RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2007年10月15日

ちばりよ!新人君。

昨夜、那覇市の繁華街で
雑居ビル火災があって
報道部の記者やデスクは
その対応に追われていました。

写真の様子は、深夜0時過ぎ頃。

パソコン画面に向かって一所懸命、
ニュース原稿を書いているのは
今年入社したばかりの
新人記者・桃原永(はるか)君

警察署からの最新情報を仕入れる為
携帯片手にパソコンとにらめっこ。


僕は、その後、桃原君が書いた原稿を持って
スタジオに入り、深夜のニュースを読みましたマイク

どんな企業でも同じですが
最初はどの部署の新人も仕事を覚えることで精一杯。

それぞれの仕事で
それなりの苦労があって大変なものですが、
放送局の場合、
同じ報道記者を経験している僕から見てみると
新人記者というのは、
特に精神的に鍛えられる職種だと思います。

報道部の記者でも、色々な分野の担当があって
おおよその新人が最初に所属するのが
「県警・司法記者クラブ」というところ。

いわゆる、突発の事件、事故、自然災害など
いつ、どこで、何が起こるか予測不能の出来事に常に気を配り、
何かあったら、一刻も早く、その現場に駆けつけ
なるべく的確な情報収集をして、ニュース原稿にまとめる・・・という
ニュースの最前線で
毎日が胃がキリキリと痛みそうな仕事内容です。

僕も、以前勤めていた放送局で報道記者として
この県警記者クラブに3年ほど所属していましたが
現場は、本当に大変。

深夜だろうが早朝だろうが寝ていても叩き起こされて
現場に直行しなければいけないし、
火災や事故現場では
感情的になっている関係者に怒鳴られることもよくあるし、
本社にいるデスクからは、
「原稿はまだかっ!?ニュースに間に合わないぞ!」と
プレッシャーをかけられるし・・・で
とにかく限られた時間内で的確な情報収集をして原稿を書く・・・という
冷静な判断と迅速さが求められます。

僕が過去に勤めていた放送局では
それに加えて1人取材が多く、
車の運転から始まって、重い機材を両手に持ち現場へ直行。
まずは、現場の様子を撮影して、それから取材、原稿書き、映像の編集・・・と
一人何役もこなすような仕事内容だったので
そういった意味では、
現場の大切さや大変さというものを
他局の報道記者より多く学べたような気がします。

きっと、新人記者・桃原君も
今が一番大変な時期だと思いますが、
これは報道記者なら誰もが通る道。

現場の取材から学べることは無数にあるので、
色々なことを吸収してもらえたらいいですね。

・・・といっても、その大変さは手に取るように理解できるので
無理はせずに
今は、一歩、一歩、着実に仕事を覚えていくしかありません。

僕も、「今、県警記者の仕事をしなさい!」と言われたら
正直、体が動くかどうか不安です・・・汗

RBCでは、有難いことにアナウンサーは
アナウンサーの仕事のみに集中できる環境にあるので
僕は僕で、テレビ、ラジオの色々な放送に貢献できるよう
正確な情報発信をしていきたいと思っています。

放送局と一概に言っても、
本当に色々な仕事があるものです。

どんな職種でも、その道のプロフェッショナルがいなかったら
組織というものは、成り立ちません。

特に今年入社してきた新人君たちは、
日々の仕事に邁進しながら、戸惑いながらも
それぞれのプロフェッショナルを目指して頑張っている最中です。

こういった輝かしい元気な姿に触発されて
僕たち中堅も、負けてられないなぁ~と頑張れるものです。

ちばりよ~、新人君たちピース


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Posted by 山野本 竜規 at 08:36│Comments(0)仕事
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