RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年04月10日

勧誘、一切お断り。

勧誘、一切お断り。新年度がスタートしたからでしょうか・・・。
ここ最近、やたらとブログのメッセージ欄を通して
精神世界や自己啓発系のセミナーの勧誘が
頻発していて、呆れている今日この頃です。

ハッキリ言って、僕は、霊能者ではありますが、
そういった類のセミナーには、一切興味ありません。

何故、常日頃から「精神世界マニアが大嫌い」と
公言している僕のブログを読んでいるにも関わらず
そういったことをするのか・・・。



また、これは、インターネット独特のコミュニケーションの弊害なのか
一度もお会いしたこともなくて、お互いの素性もよく知らない
初めてのメッセージの方でも、
いきなり「自分のブログのリンクを貼って下さい」と
お願いされることがありますが、これも、完全な筋違いです。

会ったことも、話したこともない人間を
いきなり何かのセミナーに勧誘したり、
突然メッセージを送ってきて
「自分のブログのリンクを貼って欲しい・・・」などと
一方的な依頼をしてくるなんて、
たとえ悪気がなく、純粋な気持ちだったり、善意だったとしても、
まず、人としての常識が欠けていますよね。

精神世界や自己啓発のセミナーに参加したり、
ブログのリンクのことを気にする前に、
人として、身に付けるべき
最低限のコミュニケーション能力や
礼儀というものを学んだほうが、
よっぽど、世のため、人のためになるのでは・・・と疑問に感じるような
残念なメッセージを送ってくる方が頻発していました。

ですから、そういった方には、一切お返事はしていませんし、
この場を借りて、毅然とお断りさせて頂きます。

物事には、順序というものがあります。

神社の参拝の際は、必ず鳥居をくぐる前に一礼して、
それから手水舎で手と口の禊(みそぎ)をし、
心を落ち着かせて、居住まいを正してから
ご拝殿の前に向かって、参拝をします。

人とのお付き合いも同じではないでしょうか。

初対面だったら、まず、お互いに挨拶を交わし、
不安ながらも、緊張しながらも、
相手がどういう人間で、
どういうことに興味があって、どんなことを嫌がるのか・・・。
そういったことを、理解し合うために
色々な努力をするものです。

そして、それができるまでには、
かなりの時間をかけなければいけません。

そこを勘違いして、
何でも積極的に、前向きに・・・と呪文のように唱えて(または、心の中で思って)
人の心の領域に土足で踏み込むようなことをする、
配慮が欠けた人たちが
こういった精神世界マニアや自己啓発系の団体、
そして宗教団体関係者に多いのですが、
何度も何度も何度も言うように、
僕は、そういった類の人種が、一番、ニガテなんです。

やりたければ、または信じたければ、
自分1人で勝手にやっていればいいのに、
周囲の人を巻き込むなんて、もっての他です。

どんな教義にしても、セミナーにしても、
きっと良い部分はあるのでしょう。
だから、それに関しては否定はしません。

だけど、それは、勧誘する人がそう感じるだけのことであって、
最終的に、その善し悪し、合う合わない・・・を判断するのは、
他の誰でもない、自分自身です。

これは、マルチ商法にハマっている人にも言えることなんですが、
「これだけ良い商品なのに、なんで買わないの?」と
ある種、悲壮感を漂わせながら必死に力説する姿を見ていると、
「そんなに良い商品なのに、なんで、悲壮感を漂わせて売っているの?」と
逆に聞き返したくなります。

「あぁ、所詮、あなたは、その程度の人だったんですね・・・。」

宗教やセミナーや自己啓発、マルチ商法など・・・
勧誘をする人が誰かに断られた時、
全てに共通する最後の捨て台詞は
おおよそ、こういったパターンです。

親切の押し売りをされるくらいだったら、
そして、人としての配慮に欠けた人たちから
「その程度」と思われるのであれば、
僕は、むしろ「その程度」と思われたことに誇りを持ちますよ。

こういった類のものにハマる人たちというのは、
心が、とても純粋ではあるのですが、
「自分で物事を判断する、決断する」という
人生を生きていく上で、
最も大切な部分が弱い人たちでもあります。

本来なら、自分で物事を決断し
自らの足で一歩を踏み出すべきことを
すべて他の人だったり、何かの教義だったり、商品などに頼って
自分自身の弱さを直視しようとしません。

いわゆる、完全な「依存体質」な人たちです。

霊能者の僕に、何か教祖的な
神秘的な幻想を持っていたり、期待をされている方も
このブログの読者の中にはいらっしゃるようですが、
僕は、精神世界マニアが大嫌いな、
超現実主義者でもあります。

だって、この世に生れて、
人と関わって生きているんですから。

勿論、霊的世界からのメッセージを
しっかりお伝えするお役目はありますが、
あくまで主体は、あの世ではなく、この世。

現実世界から逃避するためのスピリチュアルだなんて、
それこそ、心が弱い依存体質な人たちや
心を病んでいるような人の温床になりかねませんし、
しっかり、この世を生きようとしない人たちに
スピリチュアルだの、霊的世界だの、
語る資格はないと思っています。

僕が口癖のように
「人として・・・」と何度も繰り返すのは、
それだけ、常識が通用しない、
精神世界に対して勘違いをしている人が多いということなんです。

だから、霊的世界のメッセージを伝える
霊能者の僕ですら、
そういった勧誘は、「怪しい」「胡散臭い」「何か変」と感じてしまうのも
無理はありませんし、
これこそ、霊能者やスピリチュアルな世界に対する
偏見の元凶だと思うのです。

これでも、まだ、僕に何かを勧誘してきますか?

もし、それでも諦めきれないのなら、
もっと、現実を直視して、礼節をもって、
人としての常識をわきまえてから勧誘して下さい。

それでも、僕は、断り続けますけどね・・・あかんべー

この時期、そういった怪しい勧誘が頻発するようです。
みなさんも、くれぐれもお気をつけ下さいね。




*注*
 このブログのメッセージ欄を通して、または会社の電話を通しての
 霊視や個人セッション、勉強会の申し込み、質問、要望等は
 一切受け付けておりませんので、どうぞ、ご了承下さい。



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Posted by 山野本 竜規 at 06:19 │スピリチュアル&神社