RBCアナウンサー山野本竜規の「ナカトリモチ日記」

神社の神職は神と人との間を取り持つ「ナカトリモチ」。 神職資格を持つRBCアナウンサー山野本竜規が、仕事の 裏側からプライベートまで日々の出来事を皆さんにお届けします。
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2008年07月13日

亡き友、コンサートに現る。

亡き友、コンサートに現る。亡き友、コンサートに現る。

昨日は、歌手の古謝美佐子さんのコンサートがあり
僕も、関係者の皆さんのご厚意で
参加させて頂けることになりました。

写真のTシャツは、コンサートのスタッフのメンバーが
着ていたもので、僕も当日、ご本人から頂きましたキラキラ 

昨日のコンサート、僕からしてみれば
「スピリチュアルな出来事だらけの
 素晴らしいコンサートだったなぁ~」と、
今でも胸の中がほんわかしています。

実は、つい最近、
古謝美佐子さんが子供の頃から
仲良くしていた大親友がお亡くなりになって
僕も、そのことは、職場のスタッフを通して聞いていました。

だけど、僕は、亡くなった直後の故人の霊視は
ほとんど行うことがありませんから、
(理由については、こちら
悲しみのどん底にいたであろう
古謝さんのことが心配だったとしても、
僕も、時間が経って辛さが和らぐのを
陰ながら見守ることしかできないで
コンサート当日を迎えました。

本番前、僕は、古謝さんのご主人で
一緒に音楽活動をされている
音楽プロデューサーの佐原一哉さんの楽屋で
(心がおおらかで、ユニークで、とても空気が良い方ですキラキラ 
有銘琴絵さんと、ラジオディレクターの尚美さん
ユンタクをしていたのですが、
ここで、不意に、見知らぬ、見えない訪問者が
僕の目の前に現れたのです。

楽屋は、とても広々とした部屋で
鏡が多く設置されていて
3人で館内インフォメーションの原稿読みの確認や
雑談をしている途中に
ふと遠くにあった鏡を見ると
紫色の和服ではない着物を着た
眼力のある、
男っぽい女性が立っているのが視えました。

とても、真面目な雰囲気で
ある種の潔さを感じるような、
「もう、これで大丈夫。」と言わんばかりの
何かを決意したようなエネルギーを放っています。

もちろん、この世の人ではないことは、
一目瞭然で
他の人たちを驚かせたり、怖がらせたりするのは
絶対にいけないので
僕は、黙って、その人が誰なのか
鏡のほうを見つめていました。

これからコンサートで唄う友に伝えて欲しいんです。
 私は、大丈夫。亡くなって肩の荷が全部降りたから
 みんなが思っている以上に、大丈夫。
 このコンサート、とても楽しみにしていて、
 これを聞いたら、向こうの世界に行く準備ができるから・・・。


きっと、この方は、
先日亡くなられた、古謝さんの親友なのでしょう。

僕はお会いしたことも、お話したこともありませんが
このように、わざわざ伝えてこられる・・・ということは、
相当、古謝さんのことを
気にかけておられたのでしょうね。

僕は、なるべく周囲の人に気づかれないように
霊視状態に入っていたつもりだったのですが
傍にいた尚美さんが、
「誰か来てましたか?」と、鋭い突っ込みを入れてきました。

「なんか、突然、山野本さんの表情が変って
 鏡のほうを見つめて、
 誰かと話しているような雰囲気だったので・・・。」

直観が鋭い人には、
どうやら、すぐに気付かれてしまうようですね汗

そして、そのことを、現場にいたスタッフや
佐原さんにお伝えすると、
じゃ、本番前に、本人に直接伝えましょう・・・ということで
古謝さんの楽屋に行って
そのことをお伝えしてきました。

ちょうど、メイク途中だったのですが、
その話を聞いているときでも、
とても気丈に振舞っておられて
「じゃ、○○は、コンサート会場にいるんだねぇ。」と
穏やかに笑っておられて、本番の時を迎えました。

古謝さんの歌声は、
大地のエネルギーを吸収して、天に届けるような
力強くて、だけど、とても優しい歌声で
満席の会場の観客も、
そのメロディーと歌に釘付けになっていました。

歌の途中、途中、
古謝さんと、佐原さんの夫婦漫才、
・・・ではなくて、楽しいトークがあるのですが
そこでは、普段の古謝さんの天然ぶりと
佐原さんの冷静でユニークなツッコミが絶妙で
会場は、笑いの渦。

