2007年06月06日
顔で笑って、心で泣いて。
ニュースキャスターの仕事をしていた時のもの。
どうやら番組本番前に、考え事をしていたのか、
それとも、ただ単にボ~っとしていたのか
今となっては謎ですが、
どんな職業でも同じように、僕たちアナウンサーも
たとえ辛い心境の時であれ
「仕事」となると、キリッと心を引き締めて
本番に臨まなければいけません

ここ最近、周囲のスタッフたちの中にも
仕事のことや、プライベートのことで落ち込んでいる・・・という人が多く、
どういう訳か、本人から直接
そのことを聞かされることが続いていました
アナウンス室の後輩・田久保っちもそう。
詳細は割愛しますが、ちょっと辛い出来事があったようで
それでも、その日は朝からテレビ番組の収録があり
カメラの前では、
いつものように振舞わなければいけなかったのですが、
彼にとっては、大変だけど、とても良い経験になったと思っています
テレビに出る、または、ラジオで声が電波に乗る・・・ということは、
実は、それだけでも本当に大変な作業で
その陰で、色々なスタッフたちが支えてくれた上で
放送の最終的な表現者、伝え手として
僕たちの役割があるわけです。
テレビやラジオを通して、多くの人と繋がっている
僕たちアナウンサーは、
どんなに疲れていても、嫌なことがあっても、気分が乗らなくても
本番スタートを知らせる
カメラのターリーランプや、ラジオスタジオの「OA」のランプがついたら
あとは、自分との勝負。
いつも通り心を落ち着けて、喋らなければいけません。
内容によっては、笑顔や笑い声や楽しそうな表情と声で
喋らなければいけない時だって、多々あります。
「顔で笑って、心で泣いて・・・。」
結構、辛い状況のときに用いられる、悲壮感漂う言葉ですが
僕は、むしろ、こういった経験も
人の心が一回り大きく、豊かに成長するには
必要なのではないかなぁ~と思っています
自分が抱え込んでいる
心の辛さや苦しさ、悲しさを、少しでも誰かに理解して欲しい・・・と思うのは、
人としての当然の情です。
だけど、そこをひとつ、グッ・・・と我慢して、
人のため、仕事のため、そして何より自分自身の心を鍛えるために
踏ん張って乗り切ると、
きっと、もっと広い心で周囲の人たちのことや
同じ悩みや辛さを抱えてきた人たちのことを
思い遣ることができるようになるはず・・・
勿論、我慢し過ぎるのは
逆に健全な心の状態を保つためには絶対によくないので
そういう時は、素直に甘えられる家族や恋人、親友などに
胸の内を吐き出すのがベストでしょうね
僕は基本的に、
人生の先輩や親友の意見を参考にすることはあっても
自分の人生のことで誰かに相談をする・・・ということがありません。
僕の尊敬するアナウンサーの先輩・今泉清保さんも
同じようなことをおっしゃっていました。
こんな意地っ張りな僕だって
悩みますし、迷いますし、誰かに助けて欲しい・・・と思うことはありますが、
どんなに自分以外の人に意見を求めたとしても
助言を求めたとしても、慰めを求めたとしても、
結局、最後は、自分自身で立ち上がり、前に進むしかありません
逆に言えば、そういった心持ちで
これまでの人生を歩んできたからこそ
ここまで自己責任で、自分の発言には自覚を持って
生きてくることができたのかも知れません。
顔で笑って、心で泣いて・・・。
言葉自体は、あまり気持ちの良い響きではありませんが、
そういった経験を重ねていくことによって見えてくる
様々な人の心の機微に触れるのも
また良いものかも知れませんよ~
仕事のことや、プライベートのことで落ち込んでいる・・・という人が多く、
どういう訳か、本人から直接
そのことを聞かされることが続いていました

アナウンス室の後輩・田久保っちもそう。
詳細は割愛しますが、ちょっと辛い出来事があったようで
それでも、その日は朝からテレビ番組の収録があり
カメラの前では、
いつものように振舞わなければいけなかったのですが、
彼にとっては、大変だけど、とても良い経験になったと思っています

テレビに出る、または、ラジオで声が電波に乗る・・・ということは、
実は、それだけでも本当に大変な作業で
その陰で、色々なスタッフたちが支えてくれた上で
放送の最終的な表現者、伝え手として
僕たちの役割があるわけです。
テレビやラジオを通して、多くの人と繋がっている
僕たちアナウンサーは、
どんなに疲れていても、嫌なことがあっても、気分が乗らなくても
本番スタートを知らせる
カメラのターリーランプや、ラジオスタジオの「OA」のランプがついたら
あとは、自分との勝負。
いつも通り心を落ち着けて、喋らなければいけません。
内容によっては、笑顔や笑い声や楽しそうな表情と声で
喋らなければいけない時だって、多々あります。
「顔で笑って、心で泣いて・・・。」
結構、辛い状況のときに用いられる、悲壮感漂う言葉ですが
僕は、むしろ、こういった経験も
人の心が一回り大きく、豊かに成長するには
必要なのではないかなぁ~と思っています

自分が抱え込んでいる
心の辛さや苦しさ、悲しさを、少しでも誰かに理解して欲しい・・・と思うのは、
人としての当然の情です。
だけど、そこをひとつ、グッ・・・と我慢して、
人のため、仕事のため、そして何より自分自身の心を鍛えるために
踏ん張って乗り切ると、
きっと、もっと広い心で周囲の人たちのことや
同じ悩みや辛さを抱えてきた人たちのことを
思い遣ることができるようになるはず・・・

勿論、我慢し過ぎるのは
逆に健全な心の状態を保つためには絶対によくないので
そういう時は、素直に甘えられる家族や恋人、親友などに
胸の内を吐き出すのがベストでしょうね

僕は基本的に、
人生の先輩や親友の意見を参考にすることはあっても
自分の人生のことで誰かに相談をする・・・ということがありません。
僕の尊敬するアナウンサーの先輩・今泉清保さんも
同じようなことをおっしゃっていました。
こんな意地っ張りな僕だって
悩みますし、迷いますし、誰かに助けて欲しい・・・と思うことはありますが、
どんなに自分以外の人に意見を求めたとしても
助言を求めたとしても、慰めを求めたとしても、
結局、最後は、自分自身で立ち上がり、前に進むしかありません

逆に言えば、そういった心持ちで
これまでの人生を歩んできたからこそ
ここまで自己責任で、自分の発言には自覚を持って
生きてくることができたのかも知れません。
顔で笑って、心で泣いて・・・。
言葉自体は、あまり気持ちの良い響きではありませんが、
そういった経験を重ねていくことによって見えてくる
様々な人の心の機微に触れるのも
また良いものかも知れませんよ~

Posted by 山野本 竜規 at 00:35│Comments(0)
│仕事
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