み出ている方もいらっしゃいます。
人の顔の表情にしても、雰囲気にしても、
本人が思っている以上に
特に歳を重ねれば重ねるほど、
その人の生き方が
エネルギーとして表れるものです。
そして、
「この人は、どんな生き方をしてきた方なのかな・・・。」と
不思議に感じながらも、
色々話していくうちに
今、活躍されている分野、立場に辿り着くまでには
沢山の失敗を繰り返しながら、
順風満帆とは言えない状況を何度も経験しながら、
現在に至っている・・・というパターンの方が
多いような気がします。
だから、おおよそ立派な方、人間力のある方というのは
「自分の力だけでは、ここまで辿り着けなかった」
「周囲の人のお陰」という純粋なまでの謙虚さがあるので
決して横柄な態度をとったりしません。
だから、あなたの周囲にいる人を見渡せば一目瞭然ですね。
歳をとっていようが、いなかろうが、
男性だろうが、女性だろうが、
横柄な態度をとる人は、それだけの器の小さな、
魂が未熟な人だということです
適当にスルーするのが得策でしょう
そして、その逆の立派な謙虚な方々の共通点に、
「人生の空白の時代がある」というものがあります。
とある有名な歌い手さんの場合は
デビューと同時にヒット曲に恵まれ、一旦落ち着いたあと、
長く低迷の時代が続いて
その後、またヒット曲に恵まれる間の数年間、
プロフィールにも、その間の活動が
全く書かれていないことがあります。
僕は、こういう時、
「あぁ、この方は、誰にも語ることがない
この空白の時代に、
とても貴重な人生勉強を沢山積まれてこられたのだな・・・。」と察して
お話を進めることがあります。
空白の時代・・・。
それは、人生の中では低迷していて、
何をやっても上手くいかない時期、
または、何をやっていたのか他の誰も分からない時期、
ただひたすら苦しんで、もがいて、
その情けない姿を人に見せることができないほど
自分らしくない時代でもあります。
だけど、その空白の時代を経験している人と
そうでない人では、あとになって、
人間力で雲泥の差が出てきます。
「あの人の噂、最近聞かないけれど、どうしたのだろう?」
「あの人、以前は勢いあったけれど、最近、泣かず飛ばずだね。」
周囲から、そう噂されている本人は、
表舞台にこそ出ていませんが
その何倍も水面下で必死に
水かきをして泳いでいる時期です。
心ない言葉や気持ちをぶつけてくる人に対する負の感情も、
思い通りにならない、うまくいかない人生の難しさも、
飽きてしまうほど繰り返される失敗の数々に
立ち向かいながら、
その中で、他の人がかけてくれた優しい言葉だったり
気持ちだったり、
自分の中にある純粋な想いを貫くことの大切さだったり・・・
ここでは書き尽くすことができないほどの
貴重な、本当に貴重な体験をしている時期でもあります。
これは、どんな人にも共通することです。
人生の空白の時代が存在するのか、しないのか・・・。
もし、僕が採用試験の人事担当者だったら
そういったプロフィールや履歴書から
一目で垣間見ることができない
その人の人生の空白の時代を
しっかり探すことでしょう。
そして、その空白期間で、何を学んで
どんな強さを身に付けたのか・・・。
直接聞くことはしなくても、その人から滲み出ている
エネルギーを感じて
人生の空白の時代に体験してた様々なことに
想いを馳せることでしょう。
会社勤めの人の場合、
勿論、ずっと同じ組織で働く人もいれば、
何度か転職してスキルアップを目指す人など
本当に様々な生き方がありますが、
辞表を出して、次の組織や新しい世界に飛び込む・・・という
経験をしてきた人間としては
個人的に人生のうちの一度や二度、
転職の機会があってもいいかと思います。
僕の場合、以前勤めていた放送局に5年勤めましたが
やるべきことはやり尽くした・・・という想いと
複雑な人間関係で
心身共に疲れ果ててしまっていたのがキッカケで
退職したのですが、
それからの数年間は、所謂、人生の空白の時代でした。
放送の仕事を続けていたり、神職資格を取得したり・・・と
色々なことはやっていましたが
他の人から見たら、
一体何をやっているのか分からない時期。
僕にとっては、
とても貴重な人生の中休みとなりました。
家族としっかり向き合う時間もできましたし、
本当にやりたいことは何なのか、
もう一度、しっかり考える良い時間でしたし、
家族や人の優しさもしっかり感じることができる
充電期間のようなもの。
そういった経済的、時間的余裕を与えてくれた人たちに
心から感謝しています。
勿論、「僕は今、こういう活動をしています!」と
ハッキリと胸を張って言えるものがない、宙ぶらりんの状態でしたから
もどかしい部分があったかと思いますが、
心が穏やかで、おおらかになった分、
「そのうち、ご縁があれば、自分に合った人や場所や仕事に巡り合うだろう」と
余裕を持って構えていました。
伊勢で神職の道に進むのか、それとも他の道に進むのか・・・。
気楽に過ごしていたら、今の会社の中途採用試験が行われ
現在に至っています。
自分自身、人生の空白の時代を過ごしてきて実感しているのは、
やっぱり以前に比べて格段に
他の人の心の痛みや苦しみが理解できるようになって
そっと心を寄り添えるようになったことでしょうか。
周囲の人に対する感謝の気持ちも、
勿論、その逆で
ダメ人間に対する厳しさも、
本当の優しさを以て接することができるようになりました。
だから、僕のブログは
普通の人以上に厳しいことが書いてあることも多いかと思います。
僕は、普段から直向きに前へ進んでいる人には
めちゃくちゃ甘いです。
・・・というより、そういう人たちに甘えてしまうこともあります。
だけど、そうでない人には
冷静に、厳しいメッセージをお伝えすることが多いと思いますし、
僕は自分から甘えようとも思いません。
それは、自分自身が歩んできた人生の中で
「甘えていい部分」と「甘えてはいけない部分」を
しっかり他の人に学ばせて頂いたお陰でもあります。
人生の中で、
「今、この時点で甘えてしまっては一生ダメになる・・・」と
感じた人には、
容赦なく厳しく接することもあります。
それも、これも、僕自身が
人生の空白の時代を、しっかり体感して
その大切さを、魂にしっかり刻みこんでいるからです。
もしかしたら、これからも
何度か同じような空白の時代が
訪れるかも知れません。
だけど、その時は、
素直にその環境を受け入れることでしょう。
あなたの人生の中に、
空白の時代は、ありますか?
