RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2006年11月20日

美智子さん、お世話になりました。

先週、RBCの元・アナウンサー
玉城美智子さんが永眠されました。

僕は美智子さんが亡くなる1週間前に
彼女と今度行われる朗読会に向けての
打ち合わせをしたばかりでした。

その時は、とてもお元気そうで
「今度の朗読会は趣向を凝らした
 構成だから、楽しみね~♪赤」と
いつもの快活な声と笑顔で
お話されていたのを
鮮明に覚えています。

僕は今年4月にRBCに入社したばかりなので、
玉城美智子さんが
現役でアナウンサーの仕事をしていらっしゃった姿を
知らないのですが、
今年9月、偶然、朗読会のイベントで美智子さんと
初めて出会ってからというもの
朗読についてのノウハウや、心構えなど
ほんの短い間に教わることも多くありました。

初めてお会いしたときの印象は、
「なんてバイタリティーのある、おばちゃんなんだろう。。。」(失礼かなぁ^^;)
というのが正直なところ。

ファッションも斬新で、髪の色も紫で、
とても華やか。
やっぱり、アナウンサーなんだなぁ~と思いました。

もともと物事を深く考えず
呑気でのんびりしている僕は
彼女のアクティブなパワーに
グイグイ引っ張られて導かれるかのごとく
「朗読」という新しい分野、
しかも、ずっと挑戦してみたかった分野に
自然と入ることができ
そして今度は、
「また新しい朗読のレパートリーを増やそう」ということで
美智子さんがお気に入りの朗読で
第一回・ふくふく童話大賞の最優秀賞・
「笛ふき太郎(たら~)」の台本を譲り受けたばかりだったんです。

「美智子さんの18番!?である
 笛ふき太郎を本人の前で僕が読んでいいのかなぁ~。」と
その時はとても恐縮していたのですが、
この台本が僕の家に送られてきたのが
美智子さんが亡くなる数日前。

もしかしたら、美智子さん、
ご自身の天寿を全うする時期を
ご存知だったのかも知れませんね。

ここ最近、お会いするたびに
「私は、一日、一日がとても貴重なの。
 時間も限られているんだから、やるべきことは今やらないと・・・。」と
常々、ご自身を奮い立たせるように
活発的に色々な活動をされていましたから。

告別式では、アナウンス室長の小山さんを始め、
箕田さん、土方さん、QABの比嘉雅人さん、
そして俊次さんや麻里子さんなど、
アナウンス室のメンバーが弔問に駆けつけ
僕も一緒に告別式の受付けのお手伝いをさせて頂きました。

RBCアナウンサーの後輩として
これから何ができるのか・・・。

少なくとも、美智子さんに託された
この「笛ふき太郎」の台本を
僕なりに解釈して自分色の朗読をして
一人でも大勢の人に心に残る「あたたかさ」を
残すことができるよう努力することでしょうか。

美智子さんは、
まるで竜巻のごとく僕の前に現れて
またすぐに僕の前から姿を消してしまった
不思議な方でしたが、
あなたがRBCの後輩たちに残した
数々の思い出や遺志は
しっかりと受け継いでいきます。

いつか、必ず美智子さんが「合格!!!」と
頷いて下さるような
笛ふき太郎を披露できるように僕も頑張りますね!

玉城美智子さん、お世話になりました。
そして、ありがとうございました。

これからは天国で
思う存分、いつものように若々しく
そしてアクティブに色々な活動に取り組んで下さいね!


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Posted by 山野本 竜規 at 02:02 │仕事