RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年03月26日

人見知りでも、引っ込み思案でも・・・。

東京・上野公園の桜が咲き始めたようです。
昨日、僕の恩師でもある春日美奈子先生から
送って頂いた画像なのですが、
何度見ても、心がホッと和みますね。

いつも、自然と四季をしっかり感じて生活されている方なので
遠く離れていても、その優しい心遣い、
ここ南国・沖縄まで、しっかり届きましたよ。
先生、素敵な写真、ありがとうございましたサクラ

上野公園の桜は、僕も近所に住んでいたので
毎年見に行っていましたし、
寒くて長く感じる冬が、やっと終わって
心の底から「花春だなぁ~花」と実感する
僕にとっては、沢山の懐かしい思い出が詰まった
心弾む場所でもありましたピース

そう言えば、もう10数年前の話、大学に通う傍ら、
当時からあこがれていたマスコミ業界を目指すために
マスコミ専門学校に通っていて、
そこで恩師の春日美奈子先生と出会い、
今の僕がある訳ですが、
当時は、自分が、
まさかアナウンサーになって、人前で喋っているなんて
想像もつきませんでした。

先週、行われた就職フェアの講演の中でも、
「競争率の高い職種や、企業に採用されるには、
 昔から積極的に何かに取り組んだり、
 目立つ存在でないといけないんですか?」
という質問を受けましたが
僕は、「人見知りでも、引っ込み思案な人でも、大丈夫ですよ。」と
すぐに答えました。

だって、僕がそうですから・・・ピース

確か、専門学校に通っている頃の講義の中で
「桜のお花見の会場から、中継をしてみましょう!」という
いわゆる、実践形式の内容があって、
生徒である僕たちが、一人ずつ、みんなの前で、それを披露する・・・
というものがあったのですが、
僕は、ここで、大失敗した記憶があります。

順番が近づいてくるにつれ、極度の緊張に襲われ、
手のひらに汗は滲んでくるし、頭は真っ白になるし、
いざ、僕の順番になったら、
カメラも回っていない、教室の中での出来事なのに、
唇が震えて自分でも何を言っているのか、全く分からないほどの
お粗末な模擬・桜中継でした。

あの時、喋りのプロの春日先生からは、
どのような情けない姿に写っていたのでしょうか・・・汗

今、思い出しても、顔から火が出てくるくらい
恥ずかしい講義内容の数々だったのですが、
不思議なことに、クラスの中で一番、
模擬中継やフリートークが苦手な
アナウンサー向きではない学生が
アナウンサーになってしまったのですから、
これまた、人生というのは、
どこでどうなるのか分からないものです。

マスコミ業界を目指す学生というのは、
おおよそ積極的で、活動的で、あと饒舌(じょうぜつ)な人が多く、
きっとグループや集団ができれば、
自ら物事を率先して何かをやるタイプの人が多いような気がします。

でも、僕は、今も昔も、そういった
対外的に熱いタイプではありません汗

勿論、心の中には、しっかりとした芯の強さを
持ち合わせているつもりですが、
それは、自分自身や、
周囲の理解してくれる人だけが分かっていれば良いだけのことであって
わざわざ、それを外に出して見え見えのアピールをすることは、
何だか嫌らしい気がするので、今でも、こういった、
ちょっと裏表のある
アピール上手のタイプの人たちとは肌が合いません。

アピール上手だと、周囲の受けも良いし、
確かに会社でも優位な立場で
仕事を進めることができる場合が多かったり、
上司やスタッフに引き立てられて
仕事のチャンスも増えることもあります。

ただし、これは、
「仕事に限って」という条件付きです。

仕事のチャンスに恵まれている全ての人が、
生き方上手という訳でもありませんし、
心から幸せを実感して
生きているのか、どうかを心の眼で視てみると、
必ずしも、そうではありません。

これは、今までの霊視相談に来られた方をみても
一目瞭然です。

よく、仕事や社会人の心得を書いたハウツー本にも
「積極的に。」とか「うまくアピールするように。」などと
書かれている内容を見かけることがありますが、
それは、やりたい人だけが、やればいいだけのこと。

そういったやり方が出来ない人だって、沢山います。

僕は、全くそれが出来ないタイプ。

もしかしたら、世の中の大勢の人は、
他の人を押しのけてでも、自分が目立つために
上手くアピールできる人を見て
「なんで、あんな人に限って、上手くやっているのだろう。」
「世の中って、不公平だな。」と
複雑で悲しい想いをされていることのほうが多いのかも知れません。

諦める訳ではありませんが、
引き立てる側の人に本質を見抜く目がなければ、
そういったことも多々あるのが、この世の中です。

むしろ、物質的価値観だけ、見た目の良さだけに
価値を見出してきたような
今、社会のトップの中心にいる
団塊世代前後の人たちの場合は、それが顕著なので
その分、そういった本質を見抜く目を持ち合わせていない
上層部に振り回されている人たちは多いような気がします。

そして、その間違った方向性を受け継いでいる
50代、40代、30代の社会人も、どこにでも存在します。

そして、そういったことは、
今も、昔も変わりありません。

しかし、そんな現実を見て、
心を腐らせるか、腐らせないか、
自分の信念を貫くかどうかは、その人次第。

そういった心の本質を、しっかり見抜いて
温かく見守ってくれる人が必ずいるのも、この世の中です。

僕は、これまでの人生、
そういった人の本質をしっかり見抜くような
感性の優れた人たちに、いつも助けられてきました。

もし、学生時代、同じプロのアナウンサーの講義でも、
人の細やかな感性を見抜く春日先生ではなく、
別の先生だったら、
きっと、僕は、ここまで自信を持って
採用試験に臨むこともなかったでしょうし、
今の仕事をしていなかったのかも知れません。

そして、今の職場でも、
アナウンサーの仕事をしながら、堂々と霊能者だと公言できる、
またそういった部分を受け止めて下さる
理解ある人たちに恵まれている環境で働かせて頂いているので、
やっぱり、堅実に、正直に、自分の思う通りに生きてきて良かったな・・・と
実感しています。

人見知りでも、引っ込み思案でも、アピール上手でなくても、
あなたの良さを見抜いてくれる素敵な人は、
必ず、近くにいるものです。

そういった人に出会えるか、どうか、
または気づくか、気づかないかは、本人次第。

1つ言えることは、
どんな状況であったとしても、人の意見に惑わされず、
自分の信念をしっかり持って、自分らしい生き方が出来る人にこそ、
そういった心の理解者との出会いが
計算されたかのように、しっかり用意されているものです。

これから就職活動を控えている皆さん、
または、真っ只中の皆さん、
そして、社会人として、色々な現実の壁にぶつかって
ちょっと腐りかけていた皆さん、
もう一度、周囲を見渡してみて下さい。

きっと、あなたの近くには、
あなたの本質を見抜いて見守ってくれている
感性の優れた、心優しい人がいるはずです。

そういった心の本質を見抜くような、
感性の優れた人というのは、
もしかしたら、少ないのかも知れません。

だけれども、必ず、すぐ近くにいてくれるものです。

どうぞ、腐らず、諦め過ぎず、自分らしく、前へ進んで下さい。





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Posted by 山野本 竜規 at 06:13 │スピリチュアル&神社