それは、人生の中休みのようなものです。
そして、その空白の時代は、
自分が世の中の全ての人から忘れ去られてしまうような
孤独感や寂しさ、焦りがあるかも知れませんが、
決して無駄な時期ではありません。
何より、人の心の機微をしっかり学ぶ
何物にも代えられない貴重な時期です。
どうぞ、堂々と、その空白の時代を楽しんで
いつの日か、
「あの時は大変だったけど、いい時期だった。」と
言えるようになって下さい。
空白の時代がある・・・ということは、
これから先、
まだまだ人生を明るく謳歌できる・・・という証拠でもあります。
空白の時代がない人に比べれば、
本当に恵まれた充実した人生です。
今度、ブログをご覧になっている皆さんの中で
直接お会いする機会がある方がいらっしゃいましたら、
是非、お互いの空白の時代について
ユンタクしましょうね
*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
色々な方のインタビューをさせて頂きましたが
「なんだか分からないけれど、凄い人だな・・・。」とか
「とても良い空気を持っている人だな・・・。」と
初対面で、パッと見ただけで誰もが分かるくらいに
すぐに、その人の凄さ、人としての豊かさなどが
雰囲気として滲み出ている方もいらっしゃいます。
人の顔の表情にしても、雰囲気にしても、
本人が思っている以上に
特に歳を重ねれば重ねるほど、
その人の生き方が
エネルギーとして表れるものです。
そして、
「この人は、どんな生き方をしてきた方なのかな・・・。」と
不思議に感じながらも、
色々話していくうちに
今、活躍されている分野、立場に辿り着くまでには
沢山の失敗を繰り返しながら、
順風満帆とは言えない状況を何度も経験しながら、
現在に至っている・・・というパターンの方が
多いような気がします。
だから、おおよそ立派な方、人間力のある方というのは
「自分の力だけでは、ここまで辿り着けなかった」
「周囲の人のお陰」という純粋なまでの謙虚さがあるので
決して横柄な態度をとったりしません。
だから、あなたの周囲にいる人を見渡せば一目瞭然ですね。
歳をとっていようが、いなかろうが、
男性だろうが、女性だろうが、
横柄な態度をとる人は、それだけの器の小さな、
魂が未熟な人だということです

適当にスルーするのが得策でしょう

そして、その逆の立派な謙虚な方々の共通点に、
「人生の空白の時代がある」というものがあります。
とある有名な歌い手さんの場合は
デビューと同時にヒット曲に恵まれ、一旦落ち着いたあと、
長く低迷の時代が続いて
その後、またヒット曲に恵まれる間の数年間、
プロフィールにも、その間の活動が
全く書かれていないことがあります。
僕は、こういう時、
「あぁ、この方は、誰にも語ることがない
この空白の時代に、
とても貴重な人生勉強を沢山積まれてこられたのだな・・・。」と察して
お話を進めることがあります。
空白の時代・・・。
それは、人生の中では低迷していて、
何をやっても上手くいかない時期、
または、何をやっていたのか他の誰も分からない時期、
ただひたすら苦しんで、もがいて、
その情けない姿を人に見せることができないほど
自分らしくない時代でもあります。
だけど、その空白の時代を経験している人と
そうでない人では、あとになって、
人間力で雲泥の差が出てきます。
「あの人の噂、最近聞かないけれど、どうしたのだろう?」
「あの人、以前は勢いあったけれど、最近、泣かず飛ばずだね。」
周囲から、そう噂されている本人は、
表舞台にこそ出ていませんが
その何倍も水面下で必死に
水かきをして泳いでいる時期です。
心ない言葉や気持ちをぶつけてくる人に対する負の感情も、
思い通りにならない、うまくいかない人生の難しさも、
飽きてしまうほど繰り返される失敗の数々に
立ち向かいながら、
その中で、他の人がかけてくれた優しい言葉だったり
気持ちだったり、
自分の中にある純粋な想いを貫くことの大切さだったり・・・
ここでは書き尽くすことができないほどの
貴重な、本当に貴重な体験をしている時期でもあります。
これは、どんな人にも共通することです。
人生の空白の時代が存在するのか、しないのか・・・。
もし、僕が採用試験の人事担当者だったら
そういったプロフィールや履歴書から
一目で垣間見ることができない
その人の人生の空白の時代を
しっかり探すことでしょう。
そして、その空白期間で、何を学んで