そんな時、またしても、ステージ上に、
先ほどの古謝さんの親友が姿を現しました。

今度は、さっきのような真面目な眼差しではなく、
何かイタズラを企んでいるような
子供のような含み笑いを浮かべて
ステージの空いたスペースで、1人、踊っているんです。

子供が、飛行機を真似して
「ぶ~ん、ぶ~ん」と飛び回るように
両手を広げて、左右斜めに傾きながら
ステージ中を駆け回っています。

「大勢の観客の前で踊るチャンスなんて
 滅多にないさぁ~ねぇ~」と
1人で笑いながら、踊っている光景は
なんとも滑稽で、
僕1人、その姿に爆笑してしまいました。
(勿論、他の人には見えていないはず・・・汗

そんな調子で、古謝さんの亡くなられた親友は
コンサートの間中、
時々、ステージに現れては踊ったり、
古謝さんの傍で唄を聞いていたり・・・と
姿を現していたのですが、
極めつけは、会場にいた人全員が目撃してしまった
衝撃のラストのカチャーシーです。

沖縄のカチャーシーは、
結婚式や、お祝いパーティーなどで
最後、みんなで踊る賑やかなもので
地元では、恒例のものなのですが
さすがに、コンサート会場のステージまで上がってくる
観客はいません。

ところが、カチャーシーが始まると
一人の中年女性がステージに上がってきて
一心不乱に、ヘンテコでユニークな踊りを披露し
会場を沸かせました。

これには、ステージでメロディーを奏でていた
古謝さんや佐原さんを始め、
舞台袖にいた僕たちやスタッフたちもビックリキョロキョロ

その女性、顔はとても真面目なのに
踊りは大胆で、まるでストリップでもするのか・・・というくらいの
激しい勢いで
寝ころんで片足を上げてセクシーポーズをしたり、
上着を脱いで、
(まだシャツを着ていたので肌の露出はありませんでした・・・ホッ。)
お尻フリフリしたり・・・と
とにかく、やりたい放題。

すると、スタッフの間からは、
「あれ、亡くなった○○ちゃんだよ。」と、
どこからともなく聞こえてきました。

確かに、さっき、ステージで1人で踊っていた彼女が
観客の1人に憑依して踊っているのが見えます。

約3分ほどのカチャーシーの間、
この1人の女性、もとい、憑依した古謝さんの親友の
独壇場でした。

生前の彼女の様子を聞くと、
とにかく賑やかで、面白可笑しいことが大好きで
ぶっ飛んでいるところがあって
周囲を笑わせることが大好きな方だったそうです。

だけど、陰では相当の苦労人で
それを周囲には見せない真面目で、
芯のしっかりとした女性でもあったので
楽屋で僕の元にやってきた
彼女の雰囲気、姿というのは、
その素の状態だった・・・ということなんですね。

コンサートが終わって、
古謝さんが
「○○(親友の名前)だったら、あの勢いだと
 服脱いでブラジャーまで外すから
 ちょっと、おとなしめに踊ってくれて良かったさぁ~」と
とても楽しそうにお話されていたので
みんな、そこでも大爆笑。

もう、大丈夫です。

このコンサートをキッカケに、
彼女は、次へ向かうべき世界に
旅立つ準備ができたことでしょう。

これだけ、多くの人に笑われ、愛され、
想われているのですから、
これほど、幸せな旅立ちなんて
そう、滅多にあるものではありません。

亡くなった彼女も、きっと、そのことを
しっかり魂で感じ取ったのでしょう。

最後のカチャーシーを踊ったあと、
僕の心の眼で視ようとしても
すでに、その姿は、どこにもありませんでした。

こういった素敵なコンサートは、
あとにも、先にも、そうあるものではありません。

今回、友情や周囲の人への思いやりのような
感動の現場に
立ち会うことができたこと、
本当に嬉しくて、今でも胸の中が温かいです。

古謝美佐子さんのコンサートは、
言葉では言い尽くせないほどの愛情が
たっぷり凝縮された素敵なコンサートです。

もし、あなたの住んでいる地域で
古謝さんのコンサートが開かれることがあれば
是非、あなた自身の魂で
その愛情を感じてみられてはいかがでしょうか。

古謝さん、佐原さん、スタッフの皆さん、
昨日は、本当にお疲れ様でした。
そして、これからも、頑張って下さいね!


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Posted by 山野本 竜規 at 16:26 │スピリチュアル&神社