どんな強さを身に付けたのか・・・。
直接聞くことはしなくても、その人から滲み出ている
エネルギーを感じて
人生の空白の時代に体験してた様々なことに
想いを馳せることでしょう。
会社勤めの人の場合、
勿論、ずっと同じ組織で働く人もいれば、
何度か転職してスキルアップを目指す人など
本当に様々な生き方がありますが、
辞表を出して、次の組織や新しい世界に飛び込む・・・という
経験をしてきた人間としては
個人的に人生のうちの一度や二度、
転職の機会があってもいいかと思います。
僕の場合、以前勤めていた放送局に5年勤めましたが
やるべきことはやり尽くした・・・という想いと
複雑な人間関係で
心身共に疲れ果ててしまっていたのがキッカケで
退職したのですが、
それからの数年間は、所謂、人生の空白の時代でした。
放送の仕事を続けていたり、神職資格を取得したり・・・と
色々なことはやっていましたが
他の人から見たら、
一体何をやっているのか分からない時期。
僕にとっては、
とても貴重な人生の中休みとなりました。
家族としっかり向き合う時間もできましたし、
本当にやりたいことは何なのか、
もう一度、しっかり考える良い時間でしたし、
家族や人の優しさもしっかり感じることができる
充電期間のようなもの。
そういった経済的、時間的余裕を与えてくれた人たちに
心から感謝しています。
勿論、「僕は今、こういう活動をしています!」と
ハッキリと胸を張って言えるものがない、宙ぶらりんの状態でしたから
もどかしい部分があったかと思いますが、
心が穏やかで、おおらかになった分、
「そのうち、ご縁があれば、自分に合った人や場所や仕事に巡り合うだろう」と
余裕を持って構えていました。
伊勢で神職の道に進むのか、それとも他の道に進むのか・・・。
気楽に過ごしていたら、今の会社の中途採用試験が行われ
現在に至っています。
自分自身、人生の空白の時代を過ごしてきて実感しているのは、
やっぱり以前に比べて格段に
他の人の心の痛みや苦しみが理解できるようになって
そっと心を寄り添えるようになったことでしょうか。
周囲の人に対する感謝の気持ちも、
勿論、その逆で
ダメ人間に対する厳しさも、
本当の優しさを以て接することができるようになりました。
だから、僕のブログは
普通の人以上に厳しいことが書いてあることも多いかと思います。
僕は、普段から直向きに前へ進んでいる人には
めちゃくちゃ甘いです。
・・・というより、そういう人たちに甘えてしまうこともあります。
だけど、そうでない人には
冷静に、厳しいメッセージをお伝えすることが多いと思いますし、
僕は自分から甘えようとも思いません。
それは、自分自身が歩んできた人生の中で
「甘えていい部分」と「甘えてはいけない部分」を
しっかり他の人に学ばせて頂いたお陰でもあります。
人生の中で、
「今、この時点で甘えてしまっては一生ダメになる・・・」と
感じた人には、
容赦なく厳しく接することもあります。
それも、これも、僕自身が
人生の空白の時代を、しっかり体感して
その大切さを、魂にしっかり刻みこんでいるからです。
もしかしたら、これからも
何度か同じような空白の時代が
訪れるかも知れません。
だけど、その時は、
素直にその環境を受け入れることでしょう。
あなたの人生の中に、
空白の時代は、ありますか?
それは、人生の中休みのようなものです。
そして、その空白の時代は、
自分が世の中の全ての人から忘れ去られてしまうような
孤独感や寂しさ、焦りがあるかも知れませんが、
決して無駄な時期ではありません。
何より、人の心の機微をしっかり学ぶ
何物にも代えられない貴重な時期です。
どうぞ、堂々と、その空白の時代を楽しんで
いつの日か、
「あの時は大変だったけど、いい時期だった。」と
言えるようになって下さい。
空白の時代がある・・・ということは、
これから先、
まだまだ人生を明るく謳歌できる・・・という証拠でもあります。
空白の時代がない人に比べれば、
本当に恵まれた充実した人生です。
今度、ブログをご覧になっている皆さんの中で
直接お会いする機会がある方がいらっしゃいましたら、
是非、お互いの空白の時代について
ユンタクしましょうね

*注*
このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。
Posted by 山野本 竜規 at 06:03
│スピリチュアル&神社